台湾の流行最先端と言っても過言ではない台北101や微風南山がある信義エリアの南側にある住宅街を山に向かって進んでいくと……
目に飛び込んできたのは「和興炭坑」と言う場所を示す標識。そうなんです。台北市内にはかつて石炭資源が豊富で、たくさんの炭鉱があったんです。
信義快速公路の高架をくぐります。信義快速公路には2つのトンネルがあるのですが、そのトンネルとトンネルのちょうど中間地点がこの場所です。
炭鉱の入口に説明看板がありました。
この炭鉱は日本統治時代後半に建設され、戦後は新生煤礦と名を変え、1961年まで運用されていました。
トロッコを押す作業員の人形が迎えてくれます。
かつて石炭の搬出口だった場所の壁には、採掘から搬出までの流れを解説する壁画が描かれています。
さらに登ると見えたのが炭鉱の入口。
台北市の資料では1936年建設とあるのですが、皇紀2600年に当たる1940年建設と言う説もあります。
中はきちんと電灯が灯り、炭鉱に関する豆知識が書かれた看板が設置されています。
炭鉱は10メートルも進んだところで立ち入り禁止になってしまっているのですが、どうやらその奥は埋められずに残っているようです。
外に出ると台北101の上部が見えました。台北市の中にこんな場所があるだなんてちょっと不思議な体験ができました。
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記事登録日:2019-02-11
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