【台湾音楽】第34回金曲賞(GMA)、年間楽曲賞にはコロナ禍に寄り添ってくれるような「安溥」の『最好的時光』、年間アルバム賞は安溥の親友「呉青峰」の《馬拉美的星期二》が受賞！「King Gnu」は台湾でも人気を博したドラマ「ミステリと言う勿れ」の主題歌『カメレオン』と「劇場版 呪術廻戦 0」の主題歌『一途』を披露♪

今年も台湾で最も大きな音楽の祭典「金曲賞(GMA)」がやってきました！詳細は後日お伝えしますが、簡単に主なショーレースの結果をご報告します！

各SNSでも発信しましたが、台北ナビ的ナンバー1のニュースは「宇宙人」が「最佳樂團獎(最優秀バンド賞)を獲得したことでしょう！
画像提供：GMA(台視)

受賞スピーチでは、喜びのあまり制限時間を大幅にオーバーしてしまった「宇宙人」の3人。その後のバックステージでの受賞者取材では、今回「宇宙人」が「最優秀バンド賞」を受賞できるように色んな方法で声援を送ってくれたファンへの感謝をまず述べたのが、ファン思いの3人らしかったです！

そして、「方Q」先輩は音楽に携わっていると周りにいてくれる人々、特に家族と過ごせる時間が少ないことにも触れ、陰ながら応援してくれることへの感謝を涙を浮かべながら語っていて、ナビはカメラ越しに見ていたのですが、ぐっときました！

「年度歌曲獎(年間最優秀楽曲賞)」には「安溥」の『最好的時光』が選ばれました。なんとこの楽曲は14歳の時に書いた歌だそうで、友人の俳優「張鈞甯」が絶対もっと多くの人に聞いてもらった方がいいとすすめたことで発表された曲なのだそう。なんと仕上げの最終段階の時もずっとそばにいてくれて、この曲のお母さんのような存在と言っていましたよ！この、「安溥」の受賞を誰よりも喜んだのは親友の「呉青峰」。二人の抱擁は超感動的！

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そんな親友の受賞に鼻水を流してしまうほど泣いて喜んだ「呉青峰」は《馬拉美的星期二》で「年度專輯獎(年間最優秀アルバム賞)」を受賞。自分の受賞には平常心で、バックステージでは「お腹空いた～」とかわいい♡

この仲良しコンビは授賞式で二人でパフォーマンスを披露していて、声の相性が抜群！是非見てみて下さいね。

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「最佳華語專輯獎(最優秀中国語アルバム賞)」を獲得したのは「熊仔」の《PRO》。受賞スピーチで披露したラップは今後アルバムに収録予定だそうですよ！

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「最佳華語男歌手獎(最優秀中国語男性歌手賞)」を受賞した「HUSH」は、「三回コロナにかかったっていうのは、いわゆる「三陽開泰」だね」とお茶目にコメント！ちなみに「三陽開泰」とは春が巡って来て、万物の生気が満ち溢れるという意味のおめでたい言葉です。さすが作詞に定評がある彼らしく、コメントまで文学的ですよね！

審査員長の説明では、「最優秀中国語男性歌手賞」を選ぶのがもっとも時間がかかったそうで、最終的に「呉青峰」との一騎打ちになりました。「呉青峰」の《馬拉美的星期二》は芸術作品のように素晴らしいアルバム。しかし「HUSH」の≪娛樂自己≫は、自分の心の内をすべてアルバムの音楽に詰め込み直接的に訴えかけてくるものがあって、その点が勝因につながったそう。(写真は今回審査員長を務めた「陳建騏」)

意外にも「最佳華語女歌手獎(最優秀中国語女性歌手賞)」を初めて受賞した「A-Lin」は、この16年はこの賞を受賞するためのリハーサルだったわ！と語り、忙しいお父さんとお母さんと一緒に参加したからこそ受賞できた！と喜びを爆発させました。

2010年にオーディション番組で名を馳せた「洪佩瑜」が2023年の「最佳新人獎(最優秀新人賞)」を受賞。受賞コメントの際にはなぜかバックを持ってステージに上がったのですが、これは半年前のライブで人生で作ったライブグッズだそう。何でもライブ中にもし金曲賞で受賞できてステージに立てたら、このバッグにトロフィーを入れるね！と約束したそうで、それを果たしたというわけなのです！

そして、「最佳MV獎(最優秀ミュージックビデオ賞)」を受賞したのは、「落日飛車」の『Little Balcony』のミュージックビデオの監督、「Pennacky」が受賞しました。ナビ、ノミネート時にはお恥ずかしながら全く気付いていませんでしたが、日本人監督だったんですね。初めてこんなに大きな賞を獲得したとはにかみながら喜びを表現していました！

コロナ明けの初の金曲賞ということで、海外からのアーティストも駆け付けました。まずは「タイのプリンス」こと「Phum Viphurit」！実は先ほどMV賞を受賞した『Little Balcony』とのコラボなんです。「落日飛車」バージョンは軽快なリズムに乗せたロックなのですが、「Phum Viphurit」バージョンはリゾートのビーチで気持ちよく風に吹かれているような曲！今回のステージでは、『Little Balcony』と『Welcome Change』を披露してくれて、台北アリーナが一瞬にしてビーチリゾートに大変身したかのような雰囲気が流れました～！最高～♪

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画像提供：GMA(台視)

日本からは「King Gnu」が台湾でも人気を博したドラマ「ミステリと言う勿れ」の主題歌『カメレオン』と「劇場版 呪術廻戦 0」の主題歌『一途』を披露。実は「King Gnu」のパフォーマンス中には「最佳單曲製作人獎(最優秀シングルプロデューサー賞)」を獲得した「JADE」の「嘟嘟」と経験豊富なミキサー「周已敦」がバックステージで受賞の感想を述べていたのですが、コメントよりも「King Gnu」のパフォーマンスが見たい！というくらい、今回の金曲賞の話題の中心だったんです。出演が発表されてから、多くの人が「King Gnu」の登場を待ちわびていましたが、やっぱり圧巻のステージでした！

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画像提供：GMA(台視)

「特別貢獻獎(特別貢献賞)」には「林秋離」が選ばれました。作詞家として、そしてレコード製作者として台湾に大きく影響を与え「林俊傑」や「阿杜」などを発掘したと言われています。「張惠妹」の『聽海』や「林俊傑」の『不為誰而作的歌』など、数々のヒット曲の作詞を担当。2022年12月に病気でこの世を去った「林秋離」のご家族がかわりにトロフィーを受け取りました。

ステージでは恩師を思い「林俊傑」が熱唱！どれもこれも聞いたことのある歌ばかりでした。

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画像提供：GMA(台視)

もう一人の「特別貢獻獎(特別貢献賞)」には日本でもおなじみの「歐陽菲菲」が選ばれました。「歐陽菲菲」の歌をステージ上で披露したのは「A-Lin」！日本でヒットした『Love Is Over』、『雨の御堂筋(雨中徘徊)』、『恋の追跡(就這樣甜蜜活到底)』や、日本語の歌を中国語で歌った『セクシー・バス・ストップ(愛的路上我和你)』と『ジプシー (熱情的島嶼)』、そして中国語の楽曲『擁抱』を次々に歌い、懐かしい気持ちに～！

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やっぱり「A-Lin」はすごいなと思っていたのですが、受賞スピーチの最後に「歐陽菲菲」がアカペラで歌った貫禄が桁違い！「歐陽菲菲」だけが持つ声の魔力というのかな？もう歌声を少し聴いただけで鳥肌が立ってしまいました！

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