私の好きな台北のカフェ♪

台北のカフェで、ゆっくりと幸せな旅のひとときを過ごしませんか?

こんにちは、台北ナビです。旅先でゆっくり過ごしたい時や雨降りの時、皆さんはどうしますか?茶芸館でまったりするほどでもなく、30分くらいゆっくりくつろぎたい時、ナビはカフェに行きます。今回はナビお気に入りの台北カフェをご紹介します。

中山エリアのくつろぎカフェ2軒

庭の緑を眺めながら、本格派のコーヒーを味わう・・・珈琲時光
旧アメリカ大使館だった台北之家。その中にある「珈琲時光」に一歩足を踏み入れると、高い天井と白い空間が迎えてくれます。庭にはガジュマルなど目に優しい木々の緑に、ここが中山エリアの中心部ということを忘れてしまいそうです。オーダーしたカプチーノは、冷めても味の変わらない本格派。イタリアilly社の豆を使用しているのもうれしくなります。優しい味のケーキは、プレートも素敵にデコレーションしてくれました。カフェに集う人は台北のアーティストと思われる人たちが多く、窓の外の緑の木々を眺めてのんびりしながら、何気なく過ごす時間がとても心地よく感じます。涼しい季節には庭の木の下でカフェタイムもいいですね。ホウ・シャオエン監督の作品「珈琲時光」(2004年製作)のテーマでもある「珈琲を味わうときのように、気持ちを落ち着け、心をリセットし、これからのことを見つめるためのひととき」。そんなひとときも一緒に味わいに、出かけてみてはいかがでしょうか。

台北市中山北路二段18号
(02)2562-5612
11:00~23:00(カフェレストラン、ラウンジ)
無休


隠しておきたい、大人のためのカフェ・・・ジェミー・チェン  ダイアローグ
「台北之家」の隣りにひっそりとたたずむ「ジェミー・チェン ダイアローグ」。小さな黒板だけが目印なので、セレクトショップにカフェも併設していることを知る人はまだ少ないでしょう。素敵な茶芸館「小慢」にうかがった時、オーナーの謝小曼さんより、こちらダイアローグのインテリアも担当したと教えていただき行ってみました。古材を使った木の床に漆喰の壁、どっしりとした木のテーブル、ほの暗い空間に浮かび上がる電球やキャンドルの灯り・・・ダイアローグは大人のための素敵なカフェなのです。メニューは1種類のみ(250元)。この日は大きめな焼物の器でいただく凍頂烏龍茶と、ゲイラックスの葉にのせられた台湾銘菓。こちらもセンスよく、肩の力が抜けた感じが好きです。和の雰囲気も漂うこの空間は本当にくつろぎますよ。空間に流れる音楽が優しくまろやかに聴こえるのは、床や壁に自然素材を使っているから。細やかなところまで小曼さんのセンスと心遣いが生きています。実は内緒にしたい、ナビのお気に入りの場所です。

台北市中山北路二段1-1号
(02)2563‐0568
1100~2300
毎週月曜日休み

穴場が多い永康街カフェ1軒

バラの香りに包まれて、贅沢なひとときを・・・古典玫塊園
約束の時間までまだあるし、どうしようと思った時に目に止まったのが「古典玫塊園」(ローズハウス)でした。それまでは、「台湾に来て、わざわざバラのお茶でもないし。」なんて思っていたのですが・・・古典玫塊園のお茶、気に入ってしまいました。一歩中に入ればそこはバラの世界。ピアノやヴァイオリンのクラシックが静かに流れる中、ほのかに漂うバラと紅茶の香り。インテリアは優雅で格調高く、バラ模様のティーカップは美しいものばかり。女性ばかりと思いきや、意外にも男性も多いですよ。最初は永康街店で「ローズ・アフタヌーンティー」をいただきました。ピンクのバラの活けこみの横で、優雅なティータイム。エインズレイの美しいティーカップでいただく、バラの香り高い紅茶。旅の疲れが抜けていくようです。15種類のバラのエッセンスが入ったという「ローズウォーター」は、目に美しいバラ色。見て味わって幸せな気分になります。もしかすると、飲むバラの美容液かもしれませんね。他にも美顔にいいお茶や、ネーミングの美しいお茶が揃えられています。中山駅の出口4近く、タンゴホテルやロイヤルイン台北の並びには南京西店があります。

永康店
台北市大安區麗水街3-1号
(02)2394-8202
11:00~22:00(土日は23:00)
無休(1人最低消費額 100元)

南京西店
台北市中山區南京西路5号
(02)2523-5170
11:00~10:00
無休(1人最低消費額 100元)

西門町エリアの本格派カフェ2軒

今なお愛される、台北一の老舗カフェ・・・蜂大珈琲
西門町の駅近くの成都路にある「蜂大珈琲」は、コーヒーではなく「珈琲」、カフェではなく「喫茶店」と呼びたいお店。1956年の創立以来、半世紀以上にわたって営業を続ける老舗です。ナビはこちらで朝食後のコーヒーを飲むのが好きです。お店の場所は、初めての訪れる人でもきっとすぐわかります。近づくにつれ珈琲のいい香りがしてきますから。たくさんのコーヒー豆やお菓子が並ぶ店頭から奥に入ると、新聞を読んだり、隣りの人と話したりと、思い思いに過ごす人たちの姿に出会います。年齢層、そしておじさん度が共に高いのが特徴です。一番奥の席に座り、いつもの蜂大総合珈琲と核桃酥(クルミのクッキー)をオーダー。オーナーの探究の末にできあがった自家焙煎の珈琲は、まろやかな口当たりのあとに深みに変わっていく本格派。余韻が残ります。窓の外に見える紅楼劇場を眺めつつゆっくり味わっていると、旅行者の自分が台湾で生活しているかのような気分になれる、そんな喫茶店なのです。いつまでも西門町にあり続けてほしいと願ってしまうのは、ナビだけなのでしょうか。

台北市成都路42号
(02)2371-9577
8:00~22:30
無休


セピア色が似合う、クラシックなカフェ・・・保塁珈琲
にぎやかな西門町を背に向かったのは、歴史ある中山堂内の「保塁珈琲」です。日本統治時代の1936年に昭和天皇即位を記念して建設され、70年の時を経て今もその当時の面影と美しさを残しています。その2階にある「保塁珈琲」は、重厚な室内に天井の見事な細工、パリッと糊のきいた白いテーブルクロス、クッションのよい座り心地のいい椅子と、正統派クラシックカフェここにあり、なのです。一歩足を踏み入れれば優雅な空気に包まれます。かといって堅苦しくなく、広々としていて、どこをとってみても絵になる空間。「島服」といわれるスタッフの台湾服も素敵です。「窓際の席を」と告げると、窓からヤシの木が眺められる奥の席に案内してくれました。ヒーリング音楽が流れる中でいただいた「保塁冰珈琲」は、ミルクコーヒーといった味わい。「ブラウニーのような」チョコレートケーキは、クッキーやフルーツも盛り付けられた豪華版。当時の様子に思いを巡らしながら、カフェタイムを楽しみました。静かに時を過ごしたい時、いつもと違う台北を知りたい時には保塁珈琲を訪れてみて下さい。

台北市延平南路98号(2階)
(02)2381-9551
11:00~23:00(ランチ11:30~14:00、アフタヌーンティー14:00~17:00、ディナー17:30~21:00)
毎月第一月曜日休み(別途サービス料10%)
 

いかがでしたか?ほんの短い時間なのに、思い出すと印象に残っている・・・そんなカフェに出会うと旅の思い出は増えますよね。今回ご紹介したカフェは、日本語度はほぼゼロです。でも、言葉が通じないほどに伝わってくるものがあります。傘を持っているか心配し、「激しい雨がおさまるまでここにいて」と雨宿りさせてくれたり、歴史あるカフェ内を案内してもらったり、ご高齢で座ることが多くなったのに、日本から来たナビを見送って下さったり・・・謝謝! 私の好きな台北カフェは、心もあたたかくしてくれたのでした。

ご紹介した中に行ってみたい台北カフェはありましたか?他にも、あなたのお気に入りカフェがあったら教えてくださいね。台北ナビでした。
関連タグ:カフェコーヒー

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2009-11-03

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