スペシャル記事

陽明山國家公園大屯山の麓で開催中
台湾アーティストたちが創り出した地域密着型アート

エリア > 新北市・基隆 > 淡水

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山海「經」展は、6/30まで♪

会場は旧兵舎で、ミリタリーラッピングされた粋な建物

4月上旬から始まった、キューレーター王藁賢さんによる、山海「經」The Path From the Mountain to the Sea展<br>王さんの企画展は、毎年台湾各地で行われており、今回は三芝地区での開催となりました

4月上旬から始まった、キューレーター王藁賢さんによる、山海「經」The Path From the Mountain to the Sea展
王さんの企画展は、毎年台湾各地で行われており、今回は三芝地区での開催となりました


林庭暐さんの作品は、人間と動物の間を表現しています。彼女自身が今回いちばん気に入っているのは、炎のような赤が背景の作品。他、牛と人間が融合した絵画は、陽明山の牛が題材に。日本語を勉強中だそうで、緊張しながらも頑張って日本語で説明してくれました

イギリス出身のアーティストMartyn Barrattさんは、台湾在住歴約17年。朝5時に起き夜8時には寝るといった、規則正しいルーティーン生活の中でアートを生み出しています。海辺の漂流物が素材になっていて、対照的な鏡のような作品は、自分の心との対話を表しています

ビットコインのような価値のブロックチェーンというものが導入された作品。今までにない斬新なアートを見た気がしました

紫荊花の葉を蝶のイメージで仕立てた儚さを感じる、美しい作品。息を潜めて、静かにじっくり見てほしいです　

普段注目を浴びることのない、隅っこに生えた雑草などにフォーカスしたもの。しゃがんだ状態でこのアートを鑑賞してみてください。何かを感じられるでしょう


Jorge Riveraさんはスペインの方で、会場の近くにお住まいなんだとか。瑠璃で創られたピンクの立体は、所々に穴が空いています。それとは相対的に、絵画の方はあえて蝋や漂流物を使用して凸感を表現したアートになっています

寧芮潔さんの立体作品は、セメントインスタレーションアートが軸になっています。ノアの方舟の一部

世界10大海底建築物のひとつで、イスラエルの新石器時代に水没した村、アトリットヤムが題材となった作品。洞穴の中には、守護神カピパラや狐、虎などの動物たちがいます

家がコンセプトになったカラフルな作品は、希望や楽しさを表現！

赤のおかっぱでとってもキュートなアーティスト寧芮潔さん。彼女は宮崎駿氏がお気に入りで、全ての作品を見ているそうです。いちばん好きなのは「もののけ姫」。なので、彼女のアートは宮崎アニメの影響を受けていると語ってくれました。なお、アーティストたちは、この展示のために今回新たな作品を作り出しています。会場全体の作り込みも良かったので、アート好きな方は、必見です！！

山海「經」The Path From the Mountain to the Sea
新北市三芝區田心子1-2號(興華驛站)
火曜〜金曜 8:00-17:00、土日7:00-16:00、月曜休館