片倉佳史さんのトークイベント@田園城市風格書店へ!

「教科書に載っていない台湾」を学べる貴重な機会でした!

GW真っただ中の4月30日(火)、台北市内の雙連駅近くにある田園城市風格書店にて、台湾在住作家の片倉佳史さん・片倉真理さんによるトークイベントが開催されました。なんと今回は地下ギャラリーを16日間貸し切り、ディープな台湾を学べるイベントが約33種類!!ということでいそいそと出かけたナビ。

GW真っただ中の4月30日(火)、台北市内の雙連駅近くにある田園城市風格書店にて、台湾在住作家の片倉佳史さん・片倉真理さんによるトークイベントが開催されました。なんと今回は地下ギャラリーを16日間貸し切り、ディープな台湾を学べるイベントが約33種類!!ということでいそいそと出かけたナビ。

地下へと続く階段から、イベントはもう始まっています。壁には台湾の人物や風景の写真が並び、日本語と中国語で解説が書かれています。

地下へと続く階段から、イベントはもう始まっています。壁には台湾の人物や風景の写真が並び、日本語と中国語で解説が書かれています。

片倉佳史さんの新刊「台北・歴史建築探訪-日本が遺した建築遺産を歩く」を含む、関連書籍も販売。

片倉佳史さんの新刊「台北・歴史建築探訪-日本が遺した建築遺産を歩く」を含む、関連書籍も販売。

今日のテーマは、「片倉佳史が訊くシリーズ~30年前の台湾」。戒厳令時代の台湾を知る日本人を招き、教科書には絶対に載っていない当時のリアルな台湾を深堀りしていきます。「この時代は、台湾の歴史のなかでもたいへん難しい時代なんです」と、はじめに片倉さんから説明が。「戒厳令の影響で、多くの資料は破棄や改ざんされて残っていないし、台湾の人たちも、あまり語りたがらないのです」

今日のテーマは、「片倉佳史が訊くシリーズ~30年前の台湾」。戒厳令時代の台湾を知る日本人を招き、教科書には絶対に載っていない当時のリアルな台湾を深堀りしていきます。「この時代は、台湾の歴史のなかでもたいへん難しい時代なんです」と、はじめに片倉さんから説明が。「戒厳令の影響で、多くの資料は破棄や改ざんされて残っていないし、台湾の人たちも、あまり語りたがらないのです」

そんな時代の台湾を実際に見てきた、貴重な歴史証言をしてくれるのが、藤重太さん。1986年に師範大学留学をきっかけに来台。その後、日台のビジネス交流のサポートに尽力してこられました。

そんな時代の台湾を実際に見てきた、貴重な歴史証言をしてくれるのが、藤重太さん。1986年に師範大学留学をきっかけに来台。その後、日台のビジネス交流のサポートに尽力してこられました。

写真を交えながらお話をしてくださる藤さん。「留学するとき、何の知識もなく、ホテルもとらずに渡台して、いろんな人に助けられました」「日本で中国語の勉強をしてこないでくださいと言われたんです」「台湾ではビジネスと政治を切り離して考えることはできません」などなど、興味深いお話が満載。

写真を交えながらお話をしてくださる藤さん。「留学するとき、何の知識もなく、ホテルもとらずに渡台して、いろんな人に助けられました」「日本で中国語の勉強をしてこないでくださいと言われたんです」「台湾ではビジネスと政治を切り離して考えることはできません」などなど、興味深いお話が満載。

「今のはどういう意味かな?」と思うより先に、すぐに片倉さんがわかりやすい解説を入れてくれます。「つまり日本で、中国大陸の中国語を勉強すると、共産党バンザイという意味になるんです」「政治家と縁があるということは、台湾でビジネスをする上で信頼につながるんですよ」。これなら台湾初心者の方でも臆せず参加できますよね。

「今のはどういう意味かな?」と思うより先に、すぐに片倉さんがわかりやすい解説を入れてくれます。「つまり日本で、中国大陸の中国語を勉強すると、共産党バンザイという意味になるんです」「政治家と縁があるということは、台湾でビジネスをする上で信頼につながるんですよ」。これなら台湾初心者の方でも臆せず参加できますよね。

後半、藤さんが訪れた原住民集落・南澳に行ったときの話になると、聴衆のみなさんも真剣そのもの。日本語由来の台湾語の話、家の中に昭和天皇皇后両陛下(当時)の御影が飾ってあったこと。世代間の言語の断絶や原住民差別など、悲しいけれど忘れてはいけない貴重なお話もありました。

後半、藤さんが訪れた原住民集落・南澳に行ったときの話になると、聴衆のみなさんも真剣そのもの。日本語由来の台湾語の話、家の中に昭和天皇皇后両陛下(当時)の御影が飾ってあったこと。世代間の言語の断絶や原住民差別など、悲しいけれど忘れてはいけない貴重なお話もありました。

「台湾の人たちの親日というのは、日本時代から受け継いだ遺産なんです。ですから、いまを生きる私たちに何ができるのか、みなさんもぜひ考えてみてください」という藤さんの言葉で、イベントは締めくくられました。片倉さんいわく、これだけのまとまったイベントを台湾で開催するのは初めてとのこと。いつかまた、第2弾が実現することを願って、会場を後にしたナビでした。

「台湾の人たちの親日というのは、日本時代から受け継いだ遺産なんです。ですから、いまを生きる私たちに何ができるのか、みなさんもぜひ考えてみてください」という藤さんの言葉で、イベントは締めくくられました。片倉さんいわく、これだけのまとまったイベントを台湾で開催するのは初めてとのこと。いつかまた、第2弾が実現することを願って、会場を後にしたナビでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2019-05-10

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