【台湾旅行記】夏は海!台湾で唯一、サンゴ礁でできている島「小琉球」は「高雄」から2時間弱で到着できてアクセス抜群!

南国の島を感じたいなら大鵬湾国家風景区にある島「小琉球」へ!驚くほどの海の美しさに息をのむはずです♡

中澳沙灘 白沙港隣にあるビーチ

中澳沙灘 白沙港隣にあるビーチ

こんにちは、台北ナビです。

南国台湾を満喫したい、離島に行ってみたい、適度にアクセスが良い、こんな希望をかなえてくれるのが小琉球です。1年を通じ晴天の日が多く海水温度が年間平均25度。いつでも海に入れるんです。

【小琉球への行き方】ナビのおすすめはバス利用!

バス停留所の紹介はこんな感じ。参考にしてみてくださいね!

バス停留所の紹介はこんな感じ。参考にしてみてくださいね!

起点は高雄。高鉄(台湾新幹線)「左営」駅前のバスに乗車し、東港の東流線碼頭站(フェリーターミナル)まで約1時間、船に乗り約30分で到着です。港は白沙港(民間船2社)と大福漁港(公営船)の2つがありますので、どちらか選びます。

※台鉄とMRT(高雄メトロ)からも東港行のバスは出ていますが、フェリーターミナルまで直接行けるバスは、高鉄「左営」駅発の大鵬湾琉球線です。
高鐵「左営」駅とMRT(高雄メトロ)「左営」駅が連絡するエスカレーター前にバスターミナルがあります

高鐵「左営」駅とMRT(高雄メトロ)「左営」駅が連絡するエスカレーター前にバスターミナルがあります

バスのチケット売り場。エスカレーターを上がった踊り場にあります。交通系カード「悠遊カード(EasyCard)」「一卡通(iPASS)」があれば車内で清算できるので便利ですよ~!

バスのチケット売り場。エスカレーターを上がった踊り場にあります。交通系カード「悠遊カード(EasyCard)」「一卡通(iPASS)」があれば車内で清算できるので便利ですよ~!

いよいよ小琉球へ!フェリーに乗船して30分で到着♡

10時半に「左営」発のバスに乗り、11時半にフェリーターミナルに到着。その後あわただしく11時48分発の船に乗りました。往復225元(優待チケット)。小型船なので結構揺れる~。
東港のランドマークである赤塗進徳大橋

東港のランドマークである赤塗進徳大橋

フェリーターミナル

フェリーターミナル

高雄市小港区臨海工業区の石油コンビナートの煙突群・更に奥に高雄市街のビル群

高雄市小港区臨海工業区の石油コンビナートの煙突群・更に奥に高雄市街のビル群

船にはバイクもたくさんのっています

船にはバイクもたくさんのっています

客席

客席

約30分で小琉球・白沙港に到着しました。

台湾本土も暑かったけど、小琉球の陽射しはさらに暑い!ギラギラの夏の太陽の下、多くの観光客がごったがえす港から宿へと向かいました。今回の宿は白沙港から徒歩8分くらいの「好様的民宿」です。民宿の紹介は後ろのほうでしますね!
奥に見える港からスロープを上がり幹線道路に出ます

奥に見える港からスロープを上がり幹線道路に出ます

小琉球の地形を見てみよう!

左側が本島に近い北部

左側が本島に近い北部

ここで小琉球の地形を確認します。

高雄空港に入る手前で小琉球上空から撮影。平らな形でサンゴ礁からできた地形であることがよくわかります。

サンゴ礁の島のため、水が少ないことに加え近年の観光客増大を受けて慢性的に水不足です。はるばる台湾本土の牡丹貯水場から海底管を使って水を運んでいます。
島の北部 左側が本島にちかい白沙港

島の北部 左側が本島にちかい白沙港

白沙港待合所にある解説板

白沙港待合所にある解説板

写真とテキストで節水を訴えかけています

写真とテキストで節水を訴えかけています

島の交通はどうするの?

島内はバスが循環しています。多くの人は港近くのレンタルバイク屋さんでバイクをレンタルし島内を巡っていました。港近くのバイク屋さんの前から次々にブンブンとバイクが発進していきます。

ナビが到着した時間はちょうどお昼ごろ。ナビは台湾の運転免許がないことと、真夏の太陽の下、動き回るのはちょっと危険かな?と考え、夕方海に入り、港周辺の散歩に留めました。

島内を1周したい方はバスをおすすめしますよ!

もうひとつレンタルサイクリングという選択肢もありますのが、真夏の昼間は避けたほうが無難。別の季節にとっておきましょう。
バイク屋さんにはたくさんのお客様

バイク屋さんにはたくさんのお客様

暑さをものともせず、幹線道路にはたくさんのバイクが走っていました 暑さをものともせず

暑さをものともせず、幹線道路にはたくさんのバイクが走っていました 暑さをものともせず

サンゴ礁の海の美しさに感動!

家族連れも多い

家族連れも多い

6月末はすでに真夏の小琉球!ナビも宿から徒歩4分(近っ)の中澳沙灘(ビーチ)に海水浴に行きました。

シュノーケルを使い水の中を見ると海岸から5mほどの足が立つ場所にもサンゴがあります。カラフルで小さな熱帯魚も泳いでいて癒される~♡
ビーチ手前にある展望休憩所

ビーチ手前にある展望休憩所

対岸には台湾本土の山脈が南端の鵝鑾鼻岬まで続いているのが見えました

対岸には台湾本土の山脈が南端の鵝鑾鼻岬まで続いているのが見えました

ウミガメ生息スポット(提供:好様的民宿)

ウミガメ生息スポット(提供:好様的民宿)

小琉球はウミガメが多く生息する島としても有名です。

宿泊した民宿でいただいた地図にもウミガメの生息するスポットが記されています。2021年7月空撮では805匹のウミガメの上陸が観察されたと、観光局大鵬湾国家風景区管理処オフィシャルサイトに書いていましたよ!
暑い陽射しを避け、夕方から暗くなるくらいが海水浴に丁度良い気がします!

暑い陽射しを避け、夕方から暗くなるくらいが海水浴に丁度良い気がします!

花瓶岩のビーチにも行きました。岩が浸食され花瓶のような形になっています。海水浴やシュノーケルをする人々がいます。

ここもウミガメスポット。今回はウミガメを見る機会はなかったのですが、次回は見てみたいです。かなり普通に見られるらしいです。ただし、おさわりは禁止!かわいくて思わず触ってしまいそうになるそうですが、保護動物であるため罰金となります。お気をつけくださいね。
左が白沙港で、海上遠方に高雄のビル群と高雄85大樓(347m)!この近くにもウミガメがいるんですって!

左が白沙港で、海上遠方に高雄のビル群と高雄85大樓(347m)!この近くにもウミガメがいるんですって!

小琉球グルメも楽しまなきゃ!

短い滞在でしたが、美味しいものをいただきました。

お昼は宿から近い三民路にある「旺在来地食堂」の海鮮麺。
エビ・魚団子・ハマグリが入っていてダシは薄味。海鮮陽春麺と海鮮南瓜粿條(各小サイズ65元)をいただきました。
お店の前。店内でも食べられますがテイクアウトのお客さまも多かったです

お店の前。店内でも食べられますがテイクアウトのお客さまも多かったです

カボチャ入り粿條麺。海鮮具たくさん~。魚のすり身団子が特においしかった!

カボチャ入り粿條麺。海鮮具たくさん~。魚のすり身団子が特においしかった!

奥は鬼頭刀(シイラ)炒飯(鬼頭刀は大海を回遊しながら飛魚をエサにする魚で主に台東の海で漁獲されます)

奥は鬼頭刀(シイラ)炒飯(鬼頭刀は大海を回遊しながら飛魚をエサにする魚で主に台東の海で漁獲されます)

夕食は白沙港近くの中山路周辺の繁華街の一角にあった小吃「高記」にて。

ここで新鮮な黒マグロのお刺身に遭遇!まさか小琉球で黒マグロがいただけるとは。濃厚な味を堪能。毎年4月~6月、バシ―海峡に黒マグロが産卵のためにやってくる。一番おいしい時期なんです。

店内に貼ってあるメニュー「蜂巣蝦」も挑戦しましたよ~。
看板メニューの蜂巣蝦。蝦とバリバリの衣をおいしく食べ始めましたが、量が多いので、最後は少し脂っこく感じてしまいました。このお料理は大人数で注文して少量を食べるのが一番おいしく感じられるのかも!

看板メニューの蜂巣蝦。蝦とバリバリの衣をおいしく食べ始めましたが、量が多いので、最後は少し脂っこく感じてしまいました。このお料理は大人数で注文して少量を食べるのが一番おいしく感じられるのかも!

もちろん、お菓子も欠かせません。ナビが気に入ったのは小琉球でよく見るお菓子「麻花捲」。『かりんとう』のような味わいです。お店によって味や形が若干違うようです。

ナビが民宿でいただいた「麻花捲」はかりんとうよりあっさりしてあまり甘くなくて、ナビ好み♡
フロントに置いてあった麻花捲

フロントに置いてあった麻花捲

「麻花捲」の看板を道路で何度も見かけました

「麻花捲」の看板を道路で何度も見かけました

民宿ならではの良さは地元の方とのふれあい

好様的民宿

好様的民宿

今回ナビがお世話になった「好様的民宿」は、アクセスの良さで決めましたが、民宿の良さを感じることができました。個人的には洗濯機が自由に使えたのが助かりました。

ご主人の李峰福さんは、旅行者とお話することが大好きな好奇心旺盛な方。ご先祖は200年も前から小琉球に住んでおられる古い家です。

かつてはマグロなどの漁で生計を立てていたそうです。ただ、今は若い人たちがあまり漁をしなくなったと、少し寂し気におっしゃっていました。
李峰福さん

李峰福さん

食事はついていないのですが、外の夕食から帰ると冷蔵庫にデザートのグアバ、朝はバナナとゆで卵が用意されていました。こうした心遣いもありがたかったです。お茶やコーヒーもフロントコーナーで自由に飲めるのが◎。部屋も簡素で清潔だから、申し分なし!

民宿は、地元の方と触れ合える良い機会ですね。自由度が高いのもナビの旅行のスタイルに合っていたので、次もどこか地方の民宿に泊まってみたくなりました。
フロント前のテーブルに用意されていた朝ごはんや飲み物

フロント前のテーブルに用意されていた朝ごはんや飲み物

隣の部屋には数台のテーブルがあり、ここで自由に食事がとれます

隣の部屋には数台のテーブルがあり、ここで自由に食事がとれます

小琉球でしか見られない絶景

最後に、期せずして出会えた絶景をご紹介します。

小琉球はサンゴ礁の島なので高い山などありません。しかし少し盛り上がっている中央部まで夕方散歩しました。

海近くの道から数百m登り坂を歩き、元来た道を下るとき、台湾本土の北大武山(3092m)が夕闇の中、海から立ち上がるように見えました。下には雲、さらに下には高雄方面の町並みも見えました。

「絶景かな~」

明るい小琉球

白沙港のフェリー乗り場

白沙港のフェリー乗り場

島というのは、どこかロマンを感じさせます。

小琉球は多くの魅力を持つ島です。マリンスポーツだけではなく、ゆったりと景色を楽しみ、美味しいものを食べ、地元の人との距離の近さを感じます。

そして晴天が多いことも魅力の一つ。明るい小琉球に是非行ってください!
【台湾旅行記】夏は海!台湾で唯一、サンゴ礁でできている島「小琉球」は「高雄」から2時間弱で到着できてアクセス抜群! 小琉球 離島 黒マグロ 海水浴 サンゴ礁の島 ウミガメ シュノーケル 台湾離島 旅行記 台湾旅行記 本マグロ サンゴ礁 台湾旅行台湾グルメ ジャスミンの花 島内あちこちに咲いていました

ジャスミンの花 島内あちこちに咲いていました

以上、台湾の自然大好き台北ナビ(木村明惠)でした。
(取材日:2023年6月24日~6月25日)

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2023-08-01

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