本日ナビがやってきたのは「小倉屋(光復本店)」。在台湾日本人の間では知られたウナギ屋さんです。ここは北九州・小倉にあるミシュランビブグルマン店「田舎庵」の海外初の支店でもあります。
「じゃあ、日本でも食べられるか!」なんて思った台湾観光客&台北旅行中のみなさま、いやいやちょっと待ってー!「小倉屋」では台湾産のウナギとタレには台湾の「丸荘醤油」を使用し、ここ台湾でしか食べられない味を提供しています。もちろん、本家の味と変わらぬおいしさ~♪台北で食べとかないとっ!
本日は「田舎庵」三代目であり店主の緒方弘氏も日本から駆けつけ、特別に紀元前のローマで食べられていたローマ風蒲焼と江戸時代初期に小倉で発祥したという江戸初期風蒲焼を振る舞いました。ローマ風はイタリアの魚醤とハチミツ酒ミードが、江戸風は山椒味噌が決め手だとか。
一般にウナギは、関東と関西では割き・串打ち・仕上げ(焼/蒸)とその方法は異なりますが、「小倉屋」では「火をたくさん食べさせる」独自の技法で裏表ゆっくり&じっくりと焼き上げます。
だから香ばしくて歯触りのよいカリッ&バリッとした皮目と、ふっくら&ふわっとやわらかな身……異なる食感が楽しめちゃう♪
その食感を味わった先に待ち受けるのは、じゅわりと舌を刺激するウナギ本来の旨味です。この味の引き立て役こそ主張しすぎないタレ。台湾の老舗醤油「丸荘醤油」を使用して作られていますよ。
「小倉屋」の料理と日本酒のペアリングを担当したのは、きき酒師・酒サムライ・和酒コーディネーターなどさまざまな称号を持つ酒ソムリエのあおい有紀さん。フリーアナウンサーとしても活躍中です。
「ウナギのマリネと花のサラダ」に合わせたのは希少な「鍋島 大吟醸35 兵庫県特A山田錦」。ロンドンのインターナショナルワインチャレンジ(IWC)でチャンピオン受賞歴があり、富千代酒造のある佐賀県鹿島市では受賞をきっかけに日本酒が地域活性化にも貢献しているとか。はじけるような口当たり+さっぱりとした味わいは、酸味あるウナギのマリネにぴったりです!
「大トロのお造り/鯛の昆布締め」と共に登場したのは京都・松井酒造の「凍眠生酒 神蔵ルリ 純米無濾過生原酒」。加熱処理を行わない生酒を水を加えない原酒のまま、濾過することなく瓶詰に。生きた酵母の爽やかな香りと弾けるような瑞々しい口当たりが楽しめるお酒で、とろける大トロとの相性は抜群!
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このフレッシュさを保つためには低温での保管が必要で、これまで流通には不向きでしたが、それを可能にしたのが液体急速凍結機「凍眠」。この技術で凍らせた「凍眠生酒」なら、生きた酵母の細胞を破壊することなく凍らせるから鮮度や味わいは造られた時のまま!「凍眠生酒 神蔵ルリ 純米無濾過生原酒」は世界初の凍眠生酒なんですと。すごっ! |
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2024-05-15
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