食卓にある醤油、当たり前のような存在ですが、どのようにして作られるのか、興味がある方は?嘉義で醤油のことを知るだけでなく、実際に醤油づくりを体験できるところがありましたので、行ってきましたよ。
今回訪れた「義興嘉釀」は、1949年創業の歴史ある醤油の醸造、製造、販売を行なっているところです。現在は、3代目の鄭棋維社長が過去2代の技術や販路などを受け継ぎ、醤油づくりのDIY教室の講師も務めています。まず、原料や製造方法など醤油に関する説明を受けました。
瓶の再利用の現場も視察。戻ってきた瓶を洗うのに使っていた機械。
醤油を瓶に入れたら、王冠でフタをしないといけないのですが、王冠をつける作業も体験できました。実際やってみると、うまくはまらず……
講師の鄭社長がやってみると、1回ではまりました。以前は、製造だけでなく、ここまで手間ひまかけて作られていたんですね……
王冠でフタをした醤油瓶は、運ばなくてはなりませんが、今のようにケースがなかった時は、紐でくくっていました。少しでもゆるいと落ちて瓶も中身もダメになってしまうので、キツく縛らないといけませんが、これがなかなか難しいんですよね……
醤油に関する説明を受けたところに戻って、醤油づくり体験に入ります。
ナビがもらったもろみがコレ。これだけでもちょっと味を見たくなりますが、まずはこれを火にかけます。
電気コンロを使って、もろみに火を通します。講師の鄭社長曰く、「何も入れないと本当に塩辛いので、砂糖を入れて自分好みに調節してくださいね」とうことで、砂糖を入れながら調節。日本では聞いたことがない作業なので、驚きましたが、味見しながら砂糖を入れました。
加熱し、味を調節したもろみを、ここで圧搾して、醤油をしぼり出します。横の蛇口からどんどん出てくるので、空の瓶に入れていきます。
およそ1本半分の醤油ができあがりました。フタに紙をかけ、ひもで縛り、店名のスタンプを推して製品化する作業まで体験しました。自宅へ戻り、使ってみましたが、いつも買っている寿司の味がワンランクアップしたような感じになり、寿司以外でもコンビニで買ったサラダでも試してみたら、意外にも合って、びっくり!自分で作ったこともあってか、我が子のような愛情がわいてきてしまいました。醤油のDIY、サイコーです!
門の近くにある「LOVE」のオブジェ。醤油だけでなく、会社を育んだ嘉義、台湾、そして自分たちの醤油をひいきにしてくれているお客さんたちに向けたものでしょうか。想像以上に楽しかった醤油づくり体験でした。
◆ショップ情報
義興嘉釀住所:嘉義市西區北新路250巷52號
電話番号:(02)232-1268
営業時間:13:00〜17:00(日曜日は11:00〜16:00)
ウェブサイト:
https://yixing1949.comfacebook:
https://www.facebook.com/good052321268instagram:
https://www.instagram.com/yxcn.brew/アクセス:台鉄「嘉義」駅からタクシーで移動して10〜15分
※醤油づくり体験は、訪問予定の1週間前に確認が必要です
予約受付ホームページ:
https://yixing1949.com/booking/