「京アニ愛」で満ちあふれた漫画博覧会！

今年で20回目の開催となった漫画博覧会は8月1～5日に開催されました。会場には多くの来場者が訪れ、8月3日(土)は来場者数16.5万人を記録しました。

1995年に初めて漫画博覧会を開催してから、今回で20回目ということで、過去に来場した漫画家、声優らが残したサイン色紙を展示するコーナーが設けられました。

台湾版「ゆるキャラグランプリ、ご当地キャラグランプリ」が初めて開催。3位以内に入ったゆるキャラには、11月23・24日に埼玉県羽生市で開催される「世界キャラクターさみっとin羽生」の参加資格が与えられました。3位はタイガーエアの「タイガー・フーちゃん」。世新大学の産学合作處の許碧芳處長とキスをしようとして、顔をぶつけ合うハプニング。

2位は財団法人台湾児童・家庭扶助基金会の「家扶兒保娃娃(直訳：児童保護のぬいぐるみ)」。児童虐待で傷ついた子供たちを優しく包み込む愛の守護神です。

1位は台北市政府観光局傳播局の「熊讚BRAVO!」。太鼓をたたいたり、ダンスをしたりと大奮闘でした。

毎回設けられる落書きコーナー。他のブースには、メッセージを残すコーナーとして波及しています。

そのうちの一つ。日本から台湾へ訪れて、台風に遭遇したら、それは、きっとこの召喚魔法「颱風假」の影響でしょう。「颱風假」は台風上陸を想定し、各自治体が安全を考慮して設ける臨時休日のことです。

今回は、7月18日に起きた京都アニメーションの事件を受け、激励、応援メッセージを書き込めるコーナーを設けていました。じっくり見てみると…

気合の入ったメッセージがびっしり書き込まれていました。日本語の書き込みも気合が入っていて…

作品かゲームの影響を強く受けたと見られるものもあれば…

しっかり日本語を覚え、書き込んだであろうものも見られました。

千羽ではありませんが、被害にあった方のために鶴を折り、メッセージを添えて持ってきた方もいました。台湾でここまで「京アニ」とその作品が愛されているとは思っておらず、見ていて涙が出そうになりました。