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ひっそりとたたずむ平渓線の駅 趣だけがあります

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台湾鉄道のローカル線・平渓線の中で最も乗降客数の少ない駅が望古駅です。開業は比較的新しい1972年。片面ホームがある1面1線の単純構造の無人駅となっています。当初は駅の近くに慶和炭坑と呼ばれる炭坑があったため慶和駅と名づけられ、石炭搬出で賑わいましたが、その後炭坑が閉鎖されると利用は減少。駅名も地名である望古駅に改められ、今に至ります。
駅周辺は平渓のほかの地区に比べると後になって開拓が進められた場所で、元々ここに住む人は多くありませんでした。特に炭坑が閉鎖されてからの衰退は顕著で、駅前には廃墟がならび、民家や商店はありません。ただ、望古の滝の最寄り駅のほか、約1時間で平渓にたどり着けるハイキングロードの玄関口になっていて、行楽客の利用があります。また、すぐ近くには炭坑があった際に利用されたつり橋の遺構が残っています。
そんな中、駅の前を流れる基隆河では、地元の人たちによってボートを使った川下りが計画されていて、賑わいを取り戻そうとする動きがあります。今後の動向に注目です。

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2018-02-14

スポット更新日:2018-01-26

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