台湾の人気リゾート地「澎湖島」の南西部に位置する西嶼。ここに日本統治時代初期に建てられた軍事施設が残されています。「西嶼弾薬本庫」です。
門を抜けると広大な公園みたいな風景が。遠くに海も臨めます。山の斜面の階段を下りていくと……
現れたのが、澎湖県指定の古跡「西嶼弾薬本庫」です。日本統治時代に澎湖島に作られた4大弾薬庫の内の1つで、砲台への弾薬供給や火薬の保管をおこなっていた施設でした。
ここには3つの弾薬庫があり、最初に建てられたのが地上に作られた土窟式清涼弾薬庫。瓦屋根の横長の建物のほぼ中央部に入口が設けられ、二重の扉が設置されています。内部への雨風の侵入を防ぐためだとか。
また石造りの壁面下方に小さな四角い窓とアーチ型の窓を設け、空気の循環を促す工夫がなされていました。
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記事登録日:2024-02-13