【台湾の駅】改修目前!レトロな雰囲気残る「南州車站」へ

アートインスタレーション展「南州.幸福王船」は~2024/12/31まで開催中です

高鉄(新幹線)「左營」駅から台鉄に乗り換えて、のどかな風景を車窓に臨みながら電車に揺られること1時間余り、降り立ったのは屏東県にある「南州車站」です。

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ここは台湾南部を走る台鉄南迴鉄路(台鐵南迴鐵路)の駅。1923(大正12)年の開業当初は「溪州停車場」と呼ばれていたそうですが、のちに地名が南州に改められたことから「南州車站」へと改名しました。

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ホームにいたゆるキャラは「屏東鐵道文化觀光祭(屏東鉄道文化観光祭)」に合わせて飾られているのかな?南州は屏東の米どころと言われいることから、このキャラクターみたいすよ!ナビには●ニオンにしかみえないんだけど…… ホームにいたゆるキャラは「屏東鐵道文化觀光祭(屏東鉄道文化観光祭)」に合わせて飾られているのかな?南州は屏東の米どころと言われいることから、このキャラクターみたいすよ!ナビには●ニオンにしかみえないんだけど……

ホームにいたゆるキャラは「屏東鐵道文化觀光祭(屏東鉄道文化観光祭)」に合わせて飾られているのかな?南州は屏東の米どころと言われいることから、このキャラクターみたいすよ!ナビには●ニオンにしかみえないんだけど……

水色と赤がレトロで素敵!近代化が進む台鉄の駅にあって、70年代の建築美を今なお残す数少ない駅舎なんだとか。

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駅構内もどこか懐かしい雰囲気が漂います。しかし、この駅も60年以上の時を経て、年末から改修工事に入る予定です。 駅構内もどこか懐かしい雰囲気が漂います。しかし、この駅も60年以上の時を経て、年末から改修工事に入る予定です。 駅構内もどこか懐かしい雰囲気が漂います。しかし、この駅も60年以上の時を経て、年末から改修工事に入る予定です。

駅構内もどこか懐かしい雰囲気が漂います。しかし、この駅も60年以上の時を経て、年末から改修工事に入る予定です。

そこで、1つの時代の終わりに別れを告げるインスタレーション展「南州.幸福王船」が駅構内で開催されています。

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企画したのは台湾各地で地域創生を仕掛けている台灣好基金會。統括デザインを担当したサスティナブル・デザインで知られるDot Design(點晴設計)の韓世國さんは、「この作品は私だけのものではなく、みんなで創り上げたアートです」

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地元の3つの小学校と1つの中学校、駅、農場、農協、市場、地元企業……約20ヵ所で染物ワークショップを行い、染物職人の林潔怡さんの指導の下、300人を超える人々が南州の美しい風景や農産物をモチーフにしたシルクプリントを体験。ちなみに布はペットボトル再生布で、地色は南州特産の1つでもあるタマネギの皮で染められています。

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プリントした布は最終的に竹を使って組み立てられて小さな船に。折しも2024年は3年に1度の重要な祭典「南州迎王平安祭典」が60周年を迎えた節目の年でもあります。お祭りを象徴する神様の船、「王船」がモチーフになっているんです。 プリントした布は最終的に竹を使って組み立てられて小さな船に。折しも2024年は3年に1度の重要な祭典「南州迎王平安祭典」が60周年を迎えた節目の年でもあります。お祭りを象徴する神様の船、「王船」がモチーフになっているんです。 プリントした布は最終的に竹を使って組み立てられて小さな船に。折しも2024年は3年に1度の重要な祭典「南州迎王平安祭典」が60周年を迎えた節目の年でもあります。お祭りを象徴する神様の船、「王船」がモチーフになっているんです。

プリントした布は最終的に竹を使って組み立てられて小さな船に。折しも2024年は3年に1度の重要な祭典「南州迎王平安祭典」が60周年を迎えた節目の年でもあります。お祭りを象徴する神様の船、「王船」がモチーフになっているんです。

天井いっぱいに110艘以上の船。みんなの想いを載せた幸せの船が船出します。南州の文化がこれからもずっと続きますように!

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インスタレーション展は~12/31まで「南州車站」駅構内で開催中です。周辺には元砂糖工場跡「南州糖廠」や現役の古い家屋「張家旭昇居」などの見どころも。併せて訪れてみてはいかがですか?

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南州糖廠内のカフェ「ma-mom-mom咖啡館」

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昔ながらの建築美が今なお残る「張家旭昇居」

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「南州.幸福王船」イベント情報

開催期間:2024年11月11日~12月31日
開催場所:台鉄「南州車站」駅構内
アクセス:高鉄「左營」駅下車後、隣接する台鉄「新左營」駅から台鉄に乗車して「南州車站」下車すぐ。普通快速列車(區間快)で約1時間、特急自強號で約40分。

取材協力:台灣好基金會

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2024-11-21

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