台北のハズせない観光スポット、北投温泉。MRTで気軽に訪れることのできる温泉地ですが、それも日本統治時代に鉄路が敷かれ、「新北投乗降所」が開業したおかげなのかもしれません。
長い月日と共に、その駅舎はさまざまな歴史を背負ってきました。MRTの開業に伴う廃駅とアミューズメント施設への移築、その後、元の場所に再移築されて資料館として再スタート……。いつの時代も台湾の人たちに大切に守られてきたのです。
そして2021年、落成から105年目を迎えた駅舎は、変わらず台湾の人たちに愛され続けています。~4/11まで105周年のアニバーサリーを記念した特別展「驛・百年」&105才のお誕生日を記念したイベント「驛起過百年Action!」が開催中です。
初日は北投にゆかりある多くの著名人が参加して、オープニングセレモニーが盛大に行われました。地元の商店や小学生も招待されていましたよ。
それでは、切符にはさみを入れてもらったら、駅舎の中へ入ってみましょう!
特別展「驛・百年」は、これまでの移築や再建の歴史を、最新技術と組み合せて紹介しています。
出口から出てみると……昔の乗車場が再現されていました。ホームに線路、そしてかつての列車も展示されています。そうか、昔はこんな風に駅舎からホームへ行ったのね。
車内には別の展示、「月台日子」がありました。昨年の特別展のものかな?レトロな雰囲気の中、日本統治時代の鉄路の紹介や北投ならではの文化の解説が。
通常線路への立ち入りは厳禁ですが、ここの線路は大丈夫!線路の上で記念撮影なんて素敵じゃないですか!
さらに駅舎前で足湯ならぬ「手湯」を発見!温泉に浸からずとも、湯の効能を手軽に体験できちゃうなんてうれしい♪
週末を中心に各種イベントが開催されています。特にチェックしたいのが、映画上映&座談会です。かつて「北投ハリウッド」と呼ばれたほど、映画のロケも盛んに行われていた北投。懐かしい北投の姿をスクリーンのを通して見てみましょう。
イベント期間中は、新北投車站だけでなく近隣の施設(北投梅庭、北投中心新村)でも毎日限定のプレゼントを配布しているとか。一緒に足を延ばしてみませんか?詳細は下記ウェブサイトかフェイスブックをご覧ください。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2021-04-06
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