周氏蝦捲(總店)(台南)

CHOU'S SHRIMP ROLLS

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屋台からスタートした安平一の人気店。台南小吃が勢ぞろい♪

こんにちは、台北ナビです。

小吃の都「台南」といっても過言ではないくらい、小吃に溢れている台南。何から食べていいのか困ってしまう方も多いのでは?そんな時覚えていて欲しいのが「周氏蝦捲」。台南の代表的な小吃を網羅していて、どれもレベルが高いんです。繁華街から少し遠くの観光スポット「安平」にありますが、観光のついでに是非立ち寄っていただきたいお店です。
有名人も駆けつける人気! 有名人も駆けつける人気! 有名人も駆けつける人気!

有名人も駆けつける人気!

お酒もあります!

お酒もあります!

メニューが豊富

メニューが豊富

朝から晩までお客さんが途切れません

朝から晩までお客さんが途切れません

ファストフード感覚で食べられる1階&ゆっくりくつろげる2階と3階

小吃のお店に似つかわしくないおしゃれライト

小吃のお店に似つかわしくないおしゃれライト

台南人がオススメする観光スポット「安平老街」のすぐ近くにある「台南 老店」。観光のついでに立ち寄るなら断然便利ですが、席数が限られているため、席を探しているうちにお料理が冷めてしまうこともしばしばあります。その点、今回訪れた「總店」は少し離れていますが、席数は200席もあり、ゆったり食べられます。

1階はファストフード店の様に注文をする方式で手軽に食べられます。台南の小吃屋さんって、「食べたら早く帰ってや~」という雰囲気が流れていて、落ち着いて食べるのは憚られるのですが、こちらはお店も清潔でトイレも借りることができちゃいます。2階は4人掛けテーブルでゆっくりと、3階は主に団体客の方が利用されるそうです。2階と3階は基本的に予約されている方のためだけに開放されています。
扉の向こうには…

扉の向こうには…

ファストフード店のようなカウンター!

ファストフード店のようなカウンター!

広々としている1階 広々としている1階

広々としている1階

2階のテーブルはゆっくりと座れそう♪

2階のテーブルはゆっくりと座れそう♪

3階は円卓でワイワイ楽しもう!

3階は円卓でワイワイ楽しもう!

3階には芸術品も飾られていましたよ~☆ 3階には芸術品も飾られていましたよ~☆ 3階には芸術品も飾られていましたよ~☆

3階には芸術品も飾られていましたよ~☆

親子二人三脚で歩んできた「周氏蝦捲」

初代の「周進根」氏は出張料理人というべき「總舖師」でした。出張がない時のサイドビジネスとして、安平古堡の近くで屋台を開き、擔仔麵などの小吃を売っていました。その後、特別人気の高かった「蝦捲」を改良し、「蝦捲」をメインに台南小吃を販売し始めたのです。看板を掲げていませんでしたが、いつしかみんなから「周氏蝦捲(周さんの蝦ロール)」と呼ばれ、店名に採用したのだとか。
屋台からのスタート!初代が擔仔麵を作っています♪

屋台からのスタート!初代が擔仔麵を作っています♪

蝦捲を作っている傍らでお客さんたちがご飯を食べています

蝦捲を作っている傍らでお客さんたちがご飯を食べています

アルバム片手にお店を紹介してくれた二代目の「周志峯」氏。懐かしそうに昔を語ってくれました

アルバム片手にお店を紹介してくれた二代目の「周志峯」氏。懐かしそうに昔を語ってくれました

2代目の「周志峯」氏は幼い頃からお店を手伝い、父の技術を見ながら覚えていったそうです。兵役終了後、この屋台を引き継ぐと同時に現在の總店の場所に小さな店舗も開きました。屋台でやっていけばいいじゃないかと考える父とお店を大きくし、新しい設備を取り入れたい息子、衝突もしばしばありましたが、息子の熱意と計画性で父を説得したんだそう。元々は現在の4分の1の大きさほどだった店舗ですが、時間をかけ横にも上にも拡大。

今では台南市内、高雄などに13の支店を持ち、台南を代表するレストランにまでなりました。店を拡大するにあたり、總店の上階にセントラルキッチンを設け、品質保持に努めています。
中南部で伝統的な小吃の味を守ってゆきたいと胸を張る二代目。北部ではタイ料理、イタリアンなどの全く異なるレストランをオープンしているそうですよ。

また、国の大事なお客さんをもてなす「國宴」を担当したこともあり、国内外に台南小吃の魅力を伝えるため尽力しています。
お店を建てる際に撮影したもの<br>若かりし二代目、誇らしげです

お店を建てる際に撮影したもの
若かりし二代目、誇らしげです

ツーショット写真!

ツーショット写真!

「蝦捲」一日一万本!

「周氏蝦捲」に来たら必ず食べたい「炸蝦捲(55元)」。店頭での販売と台湾全土へ宅配を足すと1日に1万本売り上げます。「蝦捲」作りには最低でも3~4ヶ月の修行が必要で、修行を終えた方が1日6時間1000本の蝦捲を作るんだそう。ということはこの量をたった10人で作っているですって!

屋台時代に売られていた「蝦捲」は今のものとは少し違います。昔は生活が苦しかったため、肉とキャベツやクワイなどの野菜で大きくし、今の2倍ほどの大きさで提供。蝦は雀の涙程度だったそうです。それでお腹を満たしていたのですね。
網脂を見せてくれました!

網脂を見せてくれました!

1990年代になり、経済が比較的安定してきた頃、今の大きさ&具の中身に改良しました。蝦もかなり増量し、どこを噛んでも蝦が感じられるほど入っています。以前は安平でよく捕れる火燒蝦(アカエビ)を使用していましたが、現在はタイ産の火燒蝦を使っています。そのほか豚挽肉、セロリ、葱を調味料で味付けたものを網脂で巻き、油で揚げます。網脂で包むと素材の味を閉じこめるだけでなく、熱を加えることで脂のコクが染み込むというわけなのです。
揚げたては皮がサックサク!出てきた瞬間にアチアチと言いながら、かぶりついてください。どこを噛んでも蝦のプリップリ感を感じられて幸せ~☆網脂のおかげか、とってもジューシー!「サクっ、プリっ、じゅわ~」を3回くらい繰り返していたら一瞬で食べ終わっちゃいました。それくらい美味ですよ~。看板商品の名にふさわしいお味♪マスト食べです!

他の小吃も食べつくせ~☆

炸蝦捲以外にも色々試してみたいメニューがいっぱい!お店のオススメをど~んと食べてみましょう。

黃金海鮮派(55元)

イカ、エビ、タラをすり身にしてパン粉をつけて油であげたもの。「蝦捲」では火燒蝦(アカエビ)を使用していましたが、タイ産の「白蝦」を利用しているのが特徴です。皮は薄く、すり身たっぷり!お子様もスナック感覚で食べやすいお味でした。
サックサク!

サックサク!

中身の充実度を見よ!!

中身の充実度を見よ!!


台南擔仔湯麵(45元)
小吃屋としてスタートした際、「擔仔麵」から始めたため、お店にとっても思い入れのある料理。肉燥(肉味噌)に並々ならぬこだわりがあった初代のレシピを大切に受け継ぎ、改良した自信の一品。

正直あんまり期待していなかったんですが(失礼!)、食べてビックリ!甘めに煮込まれた肉燥の味が病み付きになっちゃいます。見た目よりあっさりしていて、何杯でも食べられちゃいそう♪たっぷり蒜泥(ニンニク)&香菜(パクチー)が入っているので、苦手な方は注文時に不要であることを伝えてくださいね。

入れないで→不要放○○
エビと肉燥

エビと肉燥

ニンニクたっぷり~☆

ニンニクたっぷり~☆

香菜もい~っぱい♪

香菜もい~っぱい♪


綜合湯(40元)

虱目魚(サバヒー)のつみれと蝦のつみれが入ったスープです。しっかりとした噛みごたえですが、つみれはちょうどいい具合に水分を閉じ込めているので、しっとりしています。

野生烏魚子(300元)

台南市将軍郷産のカラスミ。表面の薄い皮を剥がしたものに料理酒をつけて焼いています。分厚いカラスミちゃんは食べ応えがありますよ~。塩加減が抜群で甘みも感じられます。お酒を飲まないナビですが、生葱と一緒に一皿一人で食べきれちゃいそう♪
ネギと一緒に…

ネギと一緒に…

肉厚のカラスミちゃんをお口へIN!

肉厚のカラスミちゃんをお口へIN!


原味杏仁豆腐(40元)

杏仁豆腐の香料が苦手なナビですが、こちらのものは自然な香りで全く嫌な感じがしません。スプーンで持ち上げると、ふるふる揺れて、柔らかい~☆ミルク感たっぷりで、とっても食べやすいです。1階でお持ち帰り用も販売されているので、お土産にいいかも!
家でも食べられちゃう~☆ 家でも食べられちゃう~☆ 家でも食べられちゃう~☆

家でも食べられちゃう~☆

初代の味を守りながら、改良&新商品への研究を惜しまない二代目。チェーン店になっているので、本店以外にも手軽に食べられるのがいいですよね!一度に台南小吃を満喫したい方に特にオススメしたいお店ですよ。

以上、台北ナビがお届けしました。
本店ではお土産も購入できちゃいます! 本店ではお土産も購入できちゃいます! 本店ではお土産も購入できちゃいます!

本店ではお土産も購入できちゃいます!

記事登録日:2015-10-14

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2015-10-14

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