MRT「淡水」駅を起点に半日(約4時間)のショート・トリップをするイベントが行われ、参加してきました。
淡水基督長老教会の前の路地にある「旅學堂」と、大人空間の素敵なカフェ「之間」がコラボしたイベントでした。集合してまず手渡されたのは、お洒落なしおり。四つ折りになった真っ白なしおりは「之間」の兎トレードマークのエンボス印が押され、麻の紐でくくってありました。それを開くとこの状態。
まずは駅横にある穀牌倉庫から。淡水に根付いて茶葉を広めたスコットランド人のジョン・ドッド氏の住居や会社があったところです。「旅學堂」の呉先生のガイドが始まります。みなさん熱心に耳を傾けていました。その後、海と山を見渡しながら歩いてオールドタウン(老街)へ移動。とても親切だなぁと思ったのが、ガイドの先生と多少離れても説明が聞けるようひとりひとりにイヤホンを用意してくれていたんです
伝統市場の中にある小さな龍山寺。市場の奥の路地裏にあるのでなかなか気づかない場所です。そこでスタンバイしてくれていたのは淡水「之間」のオーナーであり、お茶の先生でもある翁俊杰さん。まるで映画のワンシーンのように美味しいお茶を淹れてくれました
この龍山寺は、台湾にある艋舺,淡水,鹿港,台南,高雄の龍山寺5つの中で最小規模です
その後、老街のメインストリートを歩きつつ、200年以上の歴史ある福佑宮にも寄ってから、「旅學堂」の本拠地へ。ここでは淡水の歴史について10分ほど呉先生の座学がありました
ちょうど旅の本などを出版した作家の林保寶さんも参加されていました。彼の本の一節には、最近よく訪れる場所として「之間」が紹介され、静かな雰囲気の中で自分の時間を過ごすことができ、お茶を飲みながら、ピザを食べられる空間と書かれていました
このお茶会には、趣向を凝らした創作料理も含まれます。台湾高山茶+野菜の出汁でスープには、麺を固めたものを付けて食べます。白菜や舞茸などの茹でられた野菜も添えられとてもヘルシー!
メインには鉄観音茶を出汁に取り入れて作った五目ご飯と、とうもろこしやレンコンなどを焼いたものにエディブルフラワーが飾られ、美味しいだけでなく、見た目も鮮やかで美しかったです
台湾茶を熱く語る参加者の方も。後でわかったのですが、左下の賴永清さんは「之間」のオーナー翁さんと共にお茶を学んだ方でした。現在は金工芸の先生をしていらっしゃるそう
ラストは奥の畳の間に移動し、木炭で煎られた炭焙烏龍茶が台湾式茶道で淹れられ、東方美人茶+ブランデーに金箔がのった豪華なお茶菓子が提供されました。今後、まずは中国語のショートツアーから不定期に開催される予定で、ゆくゆくは日本語、英語のツアーも考えているそうです。興味のある方は「旅學堂」に問い合わせてみてください
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2019-11-28
風光明媚で個性的なお店が集う、古くから栄えた台北郊外の港町。ショートトリップに最適です
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