2012 台湾竹工芸・緑ファション

アートになっていく竹、台湾の竹工芸品が東京国際家具見本市へ邁進!



来る2012年10月17日~19日、東京ビッグサイトにて、「2012年 IFFTインテリアライフスタイル リビング」(IFFT interiorlifestyle living)が開催されました。
日本国内からは306社、海外からは11か国32社、計338社が出展し、約2万人の来客が訪れました。

「2012年 IFFTインテリアライフスタイル リビング」



台湾経済部中小企業処も、台湾から11社の企業を率いて展示会に参加。
「台湾の竹工芸品、新しい時代のグリーンファッション」をテーマに、台湾の竹工芸品と竹のグリーンアイデアを今回東京ビッグサイトという国際舞台に発表したのです。
盛況でした! 盛況でした!
盛況でした! 盛況でした!
盛況でした! 盛況でした!

盛況でした!

台湾では、竹は昔から人々の生活道具として使われ、日常生活において欠かせないものでした。かつてはカゴや日用品として取り扱われていましたが、デザイン概念の導入によって、台湾の竹工芸品は製造業からデザイン感覚を持つ生活工芸品に変わってきています。
「竹」芸術品は、台湾の「ネオポップアート」とも言え、今回は、竹工芸品を優雅で意味深いグリーンファッションとして表現したのです。 
台湾経済部中小企業処の処長である葉雲龍さんは、こう述べています。
「台湾では、1989年から「1郷鎮1特産」(一つの町や村で、一つの特産品)という活動が推進されてきました。郷鎮の特色ある産物が、国際舞台に登場するほどのものになるよう期待されました。竹に関してですが、台湾人は古来から竹を食べ、竹を使用してきたという長い歴史を持っています。そのため、竹工芸品の技術やデザインに関しても、アイデアをたくさん持っているのです。今回展示会に出展したものは、竹材をデザイン作品として取り扱い、それを生活に応用することにより、竹材にしかない暖かい手触りと台湾の工芸技術を表現たものばかりです。」 

今回の展示会

お客さんに説明する、孟昌竹木工芸工場の若きオーナー廖偉鈞さん

お客さんに説明する、孟昌竹木工芸工場の若きオーナー廖偉鈞さん


「台湾の竹工芸品、新しい時代のグリーンファッション」エリアでは、計11社の台湾の工芸、設計関連の企業が参加し、32個の商品が展示されました。
展示エリアは「休憩エリア」、「食器エリア」及び「作業エリア」の3つのエリアに区分されました。 
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「休憩エリア」
日常生活に使用されているハンガー、竹茶盤、竹灯り及び竹椅子などの製品が展示されました。
竹の上品な優雅さは、現代人のリクレーション時に、忙しい生活のテンポを緩め、生活の質と楽しみを高めてくれます。
 
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「食器エリア」
竹食器、竹製まな板などの食器製品が展示されました。
その独特なデザインは、一人で食事する場合にも楽しみをもたらしてくれます。現代社会に提唱されているグリーンアイデア概念にも呼応し、竹材食器は、プラスチック製品にない使用上の安心感とエコで、人間の体にも優しいのです。
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「作業エリア」
多元的な設計の竹ホッチキス、竹製名刺入れなどの文具セットが展示されました。
竹を背景にした仕事環境の中にいると、仕事時の緊張感を和らげ、仕事がスムーズにはかどるような気分になれますよ。竹素材の文房具は、高級感もありますね。
 

最後に


台湾の竹アートは、今まさに躍進中。
若いデザイナーもどんどん進出し、活躍を始めています。
竹本来が持つぬくもり、上品さや優雅さから、竹製品を使用することで、自身の生活の向上を感じることができます。
また、生育が早い竹は、切っていかないと、食としても素材としても竹本来が持つ質が落ちてきます。
となると、そういう竹は、材料も豊富なので、たくさんの製品に使用することができます。切るもよし曲げるもよしの竹は、様々な製品に対応し、その色や香りも人の心を和らげてくれます。質のいいタケノコは、料理として本当においしいですしね。
環境にも優しいエコな竹は、人間の生活に、とってもぴったりとくる相棒ともいえます!
関連タグ:アート竹製品

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2012-11-29

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