第9回KKBOX MUSIC AWARDSは大盛り上がり！

林俊傑

まずトップバッターはJJこと林俊傑。3年連続で十大風雲歌手受賞です。スーツをどことなく軍服風にアレンジした衣装で登場し、『因你而在』を披露。この曲は昨年3月に日台を湧かせた「WBC日台戦」のテーマソングだったので、ナビの頭の中にはあの感動的なシーンがよみがえりました！スタートからもう会場はすでに大盛り上がりで、初めて生のJJを観たナビは、生歌の上手さにもびっくり。

続く『暗黒騎士』ではダンサーが登場し、曲のカッコよさを引き出していました。五月天の阿信とのデュエット曲ですが、JJソロだとまた違った印象でめちゃくちゃかっこよかったです！打って変わって3曲目の『修煉愛情』では花道の最前でしっとりと歌い上げました。曲のイメージに合わせた紙吹雪が、まるで本物の雪のようだったのですが、想像以上に豪快だったので「日本の方が見たら先週の大雪のこと思い出しちゃうかも・・・」と日本のことも思いやってくれる様子にグスリ。ますます好きになっちゃうじゃないですかっ！！

昨年のKK BOX Japan設立について「そういうニュースを聞くと嬉しい。日本のファンはいい人ばかり。ぜひ日本でもライブをしたいですね。」と話してくれましたよ！

熱唱です！！

踊って		バラードで魅了し、		CM中にはファンサービスも欠かせません！
インタビュー会場ではライブ中とは違い、そのかわいらしいキャラクターにナビ一行骨抜き～❤

蘇打綠

続いて今年10週年を迎える蘇打綠。

KK BOXのアワードには初参加！2年ぶりに発売された「秋：故事」も好評で、『十大風雲歌手』を受賞しました。日本ではまだあまり知られていませんが、実は台湾をはじめ、中華圏では抜群の人気を誇ります。

ちなみに、今回同行したカメラマンは蘇打綠のファン♪かなり興奮していたのをナビは見逃しませんでしたよ～。

2009年の9月に発売された「夏／狂熱」から、『狂熱』を披露。ゆったりとした歌にも定評のある蘇打綠ですが、実は『狂熱』のような激しいロック調の曲もかなり好聽です。トランペットスピーカーも使用し、熱～いパフォーマンスに会場の熱気は急上昇！「秋：故事」からは『我好想你』と『再遇見』の2曲を披露。『我好想你』は製作から5年はどうしても歌うことができなったくらい心の深い悲しみを歌った歌で、レコーディング中で大泣きしてしまったといいます。これを生で聴けたなんて感動。

ボーカルの青峰の声は、高くてきれいで、いつもは癒されるのに、悲しく切ない曲を歌う時は胸をぐっと締め付けられるんです。心にぐっと入りこむ希有な声の持ち主と言えます。『再遇見』では、歌詞を忘れちゃうハプニングもありますが、咄嗟にスクリーンに映る歌詞を見て、歌い出すあたり、やっぱりかわいらしい！3曲とも全く違う曲調でしかもすべてが心に沁み渡る・・・。サイコーです。

今年は1年かけて世界ツアーを行う彼ら。

ツアーしながらアルバム制作するとのことで、楽しみですね。残念ながらツアーの日程に日本はありませんが、「是非日本でもライブを！」とお願いしてみました。そうすると、馨儀から「日本のファンがもっと多く支持してくれたら是非開催したい！」と話してくれました。

聴き惚れました～

あっ！歌詞忘れちゃった・・・

Perfume

昨年設立されたKK BOX JAPANを記念しての特別ゲスト、Perfumeです！パフォーマンス前に、「お客様といっしょに楽しめるようなライブをしたいです。」と意気込んでいた3人。1曲目の『Magic of Love』は、知らないお客さんも多かったようで反応が不安でしたが、2曲目が始まる前におなじみのPerfume流自己紹介を中国語で話していて（発音も完璧でしたよ！）、一気にお客さんの興味を掴んだようです。

そして、「私達が『チョコレート』と言ったら、みんなは『ディスコ』って言ってね！」との前振りで始まった『チョコレイト・ディスコ』では、会場を巻き込んでのパフォーマンスに割れんばかりの歓声を浴びていました。すでに昨年、台湾でのライブを大成功させているPerfume。今回の台北アリーナで次はワンマンライブを、と質問され「できるかなぁ？でもぜひやってみたいです！」と話していました。

画像提供：KK BOX

朱俐靜

新人賞を獲得したアリエル・リン似の朱俐靜は、ナビは今回初めて見ましたが、まずスタートからびっくりしました。こんな細い子のどこからこんな声量が！と思うほど、伸びやかで安定感ある歌声でデビュー曲の『存在的力量』を披露。続いて歌い始めたのはドラマ『真愛黒白配』の主題歌でもある『我會在你身邊』、するとオリジナルを歌うBiiが登場！会場からは悲鳴みたいな歓声。見つめ合って歌う2人の横からさらに登場したのは陳勢安。

若手3名の豪華コラボに会場は大盛り上がりでした。「2人の先輩にはアルバム発表時から助けてもらって、同じステージに立てて感謝しています。そしてファンの皆様にも、新人として一生に一度の賞を与えてくださってほんとうにありがとうございます。」と話していました。

3人とも素晴らしい声量！！

魏如昀

映画サントラ賞を受賞したのは『聽見下雨的聲音』の魏如昀。昨年公開された同名映画の主題歌は、ジェイ・チョウ作曲でも話題になりました。バックに映画の場面が流れる中、黒いドレスで歌う魏如昀。いろんなところで耳にしたことのあるこの曲ですが、実際に歌う彼女のどことなくハスキーな歌声は楽曲の透明感にとてもぴったりで、ナビ不覚にもうるうるしてしまいました。

インタビューでは「初めてデモをもらって聞いた時、なんてきれいな曲なんだろうと思った。歌うのはとても簡単に思えたのに、曲中に低い音の部分があり、そこをどのように歌うのかが課題だった。」とレコーディング秘話を話してくれました。

嚴爵

ナビが今回特に見たかった歌手の1人が嚴爵！彼も十大風雲歌手の1人に選ばれました。トロンボーン演奏の披露からはじまった彼のステージは、「快歌組曲」と「情歌組曲」に分けられ、前半はピアノ弾き語りとブラスバンドと一緒に『謝謝你的美好』、『謝謝你的靈感』、『追尋』とジャジーな楽曲をメドレー。『世界還不錯』ではブラスバンドと一緒にステップを踏みながら、まるでミュージカルのようなステージングを見せてくれました。途中、メンバーの手を借りてバク転するパフォーマンスも！これには会場からものすごい歓声を浴びていました。ナビもこれにはびっくりしましたよ。

後半は『暫時的男朋友』、『吾在場證明』、そして彼をスターダムにのし上げた『好的事情』を聞かせてくれました。「今まで自分の楽曲を配信してくれたKK BOX、そして聞いてくれた皆さんに感謝します。」と述べ、4年前は誰も嚴爵のことを知らなかった、でも今十大風雲歌手になった、と司会者が話すと会場からは大きな拍手が巻き起こりました。

トロンボーン演奏に		ピアノ演奏！
彼の多才ぶりを再認識

このステップが可愛かった～

みんなと合唱～♪

これにはさすがに観客みんな驚いてました！　画像提供：KK BOX

丁噹

続いてもナビがものすごーく期待していた歌手が登場しました。テレビ主題歌賞受賞の丁噹です！これはもう納得の受賞だと思います。昨年アリエル・リン主演で話題となったドラマ『蘭陵王』の挿入歌『手拿心』がヒットしましたもんね～。ベージュのロングドレスで登場した彼女は、ドラマ『秋のコンチェルト』の『我愛她』からはじまり『不是你的錯』、『幸福的可能』と、ドラマに使われた楽曲メドレーを披露。続く『手拿心』ではひときわ大きな歓声が上がりました。

歌唱力がすごいのはCDを聴いていてもわかりますが、実際聴くと鳥肌ものです。ほんとに圧倒的としかいえません。この日は同じレコード会社で「五月天とデュエットした女性歌手」という共通点の家家とのスペシャルステージが実現！なんと『蘭陵王』の主題歌、五月天の『入陣曲』をカバーしたのですよ～！これがもうハンパないくらいカッコいい！息の合った歌声に、ダンサーや特効の演出も相まって、今回いちばんのパフォーマンスだとナビは思いました。

「ドラマ主題歌の女王」の貫禄を魅せつけてくれました～

『蘭陵王』台湾でも大人気でした♪

スペシャルデュエット、最高でした！

家家のソロもありました！！

A-Lin

十大風雲歌手の1人に選ばれたA-Linは、メタリックピンクのコートを着て『失戀無罪』をアカペラで披露。続く『幸福了然後呢』ではせり上がるステージの上で「天生歌姬」の呼び名通りの歌声を聞かせました。『920』ではコートを脱ぎ、ホットパンツのセクシーな衣装に変身！小宇がゲストで登場し、2人で息のあったダンスと歌を見せてくれました。

「しばらく（表立った）露出がなかったから、露出してみたの。」と話し、その美脚にはナビも思わずドキドキしてしまいました。しかしほんとに足が長い…羨ましいかぎり。自身が中国語版主題歌を務めた日本ドラマ『ガリレオ』の福山雅治さんのコンサートが今年台湾で開催されることについては、「是非見に行きたい！」と笑顔で話していました。

すご～く高いところで歌ってます

ゲストの小宇と

ダンスの息もぴったり

インタビュー中も仲のよさが伺えました！

蕭敬騰

この日、ラストを飾ったのは年々実力を増している若手歌手、蕭敬騰！ナビは以前イベントで見たことがあるのですが、この人は普通にしている時と歌っている時の印象がぜんぜん違う！別人かと思うくらい力強いパフォーマンスを見せてくれます。

『一輩子存在』から数曲、しっとり聞かせるナンバーで観客を魅了し、『只能想念你』では高音とシャウトを巧みに歌い分け、『王妃』ではお得意のキックポースやジャンプしまくりで、蕭敬騰自身がとても楽しんでいるのが印象的でした。今アワード中いちばんロックなステージでしたよ。そしてなんと配信などでは流れませんでしたが、予定外のアンコールまでしてくれたのです！「この会場にはいろんな歌手のファンがいて、自分の曲をあまり知らない人もいるけど、たぶん多くの人が聞いたことあるだろうから。」との理由で『阿飛的小蝴蝶』を歌ってくれました。歌い終わると観客に「気をつけて帰ってね～」と気遣う優しさとステージングのギャップにやられちゃったナビでした。

すべての曲を熱唱！！独特のポーズです

ラストはジャンプに次ぐジャンプ！！

アンコールでは温かな気持ちになりました～