「コンビニの数より、いちご農園が多い」といわれる苗栗県大湖郷。いちごの生産量は、全国の約6割を占めています。
日本統治時代の1934年に、陽明山ではじまった台湾におけるいちご栽培。更に適した土壌を求めて、1957年から苗栗大湖での栽培が本格化し、「いちご王国」といわれるまでに発展してきました。
台湾行政院農業委員会農糧署は昨今、農業変革の推進に注力しています。今回訪れた「大湖酒莊」も農糧署の支援を受け、いちごを使ったワイナリーへと生まれ変わりました。
いちごのお酒には、大湖産いちごの主流品種である「香水」が使用されています。甘さは8~10度で、お酒を造るのに適しているのだとか!
大湖酒莊はカナダとアメリカに次ぎ、世界で第3番目(東南アジアでは初)となる、いちごを専門とした酒造所です。「ブリュッセル国際ワインコンクール(Concours Mondial de Bruxelles)」などの国際的なコンクールで度々賞を受賞していることからも、その実力をうかがい知ることができます。
大湖酒莊住所: 苗栗縣大湖鄉富興村八寮灣2-4號
電話:(03)799-4986
時間: 9:00~17:30(土・日曜日は~18:00)
http://www.dahufarm.org.tw/
続いてやってきたのは、「東南アジアのオリーブオイル」を目指し、おいしい茶油を生産している「金椿茶油工坊」。近年では、ビンロウ(檳榔)廃園を再利用した油茶樹の栽培にも挑んでいる、新進気鋭の工房です。
「茶油」とは、ツバキ科の山茶の木の実から搾油した油で、健康志向の強い台湾人の間で特に人気のあるオイルです。
金椿茶油工坊では茶油以外に、サチャインチ(印加果)の実から抽出するオイルや胡麻油など、様々な植物の実を使った油を生産しています。
二代目陳佳君さんの指導のもと、蘇茂祥署長代理が一生懸命に野菜を洗っていました~。
茶油は食用としてだけでなく、ボディーオイルやヘアオイルとしても使えるほど安全性が高い点もうれしいです。オリーブオイルの代用として、我が家でも早速大活躍!!身体にやさしいMITの茶油は、台湾みやげとしても、かなりオススメです♪