猫空ロープウェイに乗って茶芸館を訪れました

バス、高架を走るMRT、ケーブルカーで目指すは猫空。茶芸館をめぐり、台湾茶の哲学に触れました。 

こんにちは台北ナビです。台北に来たらまずはグルメでしょ~、ショッピングもしたいし、マッサージもハズせない。そんな感じで街中をアグレッシブに動き回りたいのだけれど、その合間にノンビリ安らぎの時間もほしい…ってそんな欲張りなアナタの要望に今日はお答えしちゃいましょう!

今回は台北ナビのスタッフの方々にナビゲートいただきました!「台北のいろんな乗物を乗り継ぎながら、猫空の山の上で台湾茶を楽しみましょう」とお誘いを受けて、半日の旅にでることになったのです。

まずは、私が泊っていたホテルに近い南京道路と林新北路の交差点から306のバスに乗り、まっすぐ一本道でMRT「南京東路」の駅を目指します。MRT「南京東路」の駅には10分ほどで到着。開通して10年以上になる台北のMRTは旅行者にも分かりやすく大きく駅名や行き先が案内されているし、とてもきれいです。
ここで遊悠カードというプリペイドカードを購入しておけば、その後のケーブルカーや帰りのMRTやバスが割引になりお得です。一日券は200元(うち50元は3日以内に返却可能なデポジットです)
MRTで走ること30分、都会の喧騒から離れ、景色も徐々に緑が多くなり、語らいのムードが盛り上がる頃に「動物園」駅に到着します。

ケーブルカー乗り場からすでに観光ムード満奌! 平日でも地元のカップルがいっぱいのロマンチックなデートスポット

MRT「動物園」駅からケーブルカー乗り場までは、みんなが向かう一本道なので、とても分かりやすいです。

2007年の春にこのケーブルカーが開通するまではバスで山道を車で登るしかなかった猫空なので、便利になった今、週末になると人でいっぱいなのがうなずけます。

ゴンドラからの眺めは、かなり高さもあって少し怖いくらいです。山の中を切り開いて作られた茶畑を眺めながら山頂を目指します。
山頂に到着するとケーブルカーの駅のフードコートからお茶、お茶、お茶・・・周りにもたくさんの茶芸館があるというのに、ここでも多くの人々が飲茶やケーキをお茶受けに、話に花を咲かせています。

山頂駅より徒步1分、商売っ気ナシのご主人が作るこだわりの味に、台湾茶のレベルの高さを再確認する

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ケーブルカーを降りてすぐ、そのまま階段を上がったところにお茶工場と一緒に地味に目立たず置かれているお茶の販売所。ココが商売っ気のない張さんの経営する茶芸館「茶寮」。

猫空の駅前にある茶芸館「縁続縁」の元オーナーで、ナビスタッフによれば、お店を譲って今は、自分の畑でお茶を作りながら、茶葉を販売しているのだとか。「いやー、茶芸館の仕事は、夜も遅くてキツかった。だから経営は人に譲って、農業に専念することにしました」というひたむきな方。
この地区の農協のコンテストで金賞を受賞したという、取れたての鉄観音茶を試飲させてもらう事に…ううううう~~~ん…内側から効いてくるうう。お腹にボディーブロー。旅の疲れがスッと癒されるような落ちつく味わい。こういうのが高級なお茶ってもんなのね。素人のワタシでも分かるような気がしちゃう。

茶葉1回で7回以上入れられる事ができるってことだから、じっくりと楽しむと考えると、そんなに高いというわけでもないのよね~。味がわかる人、大切な人へのお土産にしたい感じです。

お店を出てすぐの茶畑を見学させていただく事に。
この段々畑でひとつひとつ手作業で育てられたものが、ああいうこだわりのお茶になるのね、きっと。。。

茶芸館で試飲ハシゴ、飲み比べも楽しいし、一か所に決めてゆっくりするもよし

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日が暮れ始めた頃「茶寮」を出て、ポツポツと灯される茶芸館のイルミネーションと遠くに見える台北市の夜景を楽しみながら次の店へと歩いてみました。

「美加茶園」では台湾茶の歴史と、先代から引き継いだ猫空ブランドの誇り、ここでもまた主人の育てたお茶をいただきながら、主人の「茶うんちく」に耳を傾けます。

ふと気づけば辺りは完全に日が落ちて、ちょうどよくお腹もすいてきたので私たち一行は、美加茶園のご主人に教えてもらった近くのバス停からバスに乗り、次のお店「寒舎」へと向かいました。

ここは、猫空のゴンドラ駅からはいちばん遠い場所になりますが、猫空エリアをバスで軽―く見学するには、ちょうどいいかも。途中でいくつもの茶芸館を通過。ほんとうにお茶の里、っていう感じです。でも、平日で、日も暮れてきたせいか、それほど人は多くありませんでした。バスの運転手に「寒舎まで」と言っておくと、お店の前で降ろしてくれました。山の中なので、停留所がなくても「door to door」。こういうムードっていいですね。
「寒舎」はとっても敷地が広い茶芸館でしたが、残念ながら夜景はありません。ご主人は「ウチは自然をたっぷり楽しんでもらう人向けの店なんだ」ということです。台湾茶以外にも、ベジタリアンの飲茶風の軽食がいただけました。
飲茶風の夕食を終えると「半日よくばって遊べたな~」という充実した気分でした。で、お店のご主人にバスの時間を聞いて、山を降りることに。山の上からは、直接MRT駅前に行く「小10」番のバスがありますので、バスに揺られながら下山し、「萬芳社区」へ。ここから台北市内に戻りました。

こうやって茶芸館でいろんな種類のお茶を試飲させてもらいながらご主人たちの茶哲学を聞かせてもらうのも楽しいし、どのお店か一か所にターゲットを絞ってゆっくりと語らいながらお茶をたしなむのも贅沢な時間の使い方と言えるのではないでしょうか。。。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2010-04-22

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