台南駅前にある国立成功大学光復キャンパスの一角には「榕園」と呼ばれる美しい広場があります。散歩したり、ピクニックを楽しんだり、みんなの憩いの場所になっています。
そしてそこにはたいへん立派なガジュマルの木があります。実はこの木、日本時代に植えられたものなんです。
木の前に記念碑がありますが、それを見てみますと・・・
大正12年(1923)当時皇太子だった昭和天皇が台湾に視察に訪れた際、自ら植樹されたのだそうです。
このガジュマルは鹿児島県から移植された原生種だそう。見てください、この立派な幹を!
ガジュマルの向かいに位置するこの建物は1911年に歩兵隊の事務所兼宿舎として建てられました。国定史跡に指定されており、現在修復作業が進められています。
また力行キャンパス内にあるこの建物は1917年に台南日本陸軍衛戍病院として建てられたもので、市定古跡に認定されています。
台湾南部の青い空と赤レンガのコントラストが素敵。こんな趣きのある建物ですが、これも校舎ですよ~。
こんな歴史と情緒あふれるキャンパスで勉強できるなんて、うらやましいなあ~
成功大学は台南駅の後ろ出口を出てすぐ目の前。台南散策の候補にぜひ付け加えてくださいね~。
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記事登録日:2014-02-21