名古屋の高級料亭「神楽家」さんが台湾へ進出して8年が経ちました。おめでとうございます!!台湾へ進出している日本のお店は少なくないんですが、入れ替わりの激しいSOGO忠孝館(白そごう)のレストラン街で8年間も営業し続けられているというのは、本当にすごいこと!
ナビが思うに、その人気の秘密その①は「日本感あふれる店内」
名古屋の伝統工芸「有松絞り」ののれんや「美濃和紙」のライトなど、名古屋愛があふれるお店に一歩踏み入れれば、その瞬間「日本に来た!」と思えます。
人気の秘密その②は「日本のおもてなし精神」
開店以来、大岩さんが支配人を務め、お店をきちんと管理しているから、台湾人スタッフにも名古屋の高級料亭「神楽家」の精神が伝わっています。だからナビはいつも日本ってこうだったよなぁ~と日本を思いながら、お食事を楽しんでいます!
人気の秘密その③にして最大の魅力は「日式ではない、本物の日本料理」
目で見て美しく、素材の持ち味を感じられる繊細な味付けを感じられるお料理は、一度食べると惚れてしまうはず!それに加えて小野寺料理長曰く、今は新型コロナウイルスの影響で日本へ行けない台湾人の声にこたえて、できるだけ日本の食材を多く使っているんだそう。そういう食べる人の心に寄り添ってメニューを作っていく思いも感じられるのがまたいいんです!
好きすぎて熱く語りすぎました……。ではここからは8周年記念セット「8週年特別套餐1188元」の内容をご紹介!ゆっくりコースを楽しんで欲しいということで、このコースの提供時間は11:00~14:00、18:00~ラストオーダー30分前まです。
碗物は「蛤と若芽お吸い物(蛤蠣若芽吸物)」!ナビはお吸い物を飲めば、そのお店のレベルがわかると考えているのですが、やはり「神楽家」さんのお吸い物はお出汁が丁寧にとられているのだろうなぁと感じる地味深い味。ぷりっとしちる台湾ハマグリから出る独特のうまみも最高!
「日本産黒鮪赤身と脂身食べ比べ(日本產黑鮪赤肉與腹肉)」のお造りは、台湾でも旬なのに敢えて日本産を取り寄せています。というのも日本産が食べたいという台湾の方々の声を受けてのことなんです。本マグロともいわれる黒鮪はそのとけるように甘い脂身が魅力ですよね。このお造りも口に入れた途端目を閉じて、しみじみと味わってしまいました。そして赤身の風味にも驚きました。本マグロの赤身ってこんなにもねっとりとしていて、甘みもあるんですね!
揚物は「胡麻豆腐揚出し(手作揚出胡麻豆腐)」!ナビ、揚げ出し豆腐が大好きでして、揚げ出し豆腐ってだけで十分嬉しいのに、その豆腐が手作りの胡麻豆腐ってどんだけの贅沢なんだろう……。トロリとした柔らかな食感、優しいゴマの風味……。幸せすぎ~♡
![]() |
![]() |
![]() |
焼き物は「鹿児島産A5黒毛和牛の葱巻き(鹿兒島產A5黑毛和牛蔥捲)」。つ~んと鼻に抜ける独特の葱の味と牛肉の甘味が同時に味わえました。葱巻の後に台湾パイナップルのコンポートを食べると、口がリセットされていい感じ!和牛のおいしさは語らなくとも多くの方が知るところ。ですが、まさか台湾パイナップルとの相性もいいとは!! |
いやはや、大満足~と思っていたところにやってきた「北海道産ななつぼし 味噌汁(七星米、味噌湯)」。台湾米だって十分おいしいんですが、もっちりとした食感とお米の甘味でお代わりしたくなった「ななつぼし」はもう規格外のおいしさでした。日本のご飯、うぅ~~、恋しい……。
そしてこのコースの〆はやっぱり「手作り葛切り(手作葛切)」!前回も熱く語りましたが、やっぱりこのつるんとした食感がいいんですよね。きな粉と黒蜜の取り合わせも懐かして、涙出そうになりました。ナビの日本ロス、深刻……涙
8周年記念セットを食べると必ず何かがあたるくじを引くことができます。なんと1等賞は1880元相当の刺身七品盛り合わせ!セットのお値段より高価~♪それ以外にも4月29日までですが、身分証に「8」が3つある方は身分証を持って2人以上で来店し、御膳を2セット注文すれば、鮭のお刺身を1人分プレゼントしてくれます。少し前に名前に「鮭」の文字が入っている人は無料キャンペーンが流行りましたが、神楽家さんは改名しなくても大丈夫~♪
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2021-04-26