陽岱鋼ファンミーティングスペシャルレポート

北海道日本ハムファイターズの陽岱鋼選手が、ふるさと台湾でファンミーティングを開催。台湾観光親善大使としての活動をレポートします!



こんにちは、台北ナビです。今日は12月5日に台北の天母棒球場で開催されたイベント「陽岱鋼ファンミーティング」の模様をお伝えします。まずは台湾のヒーロー・陽選手の紹介から。

台湾出身、いまや台湾と北海道のヒーローです。

陽岱鋼選手は台湾の台東出身のプロ野球選手。中学卒業後に日本の高校へと野球留学し、高校卒業となる2005年にドラフト1巡目で北海道日本ハムファイターズに指名されました。プロ5年目以降はレギュラーに定着。いまや新庄剛志選手がつけていた背番号「1」を継承する北海道のヒーローです。2013年のWBCでは台湾代表として、台湾チーム初の2次ラウンド進出に貢献し、1次ラウンドMVPを獲得。台湾に久しぶりの野球フィーバーをもたらしてくれました。

そんな陽選手は野球を通じて日台の架け橋となっているだけでなく、2013年に台湾のスポーツ選手として初めて台湾観光親善大使に就任。オンオフ問わずふるさと台湾の観光PRを積極的に行っているんです。昨年8月には札幌ドームで球団と台湾観光局によるイベント「陽岱鋼デー」も開催されたんですよ。
台湾観光親善大使の就任会見には、ファイターズのユニフォームで登場

台湾観光親善大使の就任会見には、ファイターズのユニフォームで登場

札幌ドームには台湾のゆるキャラたちも駆けつけました!

札幌ドームには台湾のゆるキャラたちも駆けつけました!


常々「日本のみなさんに台湾を訪れて、台湾の魅力をぜび知ってほしい」と語っている陽選手。そんな思いを形にしたのが、「陽岱鋼ファンミーティング」なんです。日本からはこのイベントを含めた陽選手ファン向けのスペシャル台湾ツアーが企画され、約30名のファンが来台。この日は台湾からも約30名の野球ファンが参加して、陽選手と触れ合う貴重な時間を過ごしました。ではさっそくイベントの詳細をお伝えしていきましょう。

ジェイ・チョウプロデュースのユニットCUGが登場

日本から来たファンの最年少は6歳の女の子、台湾ファンの最年少は9歳の男の子でした! 日本から来たファンの最年少は6歳の女の子、台湾ファンの最年少は9歳の男の子でした! 日本から来たファンの最年少は6歳の女の子、台湾ファンの最年少は9歳の男の子でした!

日本から来たファンの最年少は6歳の女の子、台湾ファンの最年少は9歳の男の子でした!

念入りにリハーサルしていたタレントの蛤仔。日本からのお客さんに対してすごく緊張していました

念入りにリハーサルしていたタレントの蛤仔。日本からのお客さんに対してすごく緊張していました

イベント開始前からリハーサルを行い、会場を盛り上げていた司会のタレント・蛤仔がまずは両国のファンに挨拶。「陽選手は日本球界ですばらしい成績を残し、今年も3年連続でゴールデングラブ賞を受賞、2年連続で札幌ドームMVPも受賞しました!そんな彼は台湾のことも忘れず、台湾観光親善大使になって日本の皆さんに台湾を紹介してくれています」と本日の主役について熱く紹介してくれました。ファンからは大きな歓声が上がります。また、日本から参加してくれたファンが、下は6歳のお子さんから上は77歳のご夫人まで、幅広い年齢層であることも発表されました。
ジェイ・チョウプロデュースのユニットCUG(嘻遊記)がデビュー曲を披露

ジェイ・チョウプロデュースのユニットCUG(嘻遊記)がデビュー曲を披露

続いてこの日のイベントを盛り上げるゲストアーティストの「CUG(嘻遊記)」が登場しました。CUGは台湾音楽界の大スター、ジェイ・チョウ(周杰倫)のプロデュースで11月25日に結成されたばかり。国内ではタレントとして有名な阿KEN(写真中央)、ジェイ・チョウ作品のMVにも頻繁に出演しているダンサーの雪糕、小麥が組んだユニットです。ジェイ・チョウファンにはおなじみの顔ぶれだと思います。
ドラマにバラエティに引っ張りだこの阿KEN。台湾のおすすめスポットは「華山文創園区。僕は静かな人だから」。ボケてるのかな?

ドラマにバラエティに引っ張りだこの阿KEN。台湾のおすすめスポットは「華山文創園区。僕は静かな人だから」。ボケてるのかな?

ジェイ・チョウのMVでもおなじみの小麥は「陽明山の夜景」が一押しなんだとか

ジェイ・チョウのMVでもおなじみの小麥は「陽明山の夜景」が一押しなんだとか

喋りまくる阿KENに押され気味のダンサー陣。雪糕(右)は士林夜市をプッシュしていました

喋りまくる阿KENに押され気味のダンサー陣。雪糕(右)は士林夜市をプッシュしていました



阿KENは「陽さん、すばらしい」と日本語を交えて陽選手の魅力を紹介。「台湾で一番かっこいい。芸能界にいなくてよかった!」と話して笑いを誘っていました。それぞれ台湾の好きなスポットを紹介した後は、デビュー曲の「夜店咖」を披露。ジェイ・チョウが作っただけあってキャッチーな曲でしたよ~。
キャッチーなヒップホップで盛り上げます

キャッチーなヒップホップで盛り上げます

いよいよ陽選手が登場!


CUGのパフォーマンスで盛り上がった後は、いよいよ陽岱鋼選手が登場!ユニフォーム姿とは違うカジュアルなスタイルで、一際体格の良さが目立ちます。この日は昼間でも気温13度と、台湾にしては寒さの厳しい日だったのですが、出演者の中でもとりわけ寒そうな陽選手の姿が印象的でした。
とにかく寒そうな陽選手。マイクの調子が悪かったので、急遽阿KENがフォロー

とにかく寒そうな陽選手。マイクの調子が悪かったので、急遽阿KENがフォロー




司会の蛤仔に「今年も好成績でしたね」と聞かれた陽選手は、「MVPを獲得できたのはお客さんのおかげです」と流暢な日本語で話した後、同じ内容を今度は中国語で台湾のファンに向けて話します。さらに来季の目標を聞かれると、「みんなにずっと言われて来たトリプルプレー(3割、30本塁打、30盗塁)を目指したい。でも個人よりまずはチームが優勝することですね」とこれまた日本語と中国語で力強く話してくれました。
マイク調整中は緊急記者会見のようになってしまいました

マイク調整中は緊急記者会見のようになってしまいました

無事にマイクが届きましたが…

無事にマイクが届きましたが…

とにかく寒そう!

とにかく寒そう!


つづいての質問は、印象に残るファンとのエピソード。これには中学を卒業したときからずっと応援してくれているという台湾人女性の話を披露しました。「僕が無名の時からずっと応援してくれている子が一人いるんです。日本でもプロ1年目からずっと応援してくれている方がいます。僕が唯一できることはプレーで恩返しすることなので、頑張ります」。また日本から来たファンがいつも観戦時に持っているという旗を見せると、「試合中にも見えますよ」と陽選手。嬉しそうなファンの笑顔に会場も暖かい空気になりました。

台湾のタピオカは日本のと全然違います!

台湾のタピオカのおいしさについて熱弁!

台湾のタピオカのおいしさについて熱弁!

台湾のタピオカ絶賛にCUGも大喜び

台湾のタピオカ絶賛にCUGも大喜び


日本ハムファンのみなさんが今回のツアーに参加して、実際に台湾を訪れてくれたことがとにかく嬉しいと語った陽選手。「僕の地元の台東にも、いつかぜひ時間を作って行ってほしいです。海も山もきれいで、大好きなところです」と直接日本語で日本のファンに語りかけます。さらに食の話になると、「僕は魯肉販とタピオカミルクティーが好きです」と身を乗り出し、「台湾のタピオカと日本のタピオカは全然違います。僕両方飲んだことあるから知ってるんです!」と熱弁。これには台湾のファンも大興奮でした。

生まれて初めてダンスを披露!

即興で振り付け教室がはじまりました

即興で振り付け教室がはじまりました

こうしたやり取りを時折茶々を入れながら見ていたゲストのCUGでしたが、最後に阿KENが「きっと陽選手はダンスもうまいでしょ?」と切り出し、一緒にダンスを踊ることを提案します。陽選手は即興で「夜店咖」の振り付けを覚えることに。「ずっと控え室でかかっていたから曲は知っているよ」と言い、恥ずかしそうにしながらもノリノリで踊ってファンを沸かせました。「人前で初めて踊りました!」と顔を赤らめて語る姿に阿KENも大喜び。「じゃあ僕たちのグループに入ってね、次は台東に関係ある曲にしよう」と大はしゃぎでした。
右でキメポーズ

右でキメポーズ

左でも

左でも

最後に中央。照れくさそうな陽選手

最後に中央。照れくさそうな陽選手

最後にCUGと記念撮影 最後にCUGと記念撮影

最後にCUGと記念撮影

陽選手自ら投球を指導!

台湾チームと日本チームに分かれてゲームを行います

台湾チームと日本チームに分かれてゲームを行います


ここでCUGが退場し、つづいて野球ゲームのコーナーへ。日台のファンがそれぞれのチームに分かれて、ストラックアウトで戦いました。まずはお手本として、陽選手が基本の投球フォームをやってみせます。ゴールデングラブ賞常連の華麗なる投球フォームに感激しているファンのみなさんでしたが、なんとこの後は陽選手自らファン一人一人に投球方法を指導してくれるというのです。
まずは基本の投球方法を説明。陽選手が笛を吹いたらゲームスタート! まずは基本の投球方法を説明。陽選手が笛を吹いたらゲームスタート! まずは基本の投球方法を説明。陽選手が笛を吹いたらゲームスタート!

まずは基本の投球方法を説明。陽選手が笛を吹いたらゲームスタート!



台湾チームの指導は中国語で、日本チームでは日本語で丁寧に言葉をかける陽選手。お母さんと参加した6歳の女の子には、「2、5、8(縦の中央ライン)を狙って高めに投げてごらん」と優しくアドバイス。すると女の子が見事にヒットさせ、陽選手と2人でハイタッチする微笑ましい光景も見られました。
一人ひとり丁寧に指導していました! 一人ひとり丁寧に指導していました! 一人ひとり丁寧に指導していました!

一人ひとり丁寧に指導していました!

日本からお母さんとやってきた6歳の女の子にもやさしく指導 日本からお母さんとやってきた6歳の女の子にもやさしく指導

日本からお母さんとやってきた6歳の女の子にもやさしく指導

女の子は見事にボールを的に当てて

女の子は見事にボールを的に当てて

陽選手とハイタッチ!!

陽選手とハイタッチ!!

結果発表~~!

結果発表~~!

日本チームが1点しか取れなかったため、さりげなーく的を倒して1点追加してくれました

日本チームが1点しか取れなかったため、さりげなーく的を倒して1点追加してくれました



ゲームは2回とも台湾チームの勝利。日本チームは女性が多かったため、若干力が足りなかったようです。勝った台湾チームには記念品が贈られましたが、勝敗に関係なくどちらも最後は陽選手と記念撮影をして、楽しいイベントは終了となりました。
陽選手もとっても楽しそう!

陽選手もとっても楽しそう!

日台のファンと記念撮影 日台のファンと記念撮影

日台のファンと記念撮影




普段は札幌ドームで厳しい戦いに身を置く陽選手も、オフのふるさとで見せる表情はリラックスしてまた違った魅力にあふれていました。私服でダンスまで披露して、ファンと間近で触れ合った1時間。イベントも台湾らしく終始アットホームな雰囲気でした。陽選手を通じて台湾を訪れたファンのみなさんが、台湾を好きになって、再び訪れてくださることをナビも願っています。

以上、台北ナビがお届けしました。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2014-12-23

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