日本統治時代、煉瓦技術が日本から台湾へ輸入されました。当時1899年(明治32年)から台湾鉄道縦貫の建設が開始され、交通インフラが整備されたことで南台湾の産業が発展し、高雄には次々と新しい建物が建設されるようになりました。その際、トンネルや橋梁、高雄港の建設や都市の新しい建築物に使用する煉瓦の需要が急増したそうです。こうして南台湾の発展と共に高雄の煉瓦産業は繁栄を極めました。しかしその後鉄筋コンクリートが主要な建材へと移行するにつれ、高雄の煉瓦産業は衰退していきました。ここ「三和瓦窯」は高雄と屏東の境にある大樹地区、高屏溪沿いに位置する瓦窯工場。大樹地区はその地質により、かつては台湾の主要なレンガ産業の中心地でしたが、今はここ「三和瓦窯」を残すのみ。その歴史ある窯場は三級古跡にも認定されています。1918年に創業して以来伝統的な瓦産業を守り続けているほか、最近では煉瓦を使った新しいアイデアグッズの開発・販売や、DIY教室なども開催しています。また「三和瓦窯」のとなりは旧鉄橋湿地生態公園になっていますので、のんびりと高雄の歴史と自然にふれることができます。
基本情報
住所 | 高雄市大樹区竹寮路94-1号 |
---|---|
電話番号 | (07)651-2037、(07)651-2037 |
ファックス | (07)651-6784 |
営業時間 | 8:00~17:00(土日祝日9:00~) |
休業日 | 年中無休 |
クレジットカード | 不可 |
駐車場 | 隣接する旧鉄橋湿地生態公園に無料駐車場があります |
ホームページ | https://www.facebook.com/www84043?filter=3 (中国語) |
行き方 | 台鉄「九曲堂」駅を出て復興街を右に行き、久堂路を右折、台21省道(九大路)を左折。竹寮路沿いに直進すると看板が見えます。徒歩約10分。 |
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
スポット登録日:2013-11-20
文化は時代を越えた!日本統治時代の酒工場の跡地は、クリエイティブアート空間に生まれ変わりました
老舗家具メーカーが仕掛けるMade In 台湾のお洒落ファニチャー。小物はおみやげにも◎!