スペシャル記事

【台湾土産】帆布屋さんが多い台南で、密かに知られる「清隆帆布」に行ってきました！

店内には日本に持ち帰りたいメイドイン台湾(MIT)グッズがあふれていますよ！

「永盛帆布」「合成帆布」「廣富號帆布」……台南にはなぜだか帆布の店が多いのです。有名なところは上記3つでしょうか？その辺はきっと皆さんも体験済み？？ということで、今回は「清隆帆布」にやってきました。

あれれ？これは店……か？
かなり雑多な感じで、ショップというより作業場という言葉がふさわしい店構えです。帆布屋さんって工房と店を兼ねていたりしますから、きっとこちらもそんな感じなのでしょう。歴史を感じます。


店内に足を踏み入れると、壁には商品らしきバックがぶら下がっていました。傍らの壁には、たくさんの感謝状やら新聞の切り抜きやら。机の上には、生活用品やら作業用の道具やら。なんだかおばあちゃん家に来たような気分になるのはナビだけ？？

オリジナルデザインがいろいろぶら下がります。チロリアンテープが縫い付けてあったり、ドリンク入れがあったり、なかなかこだわりを感じます。それにしても、さりげなくぶら下がる「令和」バッグも気になります。


店の傍らには無造作に積み重なる平紐各種も。これらが持ち手になったりするのかな？「この平紐を使いたい！」といった要望は店主にご相談ください。

うわ～かわいい♡
あの万能ハッカ油・白花油の手提げですよ～！欲しいなぁ～！でも、これらは企業やショップ、学校とコラボしているもので、売り物ではないそうです。残念！ちなみに過去には台湾の無印良品とコラボしたこともあるんだとか。

たいそう残念がっていると、プリント無しのタイプなら作れるんですと。

なので、ナビはこちらの牛乳バッグをオーダーすることに。昔は、宅配してくれた牛乳をこのバッグに入れて家にかけておいてくれたのだとか。かわいい～♡

こちらがプリント無しバージョンですね(全体像は上の写真右)。「牛乳袋」の文字がチラシの裏どころか表に書いてあって全く目に入りませんでした……(汗)。600元也。

すると、ご主人が例のチラシをめくり「これは明治天皇時代の牛乳袋なんだ！」と力説してくれました。おおお～今度はチラシの裏に書かれているので明瞭～！なのに、先ほどの「牛乳袋」の紙に隠れて全く気付かず……(涙)。


ご主人は、店内に貼られた新聞を指さして、「創業は1860年で自分は5代目」だとか、店内に飾られていた帽子を持ち出して、「これは第二次大戦時のパイロットの帽子」だとか、いろいろお話してくれました。こういうやり取りもうれしいものです。そして、この帽子に至っては、お店で作っていたのかと思いきや、「拾った」そうです……エピソードがおもしろすぎます。

さて、およそ3週間後、オーダーしたミルクバッグが届きましたー！やっぱかわいい♡送料は別途支払いで郵送してくれますよ。


そして中を見ると、台湾の街角でよく見かけるしましま防水生地で蓋ができるようになっているではありませんか！