日本統治時代に建てられたサナトリウム「松山療養所」の所長官舎をリノベーションした「静心苑」は、以前台北ナビでもご紹介させていただきました。(詳細は下のリンクからどうぞ!)
昭和初期に建てられたという木造建築は、まるでサザエさん家かちびまる子ちゃん家みたいで、古き良き昭和を感じずにはいられません。(ナビの勝手なイメージです)
そんな所長官舎のお向かいに2021年9月、関連施設がオープン!「静心苑」の2館です。先に公開された1館同様、門口には大きなガジュマルの木がそびえ立ちます。
2館の前身もまた、サナトリウムで働くスタッフの宿舎でした。しかしボスが住む1館に対して、こちらはそこまで役職が高くない職員の住まい……。そのため建物は全体的に小さく、庭は裏庭のみという小ぢんまりとした造りとなっています。
職員宿舎の役目を終えてからは民間の住まいとして3世帯ほどが居を共にし、近年まで使われてきたのだとか。今回のリノベーションでは当時の面影をできるだけ残したまま手が加えられているので、隅々まで見学してみてください。
1館・2館とも営業時間内であれば無料で見学が可能ですが、よりゆっくりと過ごしたいのなら、1館のカフェを利用してみるのがおすすめです。メニューには台湾風の定食やお茶などがラインナップ。ランチやディナー、そして午後のおやつタイムにいかがですか?(画像提供:静心苑)
療養所の関連施設であったことから、現代の癒し空間を目指しているという「静心苑」。台湾で懐かしの日本を感じてみませんか?在台で日本ロスの皆様の心もきっと癒してくれるはずです。