『台三線ロマンチック街道』で素朴だけど美味しい客家の伝統グルメを楽しもう!

独特の文化と心優しい人たちに育まれた独自の味に出合えます

台湾人の中でも客家人と呼ばれる人々が多く暮らす桃園、新竹、苗栗の各県を貫く台湾省道三号線(台三線)は、別名『台三線ロマンチック街道』と呼ばれる幹線道路。沿道には独自の文化が根付いており、豊富な自然環境も相まって、今イチ押しの観光スポットです。

台湾人の中でも客家人と呼ばれる人々が多く暮らす桃園、新竹、苗栗の各県を貫く台湾省道三号線(台三線)は、別名『台三線ロマンチック街道』と呼ばれる幹線道路。沿道には独自の文化が根付いており、豊富な自然環境も相まって、今イチ押しの観光スポットです。

多彩な客家文化の中で特に紹介したいのが食文化。苗栗県獅潭にある「国興獣肉店」は、豚レバーの塩漬けをさらに乾燥させた「豬膽肝」の老舗。日本統治時代に食べられるようになったこの食材は滋養強壮によいとされ、秋から年末にかけて生産され、旧正月の贈呈品として重宝がられています。

多彩な客家文化の中で特に紹介したいのが食文化。苗栗県獅潭にある「国興獣肉店」は、豚レバーの塩漬けをさらに乾燥させた「豬膽肝」の老舗。日本統治時代に食べられるようになったこの食材は滋養強壮によいとされ、秋から年末にかけて生産され、旧正月の贈呈品として重宝がられています。

豚の三枚肉とイカ、セロリ、干し豆腐などを甘しょっぱく炒めた「客家小炒」や豚ホルモンをネギやショウガ、酒などで煮詰め、ショウガの千切りとニンニクで炒めた「薑絲大腸」などの客家料理を味わいたいなら新竹県関西の「清香飲食店」へ。

豚の三枚肉とイカ、セロリ、干し豆腐などを甘しょっぱく炒めた「客家小炒」や豚ホルモンをネギやショウガ、酒などで煮詰め、ショウガの千切りとニンニクで炒めた「薑絲大腸」などの客家料理を味わいたいなら新竹県関西の「清香飲食店」へ。

日本統治時代に開業し、現在は4代目が切り盛りする老舗。代々受け継がれる確かな味は、多くのファンがおり、寒い冬の平日でも開店前から行列ができる人気なんだとか。地元の人に混じって客家料理に舌鼓を打ってみてください。

日本統治時代に開業し、現在は4代目が切り盛りする老舗。代々受け継がれる確かな味は、多くのファンがおり、寒い冬の平日でも開店前から行列ができる人気なんだとか。地元の人に混じって客家料理に舌鼓を打ってみてください。

新竹県竹東の「梁記麵店」は、きしめんの様な「板條」などの麺料理を売る市場の中の食堂。歯ごたえが違う麺だけでなく、味の決め手となる揚げ赤タマネギや、おかずにピッタリの滷味(ごった煮)も自家製です。

新竹県竹東の「梁記麵店」は、きしめんの様な「板條」などの麺料理を売る市場の中の食堂。歯ごたえが違う麺だけでなく、味の決め手となる揚げ赤タマネギや、おかずにピッタリの滷味(ごった煮)も自家製です。

客家の白玉団子汁も名物。醤油と揚げ赤タマネギ、ニラとセロリで味付けられたスープは素朴ながらもごまかしの効かない味で人気ですよ。

客家の白玉団子汁も名物。醤油と揚げ赤タマネギ、ニラとセロリで味付けられたスープは素朴ながらもごまかしの効かない味で人気ですよ。

苗栗県最南端の卓蘭にある「江記永安囍餅」は、パン屋さんから生まれた伝統菓子店。1999年の台湾大地震では工場と店舗が被災したものの、不屈の精神で再起し、2017年には地元の特産品を販売するスペースを設けた旗艦店をオープンさせるまでに回復しました。地元の人や文化と行楽客をつなぐ橋渡しの役割を果たしています。

苗栗県最南端の卓蘭にある「江記永安囍餅」は、パン屋さんから生まれた伝統菓子店。1999年の台湾大地震では工場と店舗が被災したものの、不屈の精神で再起し、2017年には地元の特産品を販売するスペースを設けた旗艦店をオープンさせるまでに回復しました。地元の人や文化と行楽客をつなぐ橋渡しの役割を果たしています。

※今回ご紹介した店舗の詳細は「浪漫台三線產業足跡款款行 喚醒。老舖創生」をご参照ください。インターネットや台湾の大型書店で購入可能です。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2019-04-19

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