ヨーロッパの香り漂う、あの「奇美博物館」にて、新しい特別展「有影無影? 影子魔幻展」が始まりました。
名前の通り、テーマは影。
開幕前夜には、博物館関係者や参加アーティストたちが集い、お披露目会が行われました。
いつも表舞台に立つ光とは対照的な影が、ここぞとばかりにスポットを浴びる、ちょっとユニークな展示。
国内外から集まった15組のアーティストたちによって、影は自由自在に操られ、個性豊かな作品へと姿を変えます。
ほの暗い会場は、神秘的な雰囲気。
影絵で遊べるコーナーがあったり、18禁の展示スペースがあったりと、大人から子供までが楽しめるよう工夫されています。
こちらは、Rashad Alakbarov氏の「東方西方」という作品。
一方から光を当てると高層ビル群が映し出されるのに対し、別の角度から光を当てると、モスクの屋根が浮かび上がるという不思議な作品です。
こちらは、ある場所から見ると「Thoughtless」という文字が見えます。
もう少し後ろかな…?Fred Eerdekens氏作。
日本からも2名のアーティストが参加しています。
こちらは、横顔のシルエットが浮かび上がる山下工美さんの作品。
摺紙(折り紙)という作品にも、1枚一枚の右側に横顔のシルエットが…!
見つけた時、うれしくなってしまいました。
桑久保良太さんのブースでは、ライト付きのジオラマ電車が走行しています。
文具など身近なものが、線路横に並べられ、刻々と変わっていく風景を映し出している作品です。
他にもユニークな作品がいろいろ。展示期間は、来年2020年6月2日までです。
チケットは300元ですが、 常設展とセットになったお得なチケットや、学生やお年寄りの割引券もありますので、詳しくは「奇美博物館」の公式サイト(https://www.chimeimuseum.org)をご覧ください