【台湾の民宿】元レンガ窯工場がレトロな宿泊施設に変身!ママが作る朝食も大好評♪

レンガ窯の歴史と自然生態が楽しめるリノベ宿は花蓮の富里にあり!

南北に長~い花蓮県。その南端に位置する富里にあるのが本日の宿「磚窯居 Kiln B&B」です。さらに1㎞ほど南に行けば台東県。だから最寄り駅は花蓮の「富里」駅ではなく、台東の「池上」駅なんです。

南北に長~い花蓮県。その南端に位置する富里にあるのが本日の宿「磚窯居 Kiln B&B」です。さらに1㎞ほど南に行けば台東県。だから最寄り駅は花蓮の「富里」駅ではなく、台東の「池上」駅なんです。

ちょっと変わった風貌のここは、元々「富南窯場」というレンガを製造するための窯場で、花蓮縣歷史建築にも選定されています。

ちょっと変わった風貌のここは、元々「富南窯場」というレンガを製造するための窯場で、花蓮縣歷史建築にも選定されています。

この窯は1966年に建造された「ホフマン窯」。一方で焼きながら、もう一方で焼き上がったレンガを取り出して出荷できるという効率化が図られた窯で、これまでのように火を止めることなく連続して焼成ができたそう。ちなみに陰陽五行・太極を影響を受けている台湾では縁起のよい「八」を模った屋根の形状の「ホフマン窯」を「八卦窯」と呼んでいます。

この窯は1966年に建造された「ホフマン窯」。一方で焼きながら、もう一方で焼き上がったレンガを取り出して出荷できるという効率化が図られた窯で、これまでのように火を止めることなく連続して焼成ができたそう。ちなみに陰陽五行・太極を影響を受けている台湾では縁起のよい「八」を模った屋根の形状の「ホフマン窯」を「八卦窯」と呼んでいます。

楕円形をした窯は2層になっており、下層の外壁には20の扉があります。 楕円形をした窯は2層になっており、下層の外壁には20の扉があります。

楕円形をした窯は2層になっており、下層の外壁には20の扉があります。

そして窯の内部には枝分かれした煙道があり、それらは地中を通って主煙道に集められ…… そして窯の内部には枝分かれした煙道があり、それらは地中を通って主煙道に集められ…… そして窯の内部には枝分かれした煙道があり、それらは地中を通って主煙道に集められ……

そして窯の内部には枝分かれした煙道があり、それらは地中を通って主煙道に集められ……

最終的には窯のとなりにそびえ立つ煙突(ニックネームは富里101)から吐き出されていたとか。煙突は13階建てビルの高さと同じくらいだといい、当時は日夜もうもうと煙をたなびかせていたのだとか。

最終的には窯のとなりにそびえ立つ煙突(ニックネームは富里101)から吐き出されていたとか。煙突は13階建てビルの高さと同じくらいだといい、当時は日夜もうもうと煙をたなびかせていたのだとか。

「八卦窯」の裏手にあるのが、もう1つの窯「隧道窯(トンネル窯)」です。レンガ製造の最盛期に「八卦窯」だけでは追い付かなくなり建てられました。こちらは窯内部に走らせた台車に形成したレンガを乗せ、焼成や冷却を自動で行うというシステム。より大量のレンガが生産されていたそうです。

「八卦窯」の裏手にあるのが、もう1つの窯「隧道窯(トンネル窯)」です。レンガ製造の最盛期に「八卦窯」だけでは追い付かなくなり建てられました。こちらは窯内部に走らせた台車に形成したレンガを乗せ、焼成や冷却を自動で行うというシステム。より大量のレンガが生産されていたそうです。

一時代を築いた2つの窯ですが、時代の変化と共に「八卦窯」は1972年、「隧道窯」は1991年に本来の役目を終えました。 一時代を築いた2つの窯ですが、時代の変化と共に「八卦窯」は1972年、「隧道窯」は1991年に本来の役目を終えました。

一時代を築いた2つの窯ですが、時代の変化と共に「八卦窯」は1972年、「隧道窯」は1991年に本来の役目を終えました。

その後、荒れた窯は土に埋められたり、羊小屋や鶏小屋として活用されたり、さらには水田に生まれ変わったりもしてきましたが、現在のオーナーである徐夫婦は窯の修繕を進め、民宿として新たな息吹を吹き込みました。

その後、荒れた窯は土に埋められたり、羊小屋や鶏小屋として活用されたり、さらには水田に生まれ変わったりもしてきましたが、現在のオーナーである徐夫婦は窯の修繕を進め、民宿として新たな息吹を吹き込みました。

宿泊できるのは「隧道窯」をリノベーションした客室です。長~い形状を活かしたタウンハウスのような造りとなっていて、いずれの部屋からも美しい田園や木々の緑を眺めることができます。

宿泊できるのは「隧道窯」をリノベーションした客室です。長~い形状を活かしたタウンハウスのような造りとなっていて、いずれの部屋からも美しい田園や木々の緑を眺めることができます。

ナビがステイしたのは、メゾネットタイプのお部屋。1階にはダブルベッドとバスルーム、ちょっとしたカウンターが設けられていました。レンガの壁は当時のまま!

ナビがステイしたのは、メゾネットタイプのお部屋。1階にはダブルベッドとバスルーム、ちょっとしたカウンターが設けられていました。レンガの壁は当時のまま!

2階にはもう1つダブルベッドが置かれたベッドルームとなっていました。

2階にはもう1つダブルベッドが置かれたベッドルームとなっていました。

敷地は広くなんと1万3千坪も! 敷地は広くなんと1万3千坪も!

敷地は広くなんと1万3千坪も!

窯を見学したり、園内の植物を観察したり、昆虫や野鳥、それからリスの姿を探してみたり……と自然に触れあえます。 窯を見学したり、園内の植物を観察したり、昆虫や野鳥、それからリスの姿を探してみたり……と自然に触れあえます。 窯を見学したり、園内の植物を観察したり、昆虫や野鳥、それからリスの姿を探してみたり……と自然に触れあえます。

窯を見学したり、園内の植物を観察したり、昆虫や野鳥、それからリスの姿を探してみたり……と自然に触れあえます。

夜になったら、天体観測もおすすめです。希望者には星空ガイドや天体望遠鏡観測(要予約・要費用)なども行なっています。本日はあいにくの曇り空……残念!

夜になったら、天体観測もおすすめです。希望者には星空ガイドや天体望遠鏡観測(要予約・要費用)なども行なっています。本日はあいにくの曇り空……残念!

また、朝食には徐ママの作る手作りパンや豆乳をどうぞ。地元で採れた野菜やフルーツがふんだんに使われていて、フレッシュ!おいしい~♪

また、朝食には徐ママの作る手作りパンや豆乳をどうぞ。地元で採れた野菜やフルーツがふんだんに使われていて、フレッシュ!おいしい~♪

台湾らしいお粥もありました。今後はパン作りにももっと力を入れていきたいとのこと。そしたら宿泊しなくても、立ち寄りでランチやアフタヌーンティーを楽しめるようになるのかな?なったらいいなぁ……♡

台湾らしいお粥もありました。今後はパン作りにももっと力を入れていきたいとのこと。そしたら宿泊しなくても、立ち寄りでランチやアフタヌーンティーを楽しめるようになるのかな?なったらいいなぁ……♡

車がないとアクセス不便かな?と思いましたが、台鉄「富里」「池上」の各駅から無料送迎サービス(要予約)があり。ヤッター!そして宿では自転車の貸出サービスも行なっているので、周辺の観光にも役立ちそうです。だいたい池上の町まで15~20分くらい。

車がないとアクセス不便かな?と思いましたが、台鉄「富里」「池上」の各駅から無料送迎サービス(要予約)があり。ヤッター!そして宿では自転車の貸出サービスも行なっているので、周辺の観光にも役立ちそうです。だいたい池上の町まで15~20分くらい。

歴史・自然・そしておいしい朝食が楽しめる宿「磚窯居 Kiln B&B」。アフターコロナの花蓮&台東旅行の際に、ぜひ利用してみてはいかがですかー?

歴史・自然・そしておいしい朝食が楽しめる宿「磚窯居 Kiln B&B」。アフターコロナの花蓮&台東旅行の際に、ぜひ利用してみてはいかがですかー?

ホテル情報

■磚窯居 Kiln B&B
花蓮縣富里鄉三台11鄰20號
0912‐759‐323
Check In:15:00~22:30
Check Out:11:00
https://kilnbnb.com/
https://www.facebook.com/kilnbnb/

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2022-09-21

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