ちょっぴりレトロなお宿は温かいおもてなしで温かな気持ちになれちゃうこと間違いなし。自然ゆたかな奮起湖ではなんと冬でも蛍が見られます♪
こんにちは、台北ナビです。
台湾が誇る森林鉄道「阿里山森林鐵路」。森鐵本線は台鉄「嘉義」駅から「阿里山」駅を結んでいますが、その途中駅である「奮起湖」はお弁当や老街で有名です。
日帰りでも観光できるので、数時間ほど過ごすだけという方も多いのですが、今回ナビは「奮起湖大飯店」に宿泊し、奮起湖を満喫してきました。
高鉄利用ならバスでのアクセスがオススメ!
小さな赤い列車がかわいらしい「阿里山森林鐵路」。この森林鉄道に乗って奮起湖まで来られたら一番楽しいのですが、平日は朝9:00に嘉義駅を出発する便だけ…。土日祝日は10:00発もありますが、便数は少なくチケットを取るのも大変です。(2016年12月現在) 台北からアクセスしようと思うと朝一の高鉄に乗車乗らないといけないし、体力的にもつらいものがあります。
でも、高鉄「嘉義」駅から出ている台湾好行「阿里山A線」は始発が10:10で1日に3便あるので、時間的余裕が持てるのが◎。でも、石棹にて奮起湖行きのバスに乗り換えなければならないのは少し不便ですよね。最終は14:20ですし……。このことを宿のスタッフに伝えてみたところ、平日なら無料で石棹まで迎えに来てくれることもあるそうです。(休日は100元/人)
バスに乗車する時に「石棹」で下車する旨を運転手さんに言うと安心! 石棹が近づいてくるとお茶屋さんが増えてきますよ~
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ちなみに石棹ではトイレ休憩用の時間が設けられているので、分かりやすいと思います
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奮起湖名物のお弁当
気さくな林金坤董事長! 記念に一緒に写真撮影するお客さんも多いのだとか
今回ご紹介する「奮起湖大飯店」は奮起湖を代表するお宿であり、お弁当屋さんです。阿里山公路がまだ開通していない時代には阿里山森林鐵路が阿里山へ向かう唯一の交通手段でした。乗客は嘉義でお弁当を購入し列車に乗ってきましたが、暑さのためにダメになってしまうことも多かったのです。そこでお弁当を売ることを思いついた林さん。これが大当たりし、多い日には1便の列車につき1千個ものお弁当が売れたそうです。しかし1982年に阿里山公路が開通すると、鉄道を利用する人は激減し、お弁当の売り上げもそれに比例し少なくなってしまいました。
そこで奮起湖を阿里山森林鐵路の途中駅としてだけでなく、観光も楽しめる街づくりを進め、宿泊施設「奮起湖大飯店」を作ったというわけなんです。もちろん名物であったお弁当は昔ながらの作り方を大切に守り、提供し続けています。お昼近くになると1階はおいしそうなお弁当の香りで満たされて思わずニンマリしてしまうはず。もちろんお弁当を口いっぱいに頬張って食べれば、笑顔は二倍になりますよ~。豚肉、鶏肉、たまご、野菜など見た目以上にお料理が詰まっていて、1つでお腹いっぱいになります。
フロント前にはお弁当を食べるスペースがあります
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スープはセルフサービスです。かなり熱いのでお弁当の蓋をお盆代わりに使うことをオススメします
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お弁当はイートインならスープ付きで120元!
テイクアウトなら紙のお弁当箱に入って110元です
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イートイン用の入れ物はとてもレトロで持って帰りたいけれどダメですよ~。アルミ製のお弁当箱を買ってくださいねっ!
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アルミのお弁当箱、お箸とスプーン、オリジナルバッグで500元!
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お弁当箱だけなら300元
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思わず自撮りしちゃいます
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奮起湖風味豆腐も追加で注文! 奮起湖名産のワサビがたっぷりと乗っています
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漢方薬草で作ったオリジナル入浴剤が最強!
こちらには大きく分けて、畳の上に布団を敷いているお部屋と木目調でまとめられたベッドのお部屋の2タイプあります。それぞれ少しずつアメニティや設備が違いますが、基本的なアメニティは用意されています。
ひのきの浴槽のあるお部屋のみ用意されています
1部屋に1袋用意してある漢方薬草の入浴剤、これがと~ってもすごいんです。
まず、漢方の種類と量が多く、乾燥させて冷蔵庫に入れると3回くらいは繰り返し使えます。そして、この入浴剤を入れた湯に浸かると血流がよくなって、疲れが吹っ飛ぶんです。
温泉に浸かるのと同じくらいの効能を感じたナビ。お土産に購入してしまいました~。そのほかひのきの木屑を集めた入浴剤もありましたよ。
歯磨きセット、櫛、せっけん、かみそり、ボディーソープ、シャンプーのセット
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ドライヤー
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ナビなら「A棟日式套房」を選択!
A棟【Japenese style room(畳部屋/日式客房)】
「ジャパニーズスタイル」と名づけられているA棟は畳の上に布団を敷くというスタイル。お部屋も広々としており、ちょっと寝転がったり出来ちゃいます。また、A棟のお部屋にはひのき風呂が用意してあり、お部屋に入るとひのきのいい香りがします。
※A棟で窓のあるお部屋には台湾茶のセットが用意されています。
※基本的に2人部屋にはダブルベッドサイズの敷布団が1枚、4人部屋には2枚用意しています。敷布団を追加することも可能です。予約時にお申し付けください。(追加料金が必要になります)
窓のある畳部屋には台湾茶セット!
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阿里山高山茶の茶葉はお持ち帰りOK!
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