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台湾で活躍する日本人⑨『蔭山征彦』インタビュー

「海角七号」が日本上陸!あのしっとりとしたナレーションでファンを魅了した、蔭山征彦さんに突撃インタビュー!

「海角七号」で一躍人気スターとなった田中千絵さんは、みなさんもうご存知ですよね。それに、癒し系歌手と評される中孝介さんはこの映画の中で60年前の日本人教師役と、日本から招かれたご本人の二役で登場しました。でも、この映画にはもう一人日本人俳優が登場しているのを、みなさんはご存知でしたか?今回は、ナレーションを担当した蔭山征彦さんにスポットを当て、ナビ独占インタビューを試みました!

映画史上「タイタニック」に次ぐ大ヒット「海角七号」!

こんにちは、台北ナビです。
© 2008 ARS Film Production. All Rights Reserved. © 2008 ARS Film Production. All Rights Reserved.

© 2008 ARS Film Production. All Rights Reserved.

昨年8月に封切りされ、台湾で大ブレークした映画「海角七号」(邦題は「海角七号/君想う、国境の南」)。あの頃、ナビの旦那様に「海角七号を見に行こう!」と言われ、わけの分からぬまま映画館に見に行ったのが、去年の9月。そういえば、あの時テレビをつければ「海角七号」のニュースで持ちきり、誰も彼もが「ねぇ、海角七号もう見た?」と挨拶代わりに交わすほど。へぇ、話題の映画なんだあ、くらいにしか知らず、旦那様に連れられるまま映画のスクリーンに見入りました。すると、なんと!えっ、なに?!なんか、自分の思い描いていた台湾映画と雰囲気が違う。どんどん引き込まれるうちに、2時間ちょっとが、あっという間にすぎてしまいました。

と、前置きはさておき、この「海角七号」がお正月映画として12月26日より、日本で公開されることになりました。日本の皆様にはうれしいニュースかと思います!

興行収益は台湾ドル5億3千万元!台湾映画史上ではケタ外れの数字です。台湾で公開されたときの話ですが、普通は上演回数が増えるにつれ、客足がだんだんと遠のくのですが、この「海角七号」は逆に増えていったのだそうです。最初はただの無名の映画に過ぎなかったのが、口コミで客がどんどんと増えていき、しまいにはメディアが注目せざるを得ないという域にまで突入しました。映画のサントラ盤も当初は発売の予定がなく、前売り券のおまけとして贈られていました。それが空前のミラクルヒットで、急遽正式なサントラ盤を作成。こちらも売れ筋上々です。日本でも、現在台湾版CDは入手可能のようですが、日本オリジナル盤は12月16日に発売されるもようです。詳しくは、「海角七号/君想う、国境の南」の公式サイトをご覧ください。↓
http://www.kaikaku7.jp/

「海角七号」雰囲気の立役者、蔭山征彦さん

この映画の中でヒロインとして登場する、田中千絵さんは台北ナビでもインタビューの機会を設け、皆さんにご紹介しましたね。それ以前に、中孝介さんも、話題の癒し系歌手としてナビで取り上げました。今回はさらにもう一方、この映画のナレーションを担当された日本人俳優、蔭山征彦さんにスポットを当てました。

蔭山さんは、16歳の頃から舞台演劇の勉強をはじめ、東京の「テアトルアカデミー」に入団。以後、現在に至るまで舞台、映画、ドラマ、CMに映画音楽と、幅広くご活躍されている、注目すべき俳優さんです。実は、蔭山さんは中国語も堪能で、発音もネイティブ並みなんです。ここで、ちょっと蔭山さんのプロフィールをご紹介。

初舞台は18歳、東京の天王洲アートスフィアで上演された「アナザー・カントリー」に出演。その頃は主に商業舞台を中心に活動を始めたそうです。大学は亜細亜大学に進学。国際関係学部を卒業。
映画出演は、藤田修平監督の‘05年「寧静夏日」。そして東京国際映画祭にも出品された、鄭文堂監督の’05年「時の流れの中で」(原題、「経過」)。‘08年には、林志儒監督の「牆之魘」(原題)。そして、’08年「海角七号」のナレーションを担当。’04~’06年の間には、台湾で2本のドラマに出演。最近では、‘08年よりオンエアされ、台湾のエミー賞とも言うべき、金鐘奨の最優秀男優賞など5つの賞を獲得した「痞子英雄」(原題)で得哥という役で登場。日本でも、’06年のドラマ「古畑任三郎Final」に出演されています。

台湾では、CMにも出演されていて、もしかしたら皆さんも実は、すでに蔭山さんの姿を目にしているのかもしれません。(ここでは、スポンサー名は控えさせていただきますが…)
プロフィールを見ていただいてもお分かりかと思いますが、蔭山さんは台湾と縁の深い方でいらっしゃいます。その辺も踏まえて、それでは、インタビューに早速入りましょう!

蔭山征彦さんナビ独占インタビュー、スタート!

ナビ:今日はお忙しいところ、インタビューに応じてくださってありがとうございます。

蔭山さん、以下K:こんにちは、よろしくお願いします。

ナビ:こちらこそ、よろしくお願いいたします。早速ですが、蔭山さんは小さい頃はどんな感じのお子さんでしたか?

:小さい頃、じつは自分はアンチ・ファミコン派で、出身は東京の東村山なんですけれど、そこの多摩湖の周辺でよく友達と遊びまわっていました。

ナビ:今の子供たちに比べて、健康的な子供時代だったんですね。何か、習い事とかはありましたか?

:はい、4歳から中学に上がるまで、ピアノを習っていました。

ナビ:音楽の基礎はその頃に身についたと言うわけですね。台湾で映画音楽を手がけたこともあると聞いていますが。

:今年の8月に封切られた、戴立忍監督の映画、「不能沒有你」のバックミュージックを担当しました。じつは、以前「時の流れの中で」の撮影中、ひまな時になんとなくメロディーを口ずさんでいたんです。それをどういうわけか共演の俳優さんたちとかに聞かれて、「けっこう音楽センスいいね」って思われたみたいです。それがきっかけで、この音楽の話が来たんです。台湾って、なんかこう、才能のある人っていうか、この人ならできそうだなっていう人を見つけて仕事を与えてくれるっていうところが、ある意味、自由ですよね。
ナビ:この映画、ナビはまだ見ていないのですが、父と娘の愛情を描いた映画だそうですね。今度ぜひ見るつもりです。ところで、演劇はいつごろから興味をもたれたのでしょうか。

:自分が16歳の頃、漠然とこれからどうしようかと思っていたとき、劇団に入団してみようと思いました。運よく東京の「テアトルアカデミー」の青年部に入ることが出来、そこで演劇の基礎を身につけました。

ナビ:そして18歳で初舞台、イギリスの翻訳劇「アナザー・カントリー」にご出演なさったわけですね。舞台でのお仕事の傍ら、大学にも進学なさってさぞお忙しかったことでしょう。

:ぼくが入ったのは、亜細亜大学というところで、この大学は一芸一能の制度があることで有名で、自分もこの制度で入りました。台湾からの留学生も大勢いますよ。

ナビ:蔭山さんは、中国語がすごく達者で発音なんかもとてもきれいでらっしゃいますけど、それは大学にいた頃に勉強されたんですか。

:じつは大学4年生のときに休学して、北京に一年間留学してたことがあります。そこで、コン・リーさんやチャン・ツィイーさんも行っていた北京中央戯劇学院で勉強しました。中国語は主にそのとき身につけました。

ナビ:なるほど、それでこんなにきれいな発音で話せるんですね。最近ご出演された台湾のドラマ、「痞子英雄」では現地の人の役で、全く違和感が感じられませんでした。それって、すごいことですよ。ナビ自身でさえ、あ、きっとハーフの人なんだろうな、と思っていたんですが、蔭山さんはまじりっけなしの日本人なんですよね。

:そのとおりです、東京は東村山出身の江戸っ子です。
ナビ:ますます頭が下がります。台湾にいらっしゃるきっかけとかは、なんだったんでしょうか。

:台湾で1999年9月21日に集集大地震がありましたよね。じつはそのとき、亜細亜大学でボランティアグループを募り、それに応募して初めて台湾に来たのがきっかけでした。そのときは、20名くらいの学生たちとともに被災地に入り、テント生活をしながらボランティア活動をしました。そうして台湾の人々と交流していくうちに、自分はここでまた中国語の勉強をしたいなと思い、2003年にまた台湾に来て勉強するうちに、こちらの映画関係の人と知り合う機会も出来て、こちらで仕事をすることになりました。

ナビ:「海角七号」のナレーションのお仕事は、蔭山さんにとってもすごくラッキーな出来事でしたね。

:たまたまあの時、田中千絵さんと同じ事務所に連絡窓口になってもらっていたのが、良かったんだと思います。

ナビ:蔭山さんにとって、「海角七号」はどういった映画でしょうか。

:もう、これは本当にロコなエンターテインメント映画だと思います。しかも日本との戦争映画じゃない。日本と台湾のつながりが全面に出ているこの映画が、台湾で大ヒットしてくれたのがとてもうれしいし、今回日本で封切られることになって、日本のみなさんに見てもらえることもとってもうれしく思います。

ナビ:そうですね、まだまだ日本では、台湾とのつながりをあまり知らない人たちが多いような気もします。この映画を見て、台湾のことをもっと分かってもらえるといいですよね。

:自分もそう思います。台湾を分かって台湾に来るのと、ぜんぜん分からないので来るのって全くちがいますから。出来たら、ちゃんと分かって来てほしい。分からないで来るのもそれはそれで楽しいけれど、日本と台湾には特別なつながりがあるってことを、やっぱり多くの人に分かってもらいたい。

ナビ:今日は貴重なお話を、どうもありがとうございました。これからのご活躍を期待しています!

:ありがとうございました。
ナビのポスターの前で、いいショットに収まっていただきました。
蔭山さんは、現在「海角七号」のウェイ監督の台湾原住民族を題材にした新作、「セデック・バレ(原題)」に出演予定のほか、これから2本の映画のお仕事に取り組まれるそう。「セデック・バレ」にご興味のある方は、この映画の日本語公式サイトがありますので、ご参考までに。↓
http://ameblo.jp/seediqbale

日本と台湾のつながりって?

まだ映画をご覧になっていない皆さんは、このインタビューを読まれて「海角七号」ってなんか難しい歴史の映画?という印象を持ちましたでしょうか。いえいえ、とんでもございません。蔭山さんもおっしゃったように、エンターテインメント映画です。ナビも存分に楽しませていただきました。でも、ただ楽しい、面白いだけで終わらない、日本と台湾との歴史的なつながりも絡むので、そこがこの映画の特別なところで、台湾というところが特殊なロケーションたる所以なんだと思います。この映画は台湾でしか撮れない、他の国でなんかこの映画は成立しなかったのではないでしょうか。

その上、お笑いあり、涙あり、見ていて言うにいわれぬノスタルジーを感じてしまうのは、ナビだけでしょうか。特にナビが感銘を受けたのは、ヒロイン、友子のセリフの数々。台湾に嫁いで10何年のナビの心に迫るようなセリフを、なぜにウェイ監督は考え付くのでしょう。友子が一人で台湾でやっていくのにあそこまで強くなれるのは、ナビとしてはとても共感がもてるのです。実に、日本と台湾の昔のつながり、そして現代のつながりをも描かれているんですね。

だから、もう、ウェイ監督にはびっくりです。キャスティングといい、(蔭山さんのあの落ち着いた声、ジーンと来ます)音楽といい、脚本といい。台湾映画に新風を吹き込む、風雲児とも言うべきでしょうか。ホントにこの映画は、ウェイ監督の人間性が出ていると思います。ナビもできれば日本語字幕でもう一度みた~い!早くみなさんにも観ていただいて、堪能していただきたいものです!

台北ナビでした。

「海角七号/君想う、国境の南」12月26日より、東京のシネスイッチ銀座ほか全国で順次公開。© 2008 ARS Film Production. All Rights Reserved.

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2009-12-14

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