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瑠璃色に輝く「ルリマダラ」をこの目で!太陽の光で見え方が変わる魅惑の蝶の美しさに心奪われました

こんにちは、台北ナビです。

突然ですが、台湾は「蝶王国」の異名を持っているって知っていましたか?なんと台湾で見られる蝶は400種を超えると言われています。蝶に疎いナビはこれがどれくらいすごいのかぴーんときませんでしたが、台湾の10倍ほどの大きさがある日本で250種だと聞いて、その密度の高さに驚かされました。

台湾のいたるところで見られる蝶ですが、今回は世界的にも注目されている「紫蝶幽谷(ルリマダラ幽谷)」のひとつ「茂林」をご紹介したいと思います。
原住民感漂う区公所

原住民感漂う区公所

蝶と一緒に舞いたくなる!

蝶と一緒に舞いたくなる!

紫色!

紫色!

石板で作られた椅子

石板で作られた椅子

紫蝶幽谷って何か知っていますか?

「紫蝶幽谷」とは地名ではなく、ルリマダラが集団越冬する生態現象のことをいいます。ルリマダラは季節風と共に南下し、暖かい南部で冬を越し、その時に集まる谷を「紫蝶幽谷」と呼んでいます。台湾には30ヵ所ほどの紫蝶幽谷があると言われていますが、そのうち10ヵ所は茂林区にあると言われています。つまり3分の1がここ茂林区に集まっているのです。
さて、ここでなぜこんなにも台湾の紫蝶幽谷が有名なのでしょうか?それは100万匹もの蝶が集団で越冬するのが、ここ台湾の「紫蝶幽谷」とメキシコの「帝王斑蝶谷(オオカバマダラ幽谷)」だけだといわれているからです。オオカバマダラは温帯型の越冬蝶であり、海抜3000メートルの車では到達できないような場所に幽谷を作ります。また温度の関係で木にぶら下がってほとんど動きません。

それに比べルリマダラは熱帯型の越冬蝶であり、海抜500メートルの山で冬を越します。雨さえ降っていなければ、朝5時ころから夕方17時ころまで活動するため、蝶観察が楽しいといわれています。
教会にも蝶のオブジェがいっぱい!ゲートにも蝶を発見♪ 教会にも蝶のオブジェがいっぱい!ゲートにも蝶を発見♪ 教会にも蝶のオブジェがいっぱい!ゲートにも蝶を発見♪

教会にも蝶のオブジェがいっぱい!ゲートにも蝶を発見♪

ルリマダラについて学びましょう!

先ほど台湾の至る所に幽谷があると言いましたが、開放しているのは一部のみ。今回ナビが訪れたのは「茂林生態公園」も一般開放されており、週末には無料ガイドも行われています。今回ナビ一行は魯凱族(ルカイ族)の女性・イップルーさんにガイドをお願いし、蝶観察をたっぷりと楽しみました。
一緒にいると笑顔になっちゃうイップルーさん

一緒にいると笑顔になっちゃうイップルーさん

民族衣装にも蝶モチーフ!

民族衣装にも蝶モチーフ!


貴重な鳥も多く生息しています

貴重な鳥も多く生息しています

公園にあるイラスト付きの説明を見ながら、ルリマダラについて学びます。

茂林で見られるルリマダラは、小紫斑蝶、斯氏紫斑蝶、端紫斑蝶、圓翅紫斑蝶の4種類。マダラ蝶ということであれば12種類もの蝶を見られるようです。これほどたくさんの蝶が見られるのは、茂林が未開発の原始林が多く残っていて過度な開発を行わなかったこと、そして豊かな自然が残されていることが大きな理由と言われています。
画像提供:観光局

画像提供:観光局

しかし「ルリマダラの生態環境は危うい」とイップルーさんは言います。

ルリマダラは植物の蜜などで育ちますが、農薬を使って育てた植物の蜜を吸ったルリマダラは命の危険にさらされます。そのため茂林では農薬は使わないことを徹底しています。

また越冬を終えたルリマダラが北上するルートに高速道路があることで、車にぶつかったりして命を落とすルリマダラが大量に発生したこともあります。その対策として、高速道路には防護網を巡らせ、蝶のために車線を封鎖することもあります。それほどまでして、守りたい貴重な生態なんだなぁ~。
蝶だらけ!

蝶だらけ!

守りたい自然と便利さの間

守りたい自然と便利さの間

また、ルリマダラの羽は太陽の光に照らすと色が変わり、紫に輝きます。そのため、「幻の光」とも言われます。普通に見るとただの黒い蝶なのに、羽を動かすと紫がちらりと見えて、本当に「まぼろし~~!」。
見える色が異なる~!

見える色が異なる~!

紫色はあまり見えませんが……

紫色はあまり見えませんが……

光に照らすと紫が出てきます!

光に照らすと紫が出てきます!

月桃のハイキングコースを歩いてルリマダラを探そう!

ルリマダラを見るのに最も適しているのは、少し風が吹いている晴れの日。時間は日の出から11時頃です。

ナビ一行はルリマダラを見ようと早起きして、9時頃に茂林に到着しました。その甲斐あって、公園に到着すると無数のルリマダラちゃんがナビたちをお出迎え!こんなに簡単に見られてちょっと拍子抜けしてしまいましたが、前日、前々日はほとんど見られなかったというから、かなりラッキーだったようです。ハイキングコースでは、もっと多くの蝶が見られるよ~というイップルーさんの言葉を受けて、歩を進めます。
この道を進みます!

この道を進みます!

歩道が整備され、標識もありますが、迷ってしまう人もいるようなので、ガイドさんと歩くのが無難です

歩道が整備され、標識もありますが、迷ってしまう人もいるようなので、ガイドさんと歩くのが無難です

ハイキングコースはいくつかあるようですが、ナビ一行は「姿沙里沙里步道」を選択!この歩道はルカイ族の言葉で「月桃がたくさんある道」という意味です。

ハイキング中、無数の蝶がひらひら自由自在に舞っている様子をたくさん見られて大感激のナビ。ですがイップルーさん曰く、この時はすでにピークを過ぎていて、数としては少ないとのこと。ピーク時にはどう歩いたらいいのか分からなくなるほど、蝶が地面にびっしり止まっているんだとか。
蝶が舞う~!ナビたちはスマホを取り出す~♪

蝶が舞う~!ナビたちはスマホを取り出す~♪

前へ進みましょう!

前へ進みましょう!

どんどん歩いていくと、高台に到着しました。重なり合う山が遠くに広がり、茂林のコミュニティーが盆地のようにすっぽりと覆われていました。そして想像以上にこぢんまりとした集落にビックリ。だからみんなが顔見知りで、イップルーさんは会う人会う人に親しそうにあいさつをしていました。
茂林

茂林

言葉が分からなくてもガイドさんをつけるべし!

日々運動不足きみのナビでもハイキングを楽しめたのは、イップルーさんのおかげ。だって、みんながちょっとバテてきたかなぁと思ったら、絶妙なタイミングで休憩を入れてくれ、ルカイ族の音楽やダンスを披露してくれます。それだけでなく、道端で見つけた蝶の死骸を手に取り、「ほら見てみて!実はルリマダラはまだまだ謎の多い蝶。だからマーキング調査をしているの。」とマーキングされた蝶を見せてくれ、蝶の理解も深めてくれました。
実は元々あんまり蝶には興味がなかったのですが、イップルーさんのわかりやすく楽しい説明を聞いていたら、台湾の蝶についてもっと知りたい!と知りたい欲が沸いてきました。
歩道から少し中へ入ってみると蝶が休んでいました

歩道から少し中へ入ってみると蝶が休んでいました

こうやってマーキングしているんですね

こうやってマーキングしているんですね

オーガニックパンをゲット!

ハイキングを終えてやってきたのは「芭特芙來風味餐廳(バタフライレストラン)」。ここでは無添加にこだわったパンが買えます。茂林で採れる食材は、生態を守るために一切農薬が使われていません。そのため期せずしてオーガニックパンが作れちゃうというわけなんです。

原住民集落らしく、レッドキヌアや馬告が使われているのも楽しい!正直あまり期待せず、コミュニティーへの寄付のつもりで購入したのですが、これがおいしくてビックリ!本当に利益あるの?っていうくらい中身が詰まっていて、パン自体の味も本格的!もっと買ってくれば良かったと後悔してしまうほどだったので、茂林生態公園を訪れたら、是非試してみてください。
道に店名が書かれています

道に店名が書かれています

立派な入口

立派な入口

イートインスペースもあるので、ここでゆっくりするのも◎

イートインスペースもあるので、ここでゆっくりするのも◎

パンはフードカバー付きの竹カゴにディスプレイされていてちょっぴりおしゃれです

パンはフードカバー付きの竹カゴにディスプレイされていてちょっぴりおしゃれです

試食もできますよ~

試食もできますよ~

焼きたてほやほやのベーグルをゲット!

焼きたてほやほやのベーグルをゲット!

喉がかわいたナビはパン屋さんの外で売っていた愛玉レモンをゴクリ。ほてったカラダに染み渡る~♪

喉がかわいたナビはパン屋さんの外で売っていた愛玉レモンをゴクリ。ほてったカラダに染み渡る~♪

レモンの上に置かれている丸いのが愛玉!これを水の中でごしごしすれば、ゼリー状に固まります

レモンの上に置かれている丸いのが愛玉!これを水の中でごしごしすれば、ゼリー状に固まります

コーヒー豆やレッドキヌアも販売していました

コーヒー豆やレッドキヌアも販売していました

「ルリマダラが越冬のために茂林に来る。」それは茂林の生態が豊かに保たれていることの証でもあります。「茂林は素晴らしい場所なんだよ」と伝えにやってきているようなルリマダラ。蝶としての美しさだけでなく、生態の素晴らしさを茂林に住む人々と共に喜びあっているのかなとナビは感じました。

茂林でルリマダラが見られるのは11~3月。興味のある方はこの時期に訪れてみてくださいね。

以上、台北ナビがお届けしました。

記事登録日:2019-05-15

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2019-05-15

スポット更新日:2012-01-30

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