ホームで試運転車両に遭遇!新幹線開業前に、駅の様子をチェック。チケットの買い方、構内の雰囲気をお伝えします。
こんにちは、台北ナビです。台湾新幹線の開通がいよいよ秒読み段階に入り、各駅のオープニングセレモニーが続きいています。すでに高雄、嘉義、台中駅などはテナントのお店が入るだけ、という完成度となっているようです。そして11/7は竹北にある新竹駅がメディア向けにお披露目。さっそく見学に行ってきました!
高速鉄道の美人董事長・殷琪さんの挨拶
まず、この建物。鉄筋とガラスが中心のとてもシンプルな建築物です。羽を広げたような独特のデザインは、新竹県に多く住む客家人の建物モチーフにしているのだそうです。そして新竹はガラス工芸が盛んな場所なので、ガラスをふんだんに使った明るい駅になったのだそうです。ハイテクの中心部ということで「半導体」をもイメージしているのだとか。
近辺の県長、デザイナーたちが並んで除幕。
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帰り際にいただいた文鎮とパスケース。
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チケットは、こうやって購入
さて、駅の中を探検することにしましょう。構内にはスタッフがあちこちで設備の解説をシュミレーション→シミュレーションしてくれました。まずは自動販売機から。
この販売機、ガタイがでかくて、どう見ても日本製ではなさそうです。
すべてタッチパネルで操作します。
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まずは行き先を決めて…
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時間を指定すると、乗車できるかどうか表示されます。
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「標準」は普通席(さしあたりは座席指定)、「商務」がグリーン車のことです。
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クレジットカードを入れれば、
カード払いでもできます。
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自動販売機を使わない人は、
こちらの窓口へ。
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改札機は、MRTと似ていますねえ
チケットを購入したら改札へ。こちらにもチケットを持った女性が待っていてシュミレーション→シミュレーションしてくれました。
これがチケットのサンプル。ペラペラの紙片のようです。
ゲートが開いて中へ進めます。人が通る幅はとても広く感じました。
ゲートが閉まっている状態で改札を抜けようとするとセンサーが働いて警報が鳴ります。一枚のチケットで数人通り抜けようとする場合にも同様にセンサーが作動します。
改札の隣には公衆電話もありました。こんな形、初めて見ました。
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改札出口には乗越精算をする機械が。
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ホームとホームをつなぐ踊り場。
空中回廊のようです。
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ちょっと長めのエスカレーターでホームへ。
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えっ?もう走ってるんですか!
新幹線駅に備え付けてあった時刻表。
開通前なのでダミーだと思っていたら…
さて、時刻表を見ると、1時間ごとにホームに試運転車両が入るらしいので、急いでホームへ。すると、やってきました。近くに来るまで音が聞こえてこないほど静かなのは驚き。そしてナビにとっては初めて肉眼で見るT-700の車体に、思わず興奮してしまいました!
2分後にホームに試運転車両が到着とのこと。
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滑るように静かにT700がホームに入ってきました。
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とても静かなアプローチ。
さすがに新型です。
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女性乗務員がホームに出てきて乗車客をお出迎え。
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着こなしや立ち姿がどことなくあか抜けてないような…
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割とシンプルなユニフォームなんですね。
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ベビールームはとっても豪華
そのほかの駅の設備として、オムツを替える台や、いすに座って母乳を落ち着いてあげられるベビールームが設けられていました。トイレの中にもオムツを替える場所があります。
新竹の鉄道の歴史をパネル入りで展示するコーナーもありました。
式典で配られていたミネラルウォーター。
今後、車内でも配られるものでしょうか?
さて、11月は、新竹駅に続いて地下駅となる台北駅、板橋駅も公けにされる予定なので、駅の様子を取材してゆきたいと思っています!
以上、台北ナビでした。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2006-11-14