台湾で広く信仰されている女神・媽祖。航海や漁業の守り神して、今ではそれ以外にもな~んでもご利益があると台湾の至る所には媽祖廟が建てられ、大切に祀られています。
台湾の馬祖諸島には実在したとされる媽祖、本名・林黙娘の亡骸が安置されている「媽祖天后宮」もあるんですよ。
そんな「媽祖天后宮」からほど近い場所にあるのが、「媽祖巨神像」です。
高さ28.8mのこの媽祖像は2009年に10年の月日をかけて完成しました。馬祖列島を形成する最古の岩石・花崗岩を365個を使用し、「365日平安でありますように」との願いが込められているそうです。
この像を拝む前には「祈福坑道」と呼ばれる長~いトンネルを抜けていく必要が。
狭く長ーい坑道。今は明るく照らされ華やかに。
途中、兵隊さんらが休息時に使われていたと思われるベッド状のスペースもありました。
長ーいトンネルが終わりに近づいたころ、見えたのが……お神輿?
台湾では媽祖像が街中を練り歩く「繞境(ラオジン)」というお祭りがありますが、媽祖様が担がれたお神輿の下をくぐると願いが叶うと言われています。ここに来れば、いつでもそんなお祭りの情景を体感できるというわけ。
ナビもくぐって健康と平和と金運アップの願掛けをしておきましたー!媽祖様、お願いです~!
その向こうに船に乗った巨神像が見えてきます。やっと着いたー!
ここからの景色は最高ー!
足下には船も見えました。
「媽祖巨神像」は小高い山の上にあります。体力を蓄えて会いに来てください!売店や自販機はないので、水筒持参で来ることをおすすめします。また、夏には日焼け対策を、冬には風よけ(防寒)対策をお忘れなく!