MRT開通で桃園国際球場が便利にアクセスできるようになりました!
こんにちは、台北ナビです。
台湾でも日本でもプロ野球が開幕!やっぱり野球は現地観戦!ということで、今日は開通したばかりの桃園空港MRTに乗って、ラミゴモンキーズの本拠地にやってきました。
新しく開通した桃園空港MRTに乗って球場へ
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乗車記念品ももらいました
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ラミゴモンキーズについては昨年も観戦記事をアップしたので、詳しくは前回の記事を読んでいただくとして、今回お伝えしたいのは、MRT開通で利便性が大きくアップしたことです!台北から電車に乗ればそのまま球場へ!駅から球場までは歩いて3分ほどという便利さなんです。
電車の車窓から、桃園国際球場が見えます!
野球好きのチビナビを連れて台北駅から電車に揺られること約1時間。途中駅でユニホームに身を包んだ家族が乗り込んできたりして、徐々に観戦ムードが盛り上がってきます。最寄駅の「桃園体育園区」に近づくと、窓から桃園国際棒球場が見えて気持ちがに盛り上がります。夜にはライトに照らされた幻想的な球場が見えて、これこそ駅近球場の醍醐味という感じです!駅を出て、目の前の横断歩道を渡れば、そこはすぐ球場の正面入り口。ワクワク感がどんどん高まってきます。
MRTの改札を出てエスカレーターを降り・・・
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目の前の横断歩道を渡ったら、球場は目の前!
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ナビたちが取材に行ったのはラミゴの本拠地開幕戦。この日は千葉ロッテマリーンズとのコラボレーションデーでもありました。マリーンズのマスコット・マーくんとカンパイガールズが桃園にやってきて、試合前にはサイン会も開催されました。ラミゴモンキーズと千葉ロッテマリーンズは「空港のある街にある球団」というつながりで、2年前から交流試合を行っています。毎年マリーンズの春季キャンプが行われる石垣島で開催されるので、石垣島のマスコットキャラクター・ぱいーぐるもやってきました!
ナビのお気に入りはピザハットのミニピザ&ドリンクセット100元
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手羽先に味付きのもち米をつめた翅包飯も60元でなかなかの満足度!
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いざスタンドへ!
応援の目玉は可愛くてスタイル抜群のLamigirls
三塁側から見るとこんな感じです
ラミゴは三塁側ベンチを使うので、ナビたちも三塁側へ。三塁側内野の一番前の席で、ここは何と言ってもラミゴの応援が間近で見られる特等席なんです。
ラミゴ応援の要といえば、ユニホームにホットパンツが眩しいLamigirls!厳正なオーディションで選ばれた美女が攻撃の間ずっと応援歌に合わせて踊るダンスは、台湾プロ野球の見所のひとつです。現在は他球団にもそれぞれ応援ガールズがいますが、先駆けとなったLamigirlsは一番人気。2016年にはCDデビューも果たし、彼女たち目当てで球場に来る人たちも多いんです。
Lamigirlsにとってもホーム開幕戦は大事な仕事始め。気合十分で試合前からチームのテーマソングに乗って踊っていました。ちなみに桃園のゲームでは、一塁側でも三塁側でもLamigirlsが踊りを先導してくれます。
試合前にはLamigirlsがグラウンドで踊ります
画像提供:ラミゴモンキーズ
選手が入場
応援団長も登場!踊る踊る!
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投手戦とはとても思えない盛り上がり
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両チームとも外国人の先発投手が安定していて、静かに試合が進んでいきました。しかしテンション低めな投手戦もLamigirlsには関係なし!各選手の応援歌にはすべて振り付けがついているので、休むことなく踊ります。
野球観戦といえばメガホンですが、叩いているヒマはありません。なぜならファンも応援歌に合わせて踊るからです!座っていると応援団長から「立って立って!」と怒られることも。相変わらずビールを飲んでいる人が少ない台湾の球場ですが、お酒なんか入っていなくても踊る踊る!体を動かして応援していると、だんだん気持ちが盛り上がってくるから不思議!応援歌にあまり歌詞がなく、「オー、オー」と吠える感じの曲が多いので、初めてでもすぐ覚えられますよ!
侍ジャパン戦でも大活躍の王柏融選手には私設応援団が
ラミゴのスタメンには、陽岱鋼選手(読売ジャイアンツ)の兄で元ソフトバンクの陽耀勳選手や、ワールドベースボールクラシックWBC開幕前に行われた侍ジャパンとの壮行試合でバックスクリーン直撃の特大ホームランを放った王柏融選手がラインナップ。王選手のパンチ力には日本のファンも驚かされましたよね!
前回の記事でもラミゴ広報さんの一押し選手としてご紹介しましたが、いまやラミゴを代表する人気選手で、駅や球場にも王選手の写真が大きく使われていました。ファンからは「柏融大王」というニックネームで呼ばれていて、応援歌の最中にも「柏融大王!」と声をかけるので、スタンドの応援も一番盛り上がります。よく見るとバックネット裏後方には「王柏融」と書かれた大きな赤い旗を掲げた私設応援団が。インターバルには会場の女性MCに紹介されていました。みんな「王」と書かれた赤いTシャツを着て、かなり熱の入った応援を繰り広げます。
出た!台湾でもビデオ判定!
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ちなみに欣葉の日本料理が食べられるVIP席もあります
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キッズも踊る!フチ子も踊る!
0-0のまま進んだ4回の始まる前に、ネット裏にある飛行機がぐんぐんと高く登っていきます。これも桃園国際球場名物で、4回と7回あたりに応援団長が飛行機に乗り、応援を盛り上げるんです。よく見ると応援団長のほかにカンパイガールズのメンバーが!2人乗りできるなんて知らなかった!
4回くらいからどこからともなく子供達が最前列の席に集まってきて、キッズダンスタイムに。Lamigirlsはこの時間お休みで、子供達が代わりに舞台で踊ります。それにしてもみんなダンスがうますぎるので、どこで習ったのか聞いてみると、自然に覚えたとのこと。毎週末は親御さんと球場に来てるんだそうです。未来のLamigirlsはこうやって育つんですね〜。先輩Lamigirlsはその後、コップのフチ子のコスプレをして再登場。きゃりーぱみゅぱみゅの曲に合わせて可愛い踊りを披露します。
Lamigirlとキッズの息もピッタリ!
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お客さんも踊る踊る!
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フチ子登場〜〜〜!
舞台が競り上がりさらに盛り上がってきます
投手戦の均衡を破ったのは我らがラミゴでした!
5回の裏には朱育賢がフォアボールで出塁すると、陽耀勳のゴロがエラーを誘い、続く林承飛も四球を選んで満塁のチャンスに。梁家榮がライト前にヒットを放ちラミゴが2点先制、さらに統一のエラーで追加点をあげると三塁側は大騒ぎ!6回には朱育賢のホームランで4-0と突き放します。
盛り上がる中7回の始まる前にはラブラブタイム!スクリーンに映し出されたカップルは、有無を言わせずキスさせられちゃうんです。甘いし忙しい〜!
ラミゴの完封勝利で先発投手も踊ります〜!
ヒーローインタビューは応援団と一緒に
そのまま試合は4-0のまま進み、応援のボルテージもまったく落ちないまま試合終了。開幕戦を完封勝利で飾ったラミゴでした!この日のMVPは7回無失点の先発・史博威投手。ヒーローインタビューの後、Lamigirlsと一緒に踊るのがこのチームの定番なのですが、今年ラミゴに加入したばかりの史博威投手は戸惑い気味。その様子がまたスタンドを盛り上げていました。
ラミゴが勝利すると、レフトスタンド後方に見事な花火が上がります。5分近くそれを眺めると、グラウンドでは応援団長による応援歌ダンスの指導が始まりました。桃園ではこうしてみんなでダンスを覚えて帰るのです。
勝利を祝って円陣ジャンプ
画像提供:ラミゴモンキーズ
女子旅にも子連れ旅にもオススメです!
野球観戦に行ったことがない人でも必ず楽しめるのが台湾プロ野球のいいところ!野球のルールがわからなくても、ぜひ踊りに来ちゃってください!
今回のナビ一行には野球場は初めてというメンバーもいましたが、「楽しかった〜〜!」と口を揃えていました。「帰ってからyoutubeで応援歌検索しちゃった!」「今度は娘を連れてきたい!きっと踊るわ!」とド派手な応援にすっかりハマっていましたよ!最初は肌寒さに震えていたナビたちですが、踊っているうちにすっかり元気になっちゃいました。子連れにもオススメです。チビナビもちょっとしたカルチャーショックを受け、家に帰ってからも応援歌を歌って踊っています。
便利になった球場でぜひ生観戦を!
球場を出ると、「桃園体育園区」の立派な駅に明かりが灯っていて、お客さんが列をなして駅に向かっていました。以前はバスで高速鉄道の駅まで行くしか帰宅の方法がなく、混雑を避けるには自力でタクシーを拾うしかなかったことを思うと、駅の明かりが本当に心強かったです。子供連れでも無理なく球場へ行けるので、ファミリーの来場が増えそうですね!
テレビ中継では応援の音もダンス映像も控えめ。あの興奮は現場にいかないと味わえません!桃園空港MRTができて、台北からまっすぐ一本で行けるようになった桃園国際球場。ぜひ一度足を運んで、Lamigirlsと思いっきり踊ってみてください!
以上、応援歌が頭から離れない台北ナビがお届けしました。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2017-04-17