「内惟藝術中心」は、高雄市立美術館、高雄市立歴史博物館、高雄市電影館が共同運営している新形態の芸術文化体験型のアートセンターです。ナビの訪れた連休には館内は、多くの人であふれていました。
中に入るとすぐに展示のエリアがあります。今回はフランス人の音場設計者でサウンドクリエーターであるALAIN FRANÇAIS氏の展示が行われていました。65個のスピーカーが置かれ、指揮者の立場から、演奏者の立場から、など色々な角度から音が体験できる装置です。
館内は、一階のみで、主に展示エリア、映画館、カフェ、修復センターに分かれています。館内には、芸術作品や装置のほか、內惟エリアの歴史文化等に関する展示もあります。
こちらは書籍が閲覧できて買うことのできるコーナーなんですが、ただ芸術に関する本などが置かれて販売されているだけではなく、ペーパーオブジェクトは芸術家の作品、置かれている椅子も実は芸術品の椅子の展示だったりと、自然に芸術が取り込まれている展示になっています。不定期に読書イベントも行われるそうです。
国内外の11のデザイナーのブランドが販売されているコーナーもあります。販売されているのは、工芸品、食品などさまざま。見ているだけでも楽しいです。
屏東の人気カフェ「Akau coffee猻物咖啡」が入っていると聞き、カフェを探すと、入り口を右側に進むと左奥に見えてきました。
(屏東の店舗は賃貸契約満了につき現在営業なし。ここのほかに高雄の「大港店」があります)
ナビはハンドドリップの屏東のシングルオリジンコーヒー「大漢山」(250元)と屏東のカカオを使ったカフェモカ「摩卡」(180元)オーダーしてみました。
コーヒーはダークな味で味わい深く、カフェモカはチョコレートの味が濃厚でした。
スープ、コーヒーデザートのお店も注目されています。映画のチケットとセットメニューもあるようなので、次回はそれにしてみよう!と思いました。
後ろ(北)側のドアから外に出ると、向かい側には「内惟市場」があります。
野菜や果物が多いですが、おかずや屋台グルメなどもあります。大きな「蔥花大餅」を買ってみました。あまりに大きいので、半分でもいいか聞いたところ、半分にしてくれました。値段は30元!
カボチャとサツマイモ味の「南瓜地瓜」は、ふわっとしたパンケーキのような食感でほんのり甘くておいしいです。「原味(プレーン)」は、ネギの味がしっかりしました。
ぶらぶら歩くのが楽しい、地元に根付いた市場です。
「Art in Life(アートインライフ)、Life in Art(ライフインアート)」をモットーにしている「内惟藝術中心」。予約も不要で、入館料も不要。気軽に訪れることができるので、日常的に芸術に触れる場所としてまた足を運んでみたいな~と思いました。ちなみに2023年4月1日~2023年8月31日の期間中、奈良美智氏の展覧会「跟著朦朧潮濕的一天去旅行 Traveling with Hazy Humid Day」が開催されますよ~!
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2023-03-29