屏東県東港は本マグロ(黑鮪魚)やカジキ、桜エビなどで知られる台湾南部にある漁港。ここには2つの市場があるんです。
1つは「東港漁港漁産品直銷中心」と呼ばれる一般向けの観光魚市です。通称は「華僑市場」。その昔、離島(小琉球)から本土にやってきた人たちが爆買いして帰って行った様子を華僑の姿になぞらえてこう呼ばれるようになったとか。
屋内型の市場には、水揚げされたばかりの新鮮な魚介類がずらりと並びます。
ショップによっては購入したものを持ち込んで調理してもらうサービスがあるので利用するのも手。目印は「代煮」の文字ですよ。さらに、もっと手っ取り早く新鮮な海鮮料理にありつきたいのなら、美食エリアに行ってみましょう。
東港フェリーターミナル(東港渡船碼頭)寄りにあるこちらは屋台風の飲食店が軒を連ねます。
実は台北でのお留守番がどうしても食べたいということでナビもお持ち帰り!
ほかに東港名物のカジキのすり身を揚げたスナック(旗魚黑輪包蛋)も見逃せません。中にはゆで卵がIN。サクッとやわらか、揚げ立てをハフハフしながら食べてくださいね!販売店はいくつかありますが、要チェックは「瑞字号旗魚黒輪」ですよ。
華僑市場を出て港方面へ進むと、見えてくるのがもう1つの市場「東港區漁會魚市場(東港漁貨拍売場)」です。船着き場の脇にあるこちらは水揚げした海産物を業者へ販売する卸売市場。台風接近中のこの日は、港は停泊する船で埋め尽くされていました。通常は船が戻る夜からにぎわいます。
ナビは「宏源漁業」で珍しい本マグロの心臓に初トライ。レバーみたい~!新鮮だからクセや臭味はなく、独特の食感がユニークです。たっぷりのニンニクが台湾っぽくもあります。
「東港區漁會魚市場(東港漁貨拍売場)」、深夜のにぎわいの様子は下記でレポートしています。チェックしてみてくださいね!
スポット情報
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東港漁港漁産品直銷中心(華僑市場)住所:屏東縣東港鎮朝隆路39號
営業時間:9:00~18:30ごろ(店により異なり、13時頃~がにぎわう)
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東港區漁會魚市場(東港漁貨拍売場)住所:屏東縣東港鎮新生一路
営業時間:15:00~翌3:00ごろ(店により異なる)