台南に2階建てオープントップバスが登場!街中を快走する新しい観光バスは、グリーンカラーが目印です
こんにちは、台北ナビです。
台南といえば、昭和な看板や古民家のカフェなど、どこか懐かしさを感じる風景を思いうかべる方も多いのではないでしょうか?そんな台南の街並みを、上から眺められる観光バスがこのたび登場しました!行きかう人々の注目を浴びながら、颯爽と街中を走り抜けていくグリーンのバス。一体どんなルートを走り、どんな風景を眺めることができるのでしょうか……。
まだまだ謎でいっぱいのニューカマーバスに、早速乗車してきました~。
出発進行~~!!
起点は台鉄台南駅!ご利用は計画的に……
バスの始発地点となるのは、台鉄「臺南車站(台南駅)」前站(西口)にあるロータリーです。チケット販売時間内は、バス乗り場にチケットブースが設置されているので、すぐにわかります。
<料金>
・4時間Pass 300元(優待チケット150元)
・1日Pass 500元(優待チケット250元)
優待チケットは6~12歳と65歳以上が対象で、外国人でもパスポートの提示で購入することができ、今のところ現金のほか「悠遊卡」と「一卡通」での支払いが可能です。
台南駅以外から乗車を始める場合は、車内での購入もOK!その場合4時間Passは、乗車開始時間からのカウントとなり、1日Passは当日のみ有効になります。時間内であれば、市バス乗り放題も含まれるので計画的に利用しましょう。
車体カラーはグリーン!ふたつのルートを走るピッカピカのバス
バスのルートは、台南駅から市内を西進し安平まで行って台南駅に戻ってくる「グリーンライン」と台南市中心部だけをまわる「パープル」の2ルート。足元の表示をご確認の上お間違いなく!ゆる~い台南ゆえ、出発時間はアバウトなんではないか……そんな甘い考えを持って向かったナビでしたが、バスは定刻通り出発できるよう、しっかりスタンバイしていました!!
早速乗りこんでみると、車内に貼られた台南の風景写真や観光名所の名前が目に飛び込んできました。2階は、前方が1階同様クーラーのきいた室内になっていて、後方部分がオープントップになっています。せっかくなのでオープントップ席へ。
観光バスといっても、それぞれのバス停で、しばらく停車する訳ではないので、どこで下車するかをあらかじめ決めておいた方がスムーズに観光が楽しめそう。降りたいバス停が近付いて来たら、呼び鈴を押してお知らせしますが、オープントップ席に座っている場合は、後方のカメラに見えるよう手をふってドライバーにお知らせします。車内での飲食は禁止されてはいませんが、なるべく散らかさないように気をつけたり、ごみは持ち帰るなど最低限のマナーは守って楽しみましょう。
西側をまわる「グリーンライン」をご紹介
赤崁樓
「西環線」の見所をご紹介します!こちらは海辺の街「安平」までの主要観光スポットを結ぶルートです。
臺南車站(台南駅)→赤崁樓→神農街→安平漁人碼頭→億載金城→市政府中心(永華路)→小西門(大億麗緻)→孔廟→臺南車站台南駅始発時刻は、【平日】9:00、11:00、13:00、15:00、17:00の5本、【土・日曜日、祝日】8:30、9:00、10:30、12:00、13:30、15:00、16:30、18:00です。
まずは定番中の定番観光スポット「
赤崁樓」。
小吃のお店が多く立ち並ぶ民族路を通り、貴金属店のお店が多く立ち並ぶ西門路を看板スレッスレで!(本来は海安路を通過しますが現在工事中のため迂回しています!)
その後はしばらく運河沿いを風に吹かれながら走ります。そして中心地とは少しちがう街並みの安平に入りました。
たくさんの船が停泊している「安平漁人碼頭」に到着。ここは、安平クルーズ船の乗り場になっている所です。
観光客に人気の安平老街を散策したい場合は、このバス停が最寄り駅になります。そこから安億橋を渡れば老街に到着。徒歩で約10分の道のりですが、公共レンタサイクル「T-Bike」のステーションもバス停からすぐの所にあるので、利用してみるのも便利です。
バスは「億載金城」にやってきました。金城といってもお城があるわけではなく、「牡丹社事件」をきっかけに建設された砲台で、清仏戦争のほか、1895年に清国から台湾を割譲された日本軍が台南に接近した際には抵抗勢力の拠点となった場所です。この目の前には、台南の名産であるサバヒーという魚をテーマにした「虱目魚主題館」もあります。ほかにはないレアなスポットなので立ち寄ってみるのもいいかも…。
「孔子廟」を通過し、駅に到着~!グリーンラインは約1時間の旅でした。
今回、実際に乗車してみて、この2階建てバスにはふたつの楽しみ方ができることがわかりました。ひとつは台南の主要観光スポットめぐり。どのバス停からもほど近い場所に「T-Bike」のステーションがあるので、限られた時間内で効率よく観光するなら、この2階建てバスと市バス、それに「T-Bike」を利用して、スケジュールを組んでみるのもいいかな……と思いました。
そしてもうひとつは、台南の街並み高いところから眺める非日常的な楽しみ。何気ない風景も2階から眺めてみると、ひと味もふた味も違って映りました。ただ、注意したいのは、ギラギラとした太陽が追いかけてくる夏の時期。お昼の時間帯を避けて、朝一か17時台のバスを利用するのがおすすめですよ。
以上、台北ナビ(岩田優子)がお伝えしました。