2009年10月に完成した媽祖像は高さ28.8m。世界最高の媽祖巨神像です。そして、海で生業を立てる人々や海を渡って異国に移り住んだ華僑たちの神様、すなわち海を守る神といわれる媽祖の土台は大きな船で、媽祖が見つめているのは故郷中国の媚州島。像の前方は船の舳先(へさき)。あいにくこの日は雨模様で、心なしか媽祖様の表情も曇りがちに見えるのが残念ですが、ここからの眺めは見事です!敬虔な媽祖信者である馬祖の人々は、「媽祖は馬祖にあり」というスローガンの下、構想から完成まで10年以上の歳月をかけてきました。像の周囲には12枚の彫刻があり、媽祖が神様になったストーリーをここから知ることができます。
また、神像を建立するにあたり、住民たちが周辺の地形を調査中、ちょうど神像の真下あたりのところに門前山坑道を発見!媽祖のお祭りの際には、媽祖様の下をくぐると願いがかなうということから皆が長蛇の列を作りますが、この坑道はその適切な場所にちなんで「祈福坑道」と名付けられ、入口にはお祭りのときと同じようなお神輿が備え付けられました。内部は各地の媽祖廟やお祭りの時の画像が紹介されています。
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スポット登録日:2015-06-15
スポット更新日:2015-07-13