台南のエッセンスがたっぷり散りばめられたモノトーンホテル!ショッピングモール夢時代の上に登場!!
こんにちは、台北ナビです。
人気のロイヤルグループのホテルが台南に登場したと聞いて、早速やってきました。建物の6階から9階が客室、5階から下がショッピングモール夢時代とあってお買い物にも便利な立地。もともと「台南紡織」だった敷地はとても広大なので、入口はどこ?とドキドキして行きましたが、中華東路の方から向かうとすぐ見つかりました。どうやらロイヤルグループのホテルの中でも、デザインには相当こだわったようなのです。それでは早速中に入ってみましょう。
見どころは何といってもインテリア!ホテルにいながら味わえる台南の魅力
1階ロビー
Mecanoo建築師事務所が設計に携わったというこのホテル。
ロビーからすでに、ハイセンスな雰囲気がプンプン。柱には台南の古い街並みを思わせるレンガが使われていて、きらびやかな受付カウンターにも「窗花」と言われる台南の古民家の窓によく見られる模様がデザインされています。この「窗花」は、客室やエレベーターにも使われていますよ。
ganqing design gift shop 甘情商號 1階
7:00~11:00
入り口を入って右手にある「甘情商號」は、お店というよりギャラリーといった感じのスペースになっています。まるで林百貨のようなメイドイン台南のデザイン雑貨が並んでいて、ここにもホテルのこだわりを感じます。
ギャラリー
6789 Gallery 5、6、7、8階
6階から9階の各フロアの一角に設けられた小さな展示場。ここには成功大学の学生や海外のアーティストよって制作された台南にまつわる作品がずらり。各フロアごとにテーマが決められていて、不定期で内容が替わります。客室フロアの廊下にもひと工夫が…。足元を照らす高さにあるライトに記された部屋番号は、台南の老街(古い通り)、神農街の夜の様子をイメージして作られたそうです。静かで幻想的な雰囲気が広がっています。
アメニティ、ファシリティもおしゃれ
<バスルーム&アメニティ>
<ベッドルーム&クローゼット>
モノトーンで統一されたシンプルかつモダンな空間
全部で223室あるお部屋は全て白、黒を基調としています。
モダンな雰囲気ですが、天蓋付き寝台をイメージしてデザインされたベッド、古い街並みを思わせる照明など、歴史の香りもミックスされています。また宝箱をイメージした黒い収納棚があちこちにあり、お茶屋、冷蔵庫などはすべて棚に収納されています。開きそうで開かない扉があったり、開けても空っぽだったりと、楽しませてくれるのも、ユーモアセンスたっぷりのデザイナーの意図なんだそうです。ナビはすっかり騙されてしまいました。
では、部屋タイプを見ていきましょう!
Smart Room (スマートルーム/行旅客房・1中床) 7.5坪
画像参考:661号室
全客室の3分の1以上を占める標準タイプで、ビジネスマンに人気のお部屋。とことんシンプルなデザインで、清潔感バツグン。6階には24時間無料で使用することのできる洗濯機、乾燥機もあり長期出張にもおすすめです。
Treat Room (トリートルーム/精緻客房・2小床) 9坪
画像参考:905号室
このタイプのお部屋はツインかダブルかを選ぶことができます。正面の大きな窓から明るい光が差し込み、台南の街を一望できる9階からの眺めは最高。
Relax Room (リラックスルーム/舒適客房・1大床) 9.5坪
画像参考:915号室
この部屋にはコーヒーメーカーもあり。真っ白なクローゼットも大容量!優しい光を通す3色のカーテンにもよく見ると「窗花」のデザインが施されています。揺りかごのようなオリジナルチェアーもありますよ。
Mix Room (ミックスルーム/風格客房・2小床+風格床) 11坪 画像参考:951号室
ツイン+ソファーベッド(200㎝×70㎝)のあるお部屋で3人まで宿泊することができます。小さなお子さんがこのソファーから外を眺めるのにもちょうどよさそうです。哺乳瓶煮沸機やベビーベッド、ベビーバスタブの貸出しサービスも行っています。(要予約)
Projection Box (プロジェクションボックス/光影客房・2中床) 12坪 画像参考:922号室
お部屋の名前の通り、白い壁がスクリーンとなり、プロジェクターで映画鑑賞を楽しむことができます。また受付でPS4も借りることができるので、ベッドに横になりながら、大迫力でゲームを楽しむこともできます。
Perfect Suite(パーフェクトスイート/老爺套房・1大床) 24坪 画像参考:901号室
夢時代5階にある結婚式場で披露宴を行った新郎新婦がよく訪れるそうです。ワインを飲みながら、テレビも見られるバスルームは、セレブ気分たっぷり!うらやましい!部屋のちょっとした所に赤や、紫などの差し色がつかわれていたり、アイロンや体重計、大きいクローゼットなど、新郎新婦への心遣いが満載です。
ショップ&レストラン
ホテル内のレストランや施設の名前すべてに用いられている「甘」には、味が甘いという意味以外にも、美しい、満足するといった意味があります。料理、土地、人柄、台南を表している言葉なんですね…
甘粹餐廳 Ganchui Restaurant 5階
朝食6:30~10:00 朝食会場
昼食11:30~14:00 平日はメインメニュー+サラダバー形式、土日はバイキング形式
アフタヌーンティー14:30~16:30 平日は単品注文、土日はバイキング形式
夕食18:00~21:30 月~木は単品注文、金土日はバイキング形式
ナビがお邪魔した平日のお昼は、ステーキやピザ、パスタなど9種類のメインメニューの中からひとつを選び、台南のローカル食材をふんだん使用したサラダバー、ドリンクが楽しめます。明るく開放感たっぷりの店内には、日本風やオランダ風家屋の個室もあります。ただこちらの席は予約ができないので、行ったときに開いていたらラッキーということで!
廿一酒吧 Bar21 5階18:00~1:00
甘粹餐廳とフロアつづきになっています。21と読む「廿一」は「甘」の文字の真ん中を横にズラした漢字。この漢字同様ひとひねり加えようというのがコンセプトです。定期的に行われる地元アーティストによるイベントや、提供されるオリジナルカクテルなどひと味変わった台南を楽しめちゃいますよ。
回甘咖啡 Huigan Cafe 1階
8:00~21:00
ホテルのロビーに足を踏み入れると、ただよう焼きたてパンの香り。その正体はここのカフェからでした。ロフト席もある広々とした店内でのんびりできます。コーヒーにもこだわっていますよ!
館内の施設
レストランや会議室のある5階から、ショッピングモール夢時代へ入ることのできる通路があります。これなら雨の日も心配なしですね。また6階に無料で使用できる洗濯機と乾燥機もあるので、長期滞在者やファミリーにもぴったり。
天甘/降霖會議空間 Business Meetings 5階
天甘、降霖ふたつあるタイプの会議室です。よく見るとカーテンにも昔の台南の様子が描かれています。夜になるとよりくっきり浮かび上がるそうですよ。
甘願健身房 Fitness Center 6階24時間
台南グルメを満喫しすぎてしまったらここへ。24時間開いているのがうれしいですね。タオル、ミネラルウォーターのサービスもあり。
今日ここへ来る途中、以前この敷地にあった会社「台南紡織物」の門を通りました。年季が入っていて長い歴史を感じました。夢時代もこのホテルも建物は新しくなりましたが、台南の歴史や文化はいろいろな部分に表現され受け継がれているんだなぁとつくづく思ったナビなのでした。