【ノスタルジック台湾】澎湖に残る伝統集落「二崁傳統聚落」を歩いてみよう！

澎湖の中心地・馬公市内から西方面をめざします。途中、撮影スポットにもなっている「澎湖跨海大橋」を越えて……

さらにもう少し車を走らせたとことにあるのが「二崁聚落」です。ここは台湾で最初に指定された伝統集落保存地区。歴史的な町並みや建築物が残るエリアとして、今では多くの観光客を集めています。

まず見ておきたいのが、「二崁陳家古厝」です。この地に暮らしていた陳嶺＆陳邦兄弟が海を渡り台湾本島へ出稼ぎに行き、財を成して帰郷後建てたと言われる家がココ。閩洋折衷(閩南式×西洋式)建築であり、この地で採取された澎湖咾咕石(サンゴ岩)と玄武岩を使用しているのが特徴的です。県指定の3級古跡で見学もできるのだとか。あっ、大行列～！

……と思いきや、ムムム、どういうこと!?
道が完全にふさがれています。これは……コロナ禍で休館中か？前に並んでいた(と思われた)人たちもあっさり引き返していきました。ナビも深入りは無用。とりあえず写真だけ撮って次へと急ぎましょう。でもよ～く考えたら、これって単なる地元キッズがお遊び中だったってこと？？？

周囲を海に囲まれた澎湖は、とりわけ冬には季節風に見舞われます。そのため、建物は全体的に低いのが特徴的です。それだけでも台湾本土とはガラッと異なる雰囲気です。

100年を越える歴史ある集落ですが、今ではすっかり観光地化されてツーリスト向けのお店もいっぱい。ここは海産物を売るお店～！何かいいお土産はあるかな？

どのお店も「二崁」の地名がつくんだなぁ～なんて思っていたら、ここは「二崁」ではなくて「二馬」。ここ「二馬豆花」はその名の通り豆花の有名店です。店内の様子もかわいくて写真に収めたかったのですが、混雑していたのでパス……。

集落の道幅は車の入れぬ狭さ。低い建物が連なるせいか、影は短く場所によっては強い陽射しが差し込みます。ただ歩いているだけでも暑い、暑い……。そんな歩き疲れたナビが休憩に選んだのが「二崁·老樹下剉冰」です。

元気を取り戻し、再びぶらぶら歩いてみましょう。

あっ、塀の上にネコのオブジェ……な訳ないか(汗)。こちらは本物のニャンコ。

あちらの屋根の上にはネコ型ロボットもどきまで！

「二崁古厝鄉長之家」では澎湖特産のハーブティー「風茹茶」ほか各種ドリンクやアイスキャンディーなどを販売中。カラフルな飾りで多くの人を惹きつけています。店内はさらに多くのオブジェや花が咲き誇る人気のフォトスポット……らしいのですが、入店して撮影するためには最低30元の消費が必要です。おなかいっぱいのナビは外からパチリ☆

「二崁聚落保存区」は言わば集落全体が映えスポット！ぶらぶら歩きを楽しみながら、澎湖らしい昔ながらの風景を見つけてくださいね。ショッピングもグルメも楽しめるスポットです。