誠品敦南店が2020年5月31日に閉店　お別れ記念イベント続々と開催予定

台湾の流行発信基地といって過言ではない誠品書店。その誠品を名実ともに牽引してきたのが東区に鎮座するこの敦南店です。

長年多くの人に親しまれていましたが、再開発のため建物の取り壊しが決定。誠品敦南店は2020年5月31日に閉店することになりました。1階には300冊の本を積み上げて作られたという閉店までを示すカウントダウン時計が設置されました。

閉店までにはアンティーク本のオークションも開催される予定で、1973年に画家の東山魁夷が川端康成のために装丁した「古都」の豪華本が出品されるそう。こちらは350冊しか印刷されなかった貴重なものだそうですよ。

歴史好きのナビを惹き付けたのは、台湾総督府専売局の書記だった立花寿が1936年に版画で台湾の郷土玩具を紹介した「版芸術」。日本統治時代の台湾文化が垣間見られる貴重な資料です。

また、京都のカバン店、一澤信三郎帆布の一澤信三郎氏による講演会が12月14日に行われるほか、12月10日から1月31日までは台湾オリジナル商品を含む展示販売会も開かれます。

このほか、人気タレントの黃子佼やLuluなど著名人がコレクトする品々を集めた展示スペースも期間限定で開催。

誰もが手軽に本を出版できるプリントオンデマンドを使って出版された書籍の展示もありますよ。

さらに、誠品会員の場合はお買い上げ200元以上でアプリを通じてプレゼントの抽選に参加可能。本1冊無料プレゼントや誠品行旅宿泊券、日本の誠品生活日本橋へ訪問できるチャンスもあるそうですよ～。

気になる誠品の今後ですが、敦南店の閉店後に敦南店の役目を代替する新店舗をオープンさせる予定。場所や規模などは未定ということですが、遅くとも2020年4月にも詳細を発表したいとしています。今後の誠品書店の動向が楽しみです。