
スペシャル記事
「嘉油鐵馬道」はかつての「嘉義化学工場」専用鉄道の廃線跡を活用して整備された、全長約3.5kmのサイクリングロードです。
1938(昭和13)年に設立された工場は、第二次世界大戦中、日本軍の航空燃料を製造・輸送する重要拠点でした。戦後、鉄道は廃止されましたが、嘉義市政府の手によって緑豊かな自転車道として再生されました。
少し話は逸れますが、「嘉義化学工場」は半官半民の「台湾拓殖株式会社」によって設立されました。サツマイモの切片を使用し、ブタノール、プロパノール、エタノールなどのアルコール類を製造し。当時、世界最大規模の発酵式ブタノール専門工場として知られていたそう。
話を戻し、現在の「嘉油鐵馬道」は、旧線路上に木板を敷き、両側に舗装された自転車道が並ぶ快適な空間に生まれ変わっています。
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記事登録日:2025-10-29