台湾32駅と同名さんが駅長体験!台北、宜蘭リポート

台湾と日本には同じ名前の駅が32駅あることから始まった駅長体験の旅、台湾人のおもてなしの心を感じたイベントでした


こんにちは、台北ナビです。
突然ですが、日本と台湾では年間どれくらいの人がお互いの国を訪れているか知っていますか?なんと2014年は日台合わせて400万人を超える見込みで、その数は年々増えているそうです。今回は台湾のよさをさらに多くの人に知ってもらおうと台湾観光局が「臺日32個同名車站站長體驗」というイベントを行いました。そのイベントに同行させていただきましたので、その様子をご紹介したいと思います。

とてもユニークなイベント

駅長体験での一コマ。

駅長体験での一コマ。


「臺日32個同名車站站長體驗」とは字からもなんとなく想像がつくと思いますが、台湾と日本には同じ名前の駅が32駅もあるんだそうです。有名なものでいうと日本の愛媛の「松山」駅と台湾の台北市にある「松山」駅。そこで何か日本と台湾で交流ができないかと考え、同じ駅名の名前の日本人を32人台湾に招待し、台湾で1日駅長になってもらい、友好を深めようというもの。また、駅長体験だけではなく、台湾各地の観光地も訪れてもらい、台湾のよさを知ってもらおうというイベントだったんです。
台北市「松山」駅で一日駅長体験中の松山さん。

台北市「松山」駅で一日駅長体験中の松山さん。



このイベントはインターネット、新聞、駅のポスター、LINE等で告知をしていたので見た人も多いのではないのでしょうか。同名駅32は以下の通りです。まずは同じ名前であることが今回の応募条件、皆さんの名前はあったでしょうか。
「板橋」「桃園」「富岡」「大山」「日南」「清水」「追分」「豊富」「豊原」「大村」「田中」「水上」「新市」「大橋」「岡山」「竹田」「東海」「大里」「亀山」「中里」「新城」「平和」「豊田」「南平」「大富」「瑞穂」「池上」「関山」「竹中」「横山」「富貴」「松山」
応募総数1910通の中からいちばん応募の多かったのは田中さん、次いで清水さん、横山さん、逆に少なかったのは日南さん、平和さん、豊富さんだったそうです。

盛大な前夜祭

台北アンバサダーの会場で行われました。

台北アンバサダーの会場で行われました。

イベントは11月下旬に2泊3日の日程で行われました。日本全国から当選した皆さんは、まずは台北で初日夜の前夜祭に参加、台北アンバサダーホテルの会場で歓迎の式が行われ、獅子舞の踊りから始まり、32人の皆さんは盛大な拍手で迎えられました。台湾観光親善大使の小林幸子さんもいらっしゃったり、台湾伝統楽器での演奏など、とても豪華な式となりました。
駅長任命式ということで、駅長帽子、たすきを装着し、一人一人壇上で台湾観光局長からの任命を受け、皆さんは駅長体験への気持ちが高まっているようでした。その後は台湾の食事を楽しみながらリラックスした雰囲気で前夜祭は終了。明日からが駅長体験本番、楽しみです。
獅子舞や台湾楽器の演奏等盛りだくさんでした。 獅子舞や台湾楽器の演奏等盛りだくさんでした。 獅子舞や台湾楽器の演奏等盛りだくさんでした。

獅子舞や台湾楽器の演奏等盛りだくさんでした。

壇上で一人一人駅長任命を受けました。

壇上で一人一人駅長任命を受けました。

当選した32人の皆さん、帽子とたすきを装着して待機中です。

当選した32人の皆さん、帽子とたすきを装着して待機中です。

全員で集合写真!観光親善大使の小林幸子さんもご一緒に。<br>画像提供:観光局

全員で集合写真!観光親善大使の小林幸子さんもご一緒に。
画像提供:観光局

台北駅から出発です

「台北」駅広場で出発式が行われました。

「台北」駅広場で出発式が行われました。


翌朝は「台北」駅広場で出発式です。ここでは子どもたちがコマ飛ばしのパフォーマンスで場をなごませてくれるところから始まりました。観光局局長からは台湾の美しい景色を堪能し、駅長の仕事はどんなものなのか体験してください、小林さんからは台湾の素晴らしさを感じ、楽しんできてくださいとご挨拶。
出発式を終えたら、32駅駅長さんは7つのコースに分かれて自分の駅を目指します。ナビは「台北、宜蘭」のコースに同行させていただきました。この他のコースは高雄、日月潭、太魯閣峡谷など台湾各地を回ったそうです。
台北」駅でも駅職員の方がお出迎えです。 台北」駅でも駅職員の方がお出迎えです。

台北」駅でも駅職員の方がお出迎えです。

「台北」駅ではクリスマスツリーが出ていました。

「台北」駅ではクリスマスツリーが出ていました。

出発式を終えて7つのコースに分かれて台湾中の駅に向かいます。

出発式を終えて7つのコースに分かれて台湾中の駅に向かいます。

最初の駅、「板橋」駅での熱烈歓迎

「板橋」駅に到着です。

「板橋」駅に到着です。


「台北」駅からバスで移動し、台北市内にある一つ目の駅、「板橋」駅に到着しました。バスから降りるとまずは台湾式に爆竹での歓迎。板橋駅駅長さんを始め職員の方々に並んで迎えられ、駅構内を案内していただき、その後、ホームで駅と同名の板橋さんが実際に電車を発車するという業務を体験しました。
こちらは高鉄も停車する巨大な駅ということもあってか、テレビ局等もたくさん取材にきていましたよ。カメラの数々と次から次にくるインタビューに日本人駅長さんたちはちょっと緊張している様子。
駅に着いたとたんに爆竹での歓迎。 駅に着いたとたんに爆竹での歓迎。

駅に着いたとたんに爆竹での歓迎。

板橋さん、台湾のメディアの取材を受けています

板橋さん、台湾のメディアの取材を受けています

こんなにたくさんのカメラ、緊張しちゃいますね。

こんなにたくさんのカメラ、緊張しちゃいますね。

こちらが発車させた普悠瑪列車です。

こちらが発車させた普悠瑪列車です。

板橋さんと板橋駅駅長さん。 板橋さんと板橋駅駅長さん。

板橋さんと板橋駅駅長さん。



「板橋さん」 
知人からこのイベントを聞いて応募したという板橋さん、台湾は初めてだそうです。駅長体験を終えて、歓迎にびっくりしています、とてもありがたい、個人の旅行では体験できないようないろんな体験をさせていただいておもてなしの心を非常に感じました、とのこと。次回はご主人と来たいと台湾のよさをしっかり感じてもらったようです。実はこのイベントに参加する前にもあらかじめ「板橋」駅から、駅の案内のメールが来たそうですよ。「板橋」駅の気配りが感じられますね。

日本と関係の深い「松山」駅

「松山」駅に着きました。

「松山」駅に着きました。


こちらでも松山駅駅長さんを始め、多くの方が出迎えてくれました。松山駅は「饒河街夜市」、「松山慈祐宮」、洋服問屋街の「五分埔」などもあり、1日に3万4千人の人が利用する非常に巨大な駅。最近ではMRTも開通してますます便利になっています。「松山」駅は1891年に建設され、もともとは「錫口火車碼頭」という名前だったそうなのですが、日本統治時代に松山から来た日本人が周りの風景が愛媛の松山に似ていることから「松山」駅に改名したそうなんです。
「饒河街夜市」も駅からすぐです。

「饒河街夜市」も駅からすぐです。

「松山慈祐宮」

「松山慈祐宮」

MRTも開通して便利に。こちらは川をイメージした天井、とてもきれいです。

MRTも開通して便利に。こちらは川をイメージした天井、とてもきれいです。

こちらが松山道後温泉からのからくり時計。かなり立派です。

こちらが松山道後温泉からのからくり時計。かなり立派です。



愛媛の「松山」駅とも交流があり、2014年10月13日で友好締結1周年になるそう。駅員さん同士もLINEで連絡を取り合うなど、日頃からよい関係を築いているようです。松山市道後温泉からの贈り物、立派なからくり時計も友好のシンボルとしてありますので、ぜひご覧になってくださいね。1時間に1回のからくりのため、今回は見られず、残念。
友好記念品

友好記念品

駅について様々なことを説明していただきました。

駅について様々なことを説明していただきました。

指差し確認、出発〜。

指差し確認、出発〜。



こちらでも松山さんが駅長として、電車「自強号」を発車させることに。時間確認、アラームを鳴らす、運転手に懐中電灯で合図、指差し確認等々、いきなりだとちょっと戸惑ってしまいそう。松山さんも緊張している様子。ここでは副駅長さんが優しくフォローしてくださり、無事に発車。
副駅長さんも設備について説明してくれました。

副駅長さんも設備について説明してくれました。

駅構内も広い!

駅構内も広い!



「松山さん」 
大阪からご友人と一緒にご参加、台湾は旅行で5回目という松山さん、今回のポスターを駅で見て応募したそうです。緊張したけど、気さくで、親切な方ばかりで楽しめました、職場でも今回のイベントのことをたくさん話していきたいと話してくださいました。

食事も楽しんで

お昼は「1010新湘菜」で湖南料理。

お昼は「1010新湘菜」で湖南料理。


午前中に2つの駅を回り、駅長さんたちも取材陣の数々に緊張しながらも、台湾の方の歓迎ぶりに心をうたれている様子。
昼食は市政府近くの誠品書店信義店ビル内の「1010新湘菜」で湖南料理です。毎回の食事やこれから回る観光のプランは同行してくださった観光局の徐さん、洪さんが練りにねって考えたプラン。食事もいろんなものを食べられるようにと、吟味してくれました。湖南料理は唐辛子等を使って辛いのが特徴。「焼椒皮蛋」や「臭豆腐肥腸阿干鍋」「串焼蝦」などどれもピリ辛で止まらなくなる美味しさでした。
「焼椒皮蛋」ピリ辛のピータン。

「焼椒皮蛋」ピリ辛のピータン。

「臭豆腐肥腸阿干鍋」匂いもそこまで気になりません。

「臭豆腐肥腸阿干鍋」匂いもそこまで気になりません。

「松子年糕牛肉」

「松子年糕牛肉」

のどかな無人駅、「中里」駅

昼食を終え、バスで雪山トンネルを通り、約1時間、宜蘭の「中里」駅に到着です。回りを見ても田んぼがあったりと、のどかでいい風景が広がっています。こちらでは林業が発達しているため、元々は加工した紙を運ぶための駅として作られたそうです。
午前中の2つの駅と比べると規模はかなり小さくなりますが、地元の方々の歓迎は変わりません。こちらの駅は無人駅ということで、管理をしている隣の駅「羅東」駅駅長さんを始め、宜蘭の観光局の方が笑顔と拍手で迎えてくれ、とても温かい気持ちになりました。その場で通訳さんに日本語を聞いて、片言の日本語で「さようなら」や「またね」と皆さんに声をかけてくれるなど何気ないことですが、コミュニケーションを取ろうとする心が伝わってきます。
台湾32駅と同名さんが駅長体験!台北、宜蘭リポート 電車 鉄道 イベント 観光 宜蘭汽車 駅周辺ものどかです。

駅周辺ものどかです。

中里さん、電車の出発の仕方を教えてもらっています。

中里さん、電車の出発の仕方を教えてもらっています。

運転手に合図を出して、決まってます!

運転手に合図を出して、決まってます!



「中里さん」 
東京からご参加で、新聞を見てご家族3人で応募したという中里さん。「中里」駅長体験では駅の大小に関わらず、台湾人の人情味やおもてなしの心を感じられ、とても楽しかった、普通のツアーで味わえないようなオンリーワンなイベントに参加できてよかったと、話してくださいました。

宜蘭観光も盛りだくさん

本日の駅長イベントを終え、夕方になりましたが、少しの時間でも台湾を知ってもらおうということで、宜蘭観光も少し。「国立伝統芸術中心」、「羅東夜市」を回り、ホテル「シティスイーツ(城市商旅 礁渓楓葉館)」へ。ホテルのある「礁渓」は宜蘭で有名な温泉街。このホテルももちろん温泉がありますので、ゆっくり休んで次の日に。
「国立伝統芸術中心」こちらでは台湾の伝統的な芸術を鑑賞することができます。 「国立伝統芸術中心」こちらでは台湾の伝統的な芸術を鑑賞することができます。 「国立伝統芸術中心」こちらでは台湾の伝統的な芸術を鑑賞することができます。

「国立伝統芸術中心」こちらでは台湾の伝統的な芸術を鑑賞することができます。

「国立伝統芸術中心」内には昔の民家も再現されています。

「国立伝統芸術中心」内には昔の民家も再現されています。

ライトアップもいい雰囲気です。

ライトアップもいい雰囲気です。

「羅東夜市」にもちょっと寄り、雰囲気を楽しみました。 「羅東夜市」にもちょっと寄り、雰囲気を楽しみました。 「羅東夜市」にもちょっと寄り、雰囲気を楽しみました。

「羅東夜市」にもちょっと寄り、雰囲気を楽しみました。

駅長体験2日目

バスからの景色です。亀山島が見えてきました。

バスからの景色です。亀山島が見えてきました。



次の日も宜蘭をバスで回ります。海が見えてくると亀の形をした亀山島もはっきりと見えました。バスから景色を眺めているだけでもとても気持ちよく、宜蘭海沿いはドライブには最高のコースです。
この辺りの岩の形、ケスタを模した個性的な外観の「蘭陽博物館」で記念撮影。こちらではこの地方の自然や文化、歴史を学ぶことのできる博物館です。
「蘭陽博物館」の前で記念撮影。 「蘭陽博物館」の前で記念撮影。

「蘭陽博物館」の前で記念撮影。

豊かな自然に囲まれた「亀山」駅

こちらは亀山島からいちばん近い所にあるということから「亀山」駅という名前に。80年も使っている駅になります。駅は道路から少し階段を上った高い所にあるので、ホームからは海と亀山島が、反対側には山の緑が見える、豊かな自然に囲まれた駅です。

なんと前駅長もいらっしゃって、お話を聞くことができました。当時は管理するエリアが多く、どの駅に対しても気配りをするのが大変だったそうです。今も駅内には退職の際に表彰された安全運転240カ月記念の表彰状がありました。亀山さんも積極的に質問をしたり、コミュニケーションを取る姿が印象でした。
階段を上った先が「亀山」駅です。

階段を上った先が「亀山」駅です。

台湾32駅と同名さんが駅長体験!台北、宜蘭リポート 電車 鉄道 イベント 観光 宜蘭汽車 海のすぐ近くの駅です。

海のすぐ近くの駅です。

80年も使われている駅です。

80年も使われている駅です。

亀山さん、ベルの鳴らし方などいろいろ教えてもらいました。

亀山さん、ベルの鳴らし方などいろいろ教えてもらいました。

退職された前駅長さんも。

退職された前駅長さんも。

一日駅長の亀山さん、これからこの電車に乗っていきます。

一日駅長の亀山さん、これからこの電車に乗っていきます。




ここから電車に乗って移動です。車内は日本の電車とあまり変わらず親近感を感じ、一般の電車と比べると広々とした印象でした。電車に乗っていると仕事中の車掌さんも通りかかり、笑顔で一緒に記念撮影に応じてくれました。本当に皆さんフレンドリーです。2駅ほど乗り、「大里」駅に到着です。2駅だけでしたが、外の景色をずっとながめていたいなと思えるほど、のんびりとしていて、ローカル電車の旅もいいなあと感じました。
宜蘭の観光局の方々。

宜蘭の観光局の方々。

電車から海が見えますよ。

電車から海が見えますよ。

姉妹でご参加

姉妹でご参加



「亀山さん」
岐阜から妹さんと一緒にご参加、台湾観光局のLINEのお知らせで知ったという亀山さん。台湾は以前から行きたいと考えていたところの今回の当選、参加してますます台湾に興味がわき、中国語も勉強してみたいなと感じたそうです。企画、準備をしてくれた皆さんに大変感謝してます、と話してくださいました。妹さんも今回、山も海も街も台湾のいろんな顔が見られてよかったとのこと。

ここでも人との出会いがありました、「大里」駅

亀山駅から2駅となりの大里駅に着きました。

亀山駅から2駅となりの大里駅に着きました。

「大里」駅に着くと、こちらも以前駅で働かれていた方、張さんが待っていてくれました。1929年(昭和4年)生まれの86歳、とてもお元気です。16歳から43年間務められていたそうです。張さんは日本語教育を受けた世代であり、私たちの訪問にも日本語でお話を聞かせていただきました。
昔、ここは台北からの機関車を転換するポイントだったそうで、ここで小型の機関車に換えて宜蘭の南の蘇澳まで走っていたとのこと。そのためこの駅も昔は非常に忙しかったと話してくださいました。日本の方がたくさん来るのは久しぶりだそうで、働いていた頃は日本人のお客さんが来ると日本語堪能な張さんが必ず呼ばれていたそうです。
大里駅ものどかで気持ちのいい所にあります。

大里駅ものどかで気持ちのいい所にあります。

以前こちらで働かれていた張さん。

以前こちらで働かれていた張さん。



駅には日本語で「ようこそ」と書かれたポスターが用意されていました。これ以外にも見えない所で様々な準備をして迎え入れてくれたんだなと思うと、とても感謝です。
台湾の観光としてのよさだけでなく、台湾の人の温かさも同時に伝えていきたいなと感じました。


「大里さん」
東京からご参加、台湾は初めてという大里さん。言葉は通じないけれど、心と心のコミュニケーションで台湾の人と通じ合えた、物ではなく台湾の人の心が嬉しく、今後、日本に帰ってからも心に対して心で返すようなことを投げかけていきたいと話してくださいました。

海の見えるレストラン


「網元漁坊AMIMOTO」という海が見えるレストランで昼食です。お刺身、エビ、ノリのスープなど宜蘭の海の幸を堪能しました。日本では珍しいマンボウのお刺身はコリコリとしていて不思議な食感、あっさりとしていておいしくいただきました。他にも今の季節、この大きさは珍しいという太刀魚のフライ、サクっと溶けるような優しい味で、今回の食事でいちばんおいしかったという方もいらっしゃいましたよ。このロケーションでの料理はとても気持ちよく、皆さんの会話も弾みます。
太刀魚のフライ

太刀魚のフライ

ノリのスープ

ノリのスープ

新鮮なシーフード、美味しくいただきました。

新鮮なシーフード、美味しくいただきました。

旧草嶺トンネルサイクリング

宜蘭の観光局の方が宜蘭に来たらぜひ体験してほしいとプランに入れていただいた旧草嶺トンネルサイクリング。かつては福隆から石城まで通るのには、草嶺山脈を超えなければならないため、大変遠回りをしなければならなりませんでした。そこで人々が苦労して、1924年に草嶺鉄道トンネルとして開通させました。1986年に別の場所に新しいトンネルが設けられたため、しばらくの間閉鎖されていたのですが、2009年にサイクリングロードとしてオープンしました。いろいろなものが便利になっても先人たちの苦労があってこそということを感じてもらいたいと宜蘭の観光局の方々。
緑が多くて気持ちのいい所です。

緑が多くて気持ちのいい所です。

自転車を借りて、これからサイクリング。

自転車を借りて、これからサイクリング。

自転車は台湾メーカーのGIANT 。

自転車は台湾メーカーのGIANT 。

トンネル内は涼しく、すいすい進んでいきます。

トンネル内は涼しく、すいすい進んでいきます。



ずっとまっすぐに続く全長2.16km、自転車で片道約15分、トンネル内は涼しく、心地よいサイクリングになりました。平日はこのトンネルを歩くこともできます。トンネルの中は線路の絵が描いてあり、気分を盛り上げてくれます。トンネル内で宜蘭県から新北市へ入りました。このトンネルの最寄駅は「福隆」駅となります。この後、バスで移動し「九份」へ寄り、台北市内へと戻りました。
トンネルは2.16km、ゆっくり走って片道15分くらい。

トンネルは2.16km、ゆっくり走って片道15分くらい。

トンネル内で宜蘭から新北市へ入ります。

トンネル内で宜蘭から新北市へ入ります。

台湾リピーターが多いわけとは

宜蘭の観光局の方々。最後まで笑顔で手を降って見送ってくれました。

宜蘭の観光局の方々。最後まで笑顔で手を降って見送ってくれました。

このような感じで盛りだくさんの駅長体験、台湾観光となりました。今後は駅と駅の交流等へつなげていきたいとのこと。今回ご参加の皆さんも、日本に帰って台湾のよさを伝えていきたい、また台湾に来たいと口々におっしゃっていました。

ナビの周りでも台湾に来る人はリピーターの方がとても多いです。それだけ台湾にはもう1回、もう1回と来たくなる魅力があるんですよね。ナビは台湾の豊かな自然とどこか懐かしいような風景、人の温かさ、今回それを再認識しました。台湾にまだ来たこのない皆さんもぜひ、訪れてみてください。きっとまた来たくなる何かを感じられると思いますよ。

以上、台北ナビでした。
関連タグ:電車鉄道イベント観光宜蘭汽車

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2014-12-11

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