淡水からさらに北の方に向かうと三芝という地区になります。ここはアーティストの集まる地区としても有名なところ。その芸術村の一角にあるのが「李天祿布袋戲文物館」
気になったので中に入ってみることにしました。館内は1〜3階までが展示空間になっています。一階に入ってすぐには初期の頃のお人形がずらり
その向かい側には初期の布袋戲の舞台も。しゃがんで腕に人形を被せて劇が進行されます
その奥には劇場がありました。ちょうどナビたちが訪れた時はたくさんの学生さんが来ていました。聞いてみると、淡水の真理大學の学生で、布袋戲の授業が単位としてあるそうです
いかにも中華なイメージで素敵です
こちらは布袋戲の人形の顔の部分
昔むかしは肩で担いで演じる人形もあったそうです
これは操り人形用の舞台
人形を作る道具の展示もありました
李天祿さん(〜1998年)は、台湾の有名な布袋戲操偶藝師で戲夢人生、戀戀風塵、悲情城市などの映画にも登場していました。現在は息子さんやお孫さんがその伝統を受け継いで布袋戲を広めています。来年にはお孫さんがアメリカ公演を行うそう。それを話してくれた受付にいた方は、李天祿さんの息子さんの奥様でした。家族でこの伝統を守りつつ、李天祿布袋戲文物館も運営しています。三芝の山奥にありますが、布袋戲に興味のある方は必見です!