日台の音楽を結びつけてくれるライブハウス『Zepp』が台湾進出!と、紹介したのが2020年。そんな「Zepp New Taipei」が、コロナが収まってきた2023年から手掛けているのが日本アーティストと台湾アーティストの対バン企画「Zepp Premium」です
6月8日には日本でも知名度・人気がトップクラスの「徐若瑄(ビビアン・スー)」と沖縄のシンガーソングライター「玉城千春」が共演する「Zepp Premium」を開催。ナビの青春がよみがえってきた~!と帰りの電車の中で妄想ライブをしてしまうほど、酔いしれちゃいました。この興奮を多くの方に伝えたいと、Zepp New Taipeiさんにお願いして、写真と動画をお借りました!
ライブは「玉城千春」さんが作詞作曲した中国語の歌からスタート!この曲は2020年に開催された日台イベント「沖縄Garden」で披露されました。沖縄からオンラインで、台湾に行って歌いたい~と歌ったのですが、それが実現したというわけなんです。
トークでは中国語を交えて一生懸命に思いを伝える玉城さん。かわいい!トークの後、Kiroroの楽曲『Best Friend』、『生きてこそ』に続きます。個人的に玉城さんの声ってうだるような暑さの時に吹き込んでくる風のようって思っていたのですが、生で聴くと力強さだけでなく、包容力もある、そんな声。木曜日の夜という、1週間の一番疲れている時に癒しの声を聞けて幸せ過ぎる♡
沖縄のアーティスト古謝美佐子さんの楽曲『童神(わらびがみ)』は沖縄の子守歌として多くの人がカバーしているそうですが、この日は玉城さんバージョン!楽曲の持つパワーはもちろんなのですが、玉城さんの温かな歌声の浸透力がハンパない!胸に染み入ってくる~!沖縄らしい曲ということで、続けてKiroroの楽曲『紅芋娘』を披露!先ほどとは打って変わって、かわいらしい軽快なリズムで会場もノリノリに!会場からも指笛が鳴って、沖縄に遊びに来たような気分になりましたよ~!この曲の最後には玉城さんが見事な指笛の音を響かせていました!指笛、あこがれる~!
玉城さんの母校の沖縄・読谷中学校に実在する桜の木をモチーフに、読谷中の生徒たちと一緒に作った『命の樹』と沖縄アミークスインターナショナル中学校の⽣徒たちと⼀緒に制作した平和を願う『Hope Dream Future』は、どちらも大きな愛を感じられる歌。初めて聞いたのですが、脳裏に色んな人の笑顔が思い浮かびました!
玉城さんのパートの最後は『未来へ』で終了。『未来へ』は台湾人アーティスト「劉若英」が『後來』というタイトルでカバーをしていて、大人気なんです。最後には観客が日本語と中国語で大合唱!これには玉城さんも大喜び!
20年に渡る二人の友情を感じられるVRが流され、その後ビビアンが登場!
日本だとビビアンは天真爛漫でかわいいだなんて思われていると思いますが、台湾だと素敵な大人の女性という印象で、結構「強い」イメージがあります。そんなビビアンの魅力を存分に楽しめる曲構成!しかも、日台コラボということで、日本語の歌詞がある楽曲をたくさん歌ってくれました。ライブではほとんど披露していない曲もセレクトしていて、ビビアンファンにはたまらなかったよう!
アラフォーの台湾人は『狠狠愛』と『大麻煩』を久しぶりに聞いた~!めっちゃ懐かしい!と大喜び!「ビビアンはな、台湾でアイドル的人気を誇ってだな~……」とビビアンがどれだけ人気でかわいかったかを教えてくれっちゃったくらい、ビビアンの魅力を再認識したよう。(いや、私は前から知ってたで~、ビビアンの魅力!)
この日唯一のバラード曲「愛笑的眼睛」はビビアンの切ない歌声にじ~んと胸にきました。今回初めてビビアンのライブを観たのですが、ビビアンの引き出しの多さにびっくり。ロック調の歌、ポップな歌、バラードなどなど、どれも同じ人が歌っているようには感じません。その世界に入り込める集中力の高さはさすが!
それプラス、トークがめちゃくちゃ面白い!ファンとのコミュニケーションもお手の物。トークショーだけでも楽しめそうじゃんと思ったほどです。そうそう7月3日に日本で初のファンミ―ティングが開催されるそうですよ~。日本を離れてからの様子や、ファンからの質問に答えたり、一緒にゲームを楽しんだり、歌もちょっと歌ってくれるみたいですよ~!
ここから玉城さんが再登場してビビアンと一緒に『長い間』を歌ってくれました。ビビアンはこの歌が大好きで、自分のカバーアルバムでも歌っているのだとか!ちなみに『長い間』も中国語でカバーされていることもあって、玉城さんは中国語バージョンも披露してくれたんですよ~!めっちゃスペシャル♪
日本語と中国語で楽しくおしゃべりする二人。玉城さんの台湾滞在のお手伝いをビビアン自らして、楽しいこともいっぱい分け合う姿を見ていると、言葉が大切なんじゃなくて、気持ちが大切なんだと感じます
2曲目はふたりの曲ではなくて、『恋におちて ~Fall in love~』!ナビのカラオケ18番です!(こんな情報いらない?)この大好きな曲を情感たっぷりに歌い上げるもんだから、ナビも盛り上がってきちゃって、カラオケ状態で熱唱しちゃった!
そして、ライブの最後は3月10日に発表されたビビアンの新曲『翅膀 Wings』。ファンや友達、家族に対するビビアンの愛が詰まった歌詞を元に、日本語をつけた玉城さんが。ビビアンの大きな愛を感じたから4日間ですぐ書けたんだそう
20年にも及ぶという友情ですが、いつもよく連絡を取り合うという感じではなくて、お互いがお互いを遠くから思い合っている、こういう友情も素敵だなぁ……。そんな心地いい時間を1時間半も味わわせてくれた今回の企画、神だわ!
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記事登録日:2023-06-09
日本を代表するライブハウスが台湾に進出!音響へのこだわりはもちろん、台湾ならではの取り組みも!