高雄アリーナが揺れるほどの盛り上がり!やっぱりライブは生がいい♪
こんにちは、台北ナビです。
3月末から4月中旬まで開催されていた「張惠妹(阿妹/aMEI)」のライブ『aMEI ASMR 世界巡迴演唱會 高雄場』。幸運なことに、初日のライブを見に行けることになりました。
この感動をひとりで噛みしめるだけだなんてもったいない!ということで、今回特別に「聲動娛樂」さんにライブ写真をご提供いただき、ライブレポートをしたいと思います。
開演前から「阿妹」のすごさに圧倒される
グッズ売り場に到着したらこんなことに……。「阿妹」ファンの熱気に驚いてしまったナビ
ナビが参戦した3月31日のライブは20時開演、そしてライブグッズは14時からのスタートでした。
14時頃に到着したら、1時間くらいでグッズを買えるだろうと想像していたんですが、甘かった!!すでに長蛇の列だったんです。
しかも、Tシャツなどを売っているライブグッズ売り場と「一卡通(iPASS)」の売り場は別々。ナビの狙いは、台北ナビのサイトでも紹介した『aMEI ASMR 世界巡迴演唱會』特別バージョンのICカード「一卡通(iPASS)」、「阿妹」がライブの時に使用するマイク『小白』の形をした立体ICカードです。数量限定販売と聞いていたので、先に列に並ぼうと決めて、最後尾まで行ってみるも、すでに準備した数に達したということで買えず……。
販売開始時間に到着したのに、買えないってどういうこと!!とテンションがかなり落ちていたんですが、それならば思い出にライブグッズを!とライブグッズ販売の列に並んでみました。が、この列も全然進まず、友人との会話も途切れがち……。そんな時、ふとしたきっかけで列の後ろに並んでいた「阿妹」ファンと仲良くなれて、おしゃべりしていたら、あっという間に3時間が経っていました。
これが人気撮影スポット「骨マイク」!
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ファン有志が自腹で作ったという缶バッチをもらいました!
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「阿妹」の魅力を一人でも多くの人に伝えたいという、アツい思いを持ったファンたちのおかげで、前回のライブで話題になった骨マイクスタンドの写真スポットが空いている時に撮影に行けたり、有志のファンが自腹で作った「阿妹」グッズをもらえたり、熱心な「阿妹」ファンがどれだけ「阿妹」を愛しているかを感じることができました。
ステージ費用に3億元(13億円強)は伊達じゃない!耳福、眼福の嵐で大感動♡
会場に入ってまずびっくりしたのは、巨大なスクリーンが舞台上だけでなく、客席の横まで延びてきていたこと。会場を包みこむような視角効果で、ライブが始まる前から、これはちょっと違うぞと感じて、期待がますます上がります。
ライブが始まると、上がり切っていた期待を裏切ることのない、音響にまたまた驚かされました。ナビは1階の後ろの方の席でしたが、「阿妹」がすぐ目の前で歌っているかのような音の聞こえ方がしたんです。しかも「阿妹」のボーカルとバンドサウンドのバランスがとても良く、楽曲の世界感がすんなり入ってくる、そんな感じがしました。しっとりした曲、盛り上がる曲、どれもこれも音楽と気持ちがピタっと一致する、すごい体験ができました。
また、ライティングも圧巻でした!聞くと、台湾にはないライティング機材を指名。日本のライティングチームがライブの照明をデザインし、コンテナ2個分の設備を日本から持ち込んだそう。「阿妹」のライブは彼女が踊ったりするということはあまりなく、歌とトークが中心です。それでも、見て楽しめたというのは、舞台設計にこだわり、ステージ費用に3億元(13億円強)もかけたからなんだろうなぁと感じました。
衣装も必見!
暗闇の女王
阿密特(AMIT)名義のアルバム「AMIT2」に収録されている『血腥愛情故事』でライブが始まりました。
『血腥愛情故事』は「愛してやまないから殺してやる」というような病的な愛情を歌っているんですが、その世界観を着ているというような衣装で登場。プリンセスのドレスのような大きな袖、地面にまで達する20㎏もの重さのスカート、強さを感じる力強いカッティングの黒いドレスを着ている「阿妹」はまるで「暗闇の女王」のようです。
1曲のためだけに作られた特別な衣装!
聞くと、この衣装1着だけで4万アメリカドル(約530万円)もするそう。マドンナ、レディー・ガガ、ケイティ・ペリーなど世界的スターのライブ衣装を担当したこともある今注目の新鋭ブランド「WINDOWSON」がデザインし、1000時間という時間をかけて1万個に及ぶ黄色の水晶を飾りつけたんですって。
以前と全然プロポーションが違う~!
しかも、この衣装を着たのはこの1曲のみ。2曲目からは鎖骨がくっきりと見える大胆なオフショルダーのミニドレスへ早着替えを行ったんです。
黒いバラの花びらのようなフリルが上品で美しい衣装は、今回のライブのためにダイエットを行ったという「阿妹」の努力を見せつけるかのよう。
その後も超セクシーな大きなV字のレースワンピース、キラキラと光るピンク色のジャケットのようなミニドレス、ロッカーをイメージした白いワンピースなど、楽曲に寄り添うような衣装を次々に披露。もう豪華すぎる衣装に、終始感嘆のため息をもらしてしまいました。
こんなにもセクシーな衣装でバラードを熱唱!
舞台設計、衣装、もちろんその豪華さもさることながら、やっぱり「阿妹」の魅力はその歌声!バラードは心が震えるほど感動して思わず涙があふれてくるし、盛り上がる曲は自然と体が乗ってくる。
ゲストはジャズ・ピアニストの「許郁瑛」。彼女の情緒豊かなピアノの旋律にのせて、『離別總是那麼突然』『過不去』『靈魂盡頭』を情感たっぷりに歌い上げました
ハスキーながら透き通る独特の歌声には歌声に表情があるようで、歌声を聞いているだけで、歌詞を知らなくても伝えたいことが、心に直接飛び込んでくるんです。CDやサブスクリプションで聴く加工された声とは一味違う、生で聴く醍醐味がここに♡
やっぱり、ライブは最高!と思わずにはいられません。
「阿妹」のライブで静かに座っていられるなんてあり得る?
高雄アリーナはほんと力強いわ!と高雄アリーナを絶賛!
「阿妹」といえば、台北小巨蛋(台北アリーナ)ライブ中にファンが一斉にジャンプをすると周辺が揺れるということで、ライブ中のジャンプは禁止されています。そんなわけで、今回のライブグッズには「跳動禁止(ジャンプ禁止)」と書かれていました。
「阿妹」のライブで座っていられるの~?とファンを盛り上げる「阿妹」
しか~し、高雄巨蛋(高雄アリーナ)ではジャンプ解禁!これには「阿妹」本人はもちろんファンも大喜び。ライブ前半は比較的静かな曲で構成されていたのですが、ラストは『薇多莉亞的秘密』から『三天三夜』まで、ファンも「阿妹」も飛びまくり~!最高潮の盛り上がりを見せてライブが終了。
会場が最も揺れたのは『三天三夜』!これ聞いたら、日頃の悩みとか全部すっとんでいきますよ~
高雄アリーナが揺れた~!すごい盛り上がり!!
ライブ終わりに、グッズ購入の時に仲良くなった「阿妹」ファンとおしゃべりしたんですが、「高雄のライブは100倍良かった!ジャンプできるって、もう最高よ」と大興奮していました。かわいい♡
「阿妹」のライブは2回目なのですが、以前よりも舞台設計、歌声、構成すべてがパワーアップしていた気がします。それは、台湾音楽のトップをひた走る「阿妹」がたゆまぬ努力で進化し続けているからでしょう。見ごたえ抜群すぎて、来られるものなら何回でも見たい!と大興奮してしまいました。
10.你說了算
11.high high high+相愛後動物感傷+So Good
12.好膽你就來
13.姐妹+古調
14.彩虹