【台湾はマンゴーパラダイス】おうちでマンゴー食べ比べ選手権開催~♡ナビ的第二位は愛文マンゴー!じゃぁ、一位は……⁈
フルーツ屋さんで見つけた7種類のマンゴー。勝手にマンゴー祭をすべく、全部食べてみた!
こんにちは、台北ナビです。
台湾フルーツの王様といえばやっぱりマンゴー!台湾での楽しみのひとつですよね。台湾で有名かつ人気の高いマンゴーは愛文芒果(アップルマンゴー)ですが、台湾のマンゴーの品種は多種多様!
先日フルーツ屋さんに行ったら、7種類のマンゴーが同時に売られていたので、早速食べ比べ大会をおうちで開催!写真撮影→カット→写真撮影→メモ……とひとりでの食べ比べはなかなかハードでしたが、おうちの中がマンゴーの香りで満たされ、幸せ気分を味わえました!
個性豊かなマンゴーちゃんたち
6月中旬に、1軒のフルーツ屋さんで売られていたマンゴーをすべて試してみましたが、龍眼の香りがする「黑香芒果(烏香芒果)」や9月頃に旬を迎える「凱特芒果」などは見かけなかったので、食べ比べられませんでした。しか~し、7種類もあれば、もう十分!
では早速エントリー選手を購入した時の価格と一緒にご紹介します。
① 金煌芒果(49元/600g)台湾でかき氷のトッピングとしてよくのせられているのがこの『金煌芒果』。1966年、黃金煌という農夫が8年の年月をかけて作られた、「凱特芒果」と「懷特芒果」の交配種です。マンゴーの中では比較的大きく(パパイヤほどの大きさ)、皮は黄色。果実は弾力があり、繊維は少なく、口触りがいいのが特徴です。
② 玉文芒果(59元/600g)『玉文芒果』は愛文と金煌を掛け合わせた品種で、「金煌芒果」の大きさ、「愛文芒果」の香りと甘さと果肉の多さを持ち合わせています。どれくらい大きいかというと、1個で600~1200gほど。しかもマンゴー自体は大きいのに、種が占める割合はほぼ6%というから、果肉が多く、コスパが高い!糖度は愛文よりも高く、酸味は少ない傾向にあります。
③ 紅龍芒果(49元/600g)熟成した際にあでやかな赤色に色づくことから『紅龍芒果』と名付けられました。果肉はきめ細かく、ミルクのような香りがし、滑らかな舌触りで多くの人を魅了しています。糖度が高く、果汁量もたっぷり!しかし、育てにくいことに加え、皮が薄く運搬時に疵がつきやすいため、生産量は少なく、市場ではあまり見かけません。
④ 愛文芒果(69元/600g)台湾のマンゴーといえば、真っ先に思い浮かぶ『愛文芒果』。皮がリンゴのような赤色であることから、アップルマンゴーの別名も持っています。甘さとほんのりとした酸味のバランスが良く、食べ飽きることはありません。フルーティーな香りと濃厚な味わいで大人気です。
⑤ 西施芒果(89元/600g)『西施芒果』は、「貴妃芒果」と「土芒果」を接ぎ木して作られた品種です。強風が吹くと枝が折れてしまうほど、枝が柔らかいです。皮は薄くつややかで、滑らかな触り心地、そして繊細な果肉が、中国の四大美女「西施」のようであることから命名されました。見た目は細長い愛文芒果のようです。
⑥ 夏雪芒果(99元/600g)今、話題のマンゴーと言えば、「土芒果」を改良した『夏雪芒果』でしょう。「土芒果」と「愛文芒果」の香り、「金煌芒果」以上の糖度、「愛文芒果」の食感が一度に味わえることから、マンゴー界のLVとも称され、マンゴー界で新たに注目されています。果肉が厚く、繊維は少なめ。濃厚な香りも魅力的です。台湾で初めて特許を登録していて、価格も高めです。
⑦水蜜桃芒果(130元/600g)※この前再度フルーツ屋さんに行ったら90元になっていました!
「愛文芒果」よりちょっと長くなったような形をしている『水蜜桃芒果』。熟成すると桃のような香りを発することから、「モモマンゴー」という名前がついています。皮は黄色みがかった赤色をしていて、果汁多め。「愛文芒果」と遜色ないほどの糖度がありますが、あっさり爽やかな味わいです。
⑧土芒果(10元/個)青芒果(情人果)という砂糖漬けによく加工される『土芒果』。台湾のマンゴーの中で最も小さく、皮は緑色です。『土芒果』(「土」には土着のという意味があります)といいますが、1562年に台湾へ持ち込まれた品種で、南台湾の気候によく合っています。繊維が多く、果肉は薄いのですが、濃厚な香りと甘酸っぱい果汁がふんだんに味わえます。
あれ?と思われた方も多いはず。そうです。7種類と言いながらなぜ8番までエントリーしているのか……。それは、調べていくと『③紅龍芒果』と『⑦水蜜桃芒果』は同じ品種だったことが判明したからです。が~ん!1つのお店で同じ品種を違う名前で売らないで~。苦笑
そういえば、撮影の際、色は少し違うけど、形が似ているから細心の注意を払っていたのでした。そりゃ似ているよ、同じ品種だもの……。しかし、食べた感想はまるで違ったので、エントリー選手は8つのまま進めたいと思います!
いざ、実食!
金煌芒果
① 金煌芒果
淡白で香りも控えめの印象。「愛文芒果」の甘さが苦手という人にオススメしたい味でした。普段カットして食べるマンゴーよりも大きくて、種の場所を感じられず、種の周りに果実の1/3ほど残してしまいました……。カットにはまだまだ修行が必要ですね。まぁ、種についたマンゴーはそのままかぶりつけばいいだけの話だから、たいして大きな問題ではないんですけどね~!
玉文芒果
② 玉文芒果
とにかく大きいのに、種が小さい!大きい、大きいとは聞いていたけれど、ここまで果肉が取れるとは!カレー皿が埋まるほどの多さでした。でも……まだ熟れてなかったかもしれません。というのも、甘さが売りなのに、味が薄く感じたんです。真っ赤だし、蜜も出ていたのになぁ……。涙
紅龍芒果
③ 紅龍芒果
これも②の「玉文芒果」と同様、ブルームもなく、蜜も出ていて、結構熟れていたと思うけど、さっぱりあっさり……。今思えば、本来は熟成した際にあでやかな赤色になるはずだけど、ナビが買ったものは赤色にはなっていなかったですね……。反省。でも切る前の香りが強かったのはビックリ!そして、カットしやすいのが良いなと感じました。
愛文芒果
④ 愛文芒果
お馴染みの味で、これ、これ~!という安定の味。甘みが強くて香りも強~い!だけど、きちんと酸味もあるから、味のバランスがとてもいいように感じます。この食べ比べをするまで気づかなかったんですが、皮が剥きやすいんです。しかも種が小さいので、種の周りにキューブ型のマンゴーが取れました。味、香り、カットのしやすさ。もうやっぱり『愛文芒果』の牙城を崩すことはできないのかも……。
西施芒果
⑤ 西施芒果
細長い形状をしているからちょっと切りにくいけれど、つるんとした滑らかな食感がいいですね~。以前食べた時よりも、香りがちょっと弱い気がしたのは、「愛文芒果」を食べた後だからかな?あっさりさっぱりしていて、①の「金煌芒果」同様、「愛文芒果」の強烈な甘みと香りが苦手だなという人にオススメしたいです。
夏雪芒果
⑥ 夏雪芒果
超熟って感じの熟れ感で、包丁を入れた途端果汁が噴出してきたくらい、果汁の量がハンパありません。一般的には繊維は少ないと言われているのですが、繊維も多かったように思います。(なーぜーー?)『夏雪』という名前から爽やかな味をイメージしていたんですが、個性的で独特な味と香りにビックリ。熟した柿に味が少し似ているように感じました。
水蜜桃芒果
⑦ 水蜜桃芒果
名前に違わず、カットする前からモモのような香りが漂ってきました。ジューシーでしかも香りも強い!甘味も十分で弾力がある食感もいい感じ~♡「愛文芒果」ほどパンチはないのですが、いくらでも食べ続けていられるおいしさがあります。もしかしたら、1斤130元という高価な値段に引っ張られているかもしれませんが、もっと多くの人に食べてもらいたいくらい、おいしい~!
土芒果
⑧ 土芒果
知っていたけど、比べるとわかる、その繊維の桁違いの多さ。食べ比べのために強引にカットしましたが、『土芒果』は切るものではかじりつくものですね。食べにくいんですが、フルーティーな香りですっきりおいしい!結構お気に入りだったりします。
第3位 土芒果
食べにくさがピカイチの『土芒果』。だけれど、果汁の香りが群を抜いてさわやか!この爽やかさはほかのマンゴーにはないものです。早いものだと3月頃から食べられるので、メジャーところのマンゴーがまだ売られていない時期からマンゴーが楽しめるのも嬉しいです。
第2位 愛文芒果
すべてのバランスが良い『愛文芒果』。香り、甘み、酸味がいい塩梅なんですよね。しかも生産量も多いからか、品質も安定しているように思います。だから『愛文芒果』を買って失敗したと思ったことがあまりないような……。旅行中、確実においしいマンゴーを食べたいなら、『愛文芒果』を選ぶのがやっぱり安心です!
第1位 水蜜桃芒果(紅龍芒果)
いつまでも、何個でも食べたい……と思わさせてくれた『水蜜桃芒果(紅龍芒果)』。食べ時の『水蜜桃芒果(紅龍芒果)』は、モモとマンゴーのいいとこどりみたいな味と食感と香りです。しか~し、ナビもやらかしたように食べごろを逃すと、本来のおいしさを味わうことができませんので、ブルームがなくなり、蜜が出ているだけではなく、皮の色が赤く色づいているかにも注意を払って選んでみてください!
7種類のマンゴーを食べ比べてみると、どのマンゴーにも個性があって、人によって好みのマンゴーが違うんだろうなぁという印象でした。ナビのランキングは以上のようですが、多くの方の意見も聞きたいなぁと思いました。
コロナがおさまり、台湾への旅行が叶うようになったら、マンゴーの時期に食べ比べをしてみるのも楽しいと思いますよ!果物屋さんに行けば多くのマンゴーが売られていますし、ホテルでナイフを借りれば、簡単に実現します。是非次回の台湾旅行ではお気に入りのマンゴーを見つけてみてください!
以上、マンゴーの香りに包まれ幸せな気分が過ごせた台北ナビがお届けしました。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2021-07-09
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