欣采民宿(嘉義県)

古い建物を大胆にリノベーションした茶室でまったりと

嘉義県の景勝地阿里山にある阿里山森林鉄道の「奮起湖」駅から車で約20分。阿里山渓に注ぐ支流が流れる谷にある民宿が「欣采民宿」です。途中、幹線道路から谷底へ向かう生活道路を走るのですが、生い茂る草木をかき分けるように進んで行き、ジャングルクルーズ感が味わえます。
民宿自体はオーナーの許建智さんの父親が自宅を改築したもので、阿里山で暮らす人々の生活に触れられます。
許さん一家は元々林業に携わっていましたが、その後お茶農家となり製茶工場も経営。おいしいお茶を多くの宿泊客に知ってもらおうと、民宿の建物の裏手にはかつては豚舎だった建物を大胆にリノベーションした茶室があります。許さんの奥さん、陳秋君さんもお茶に詳しく、「茶席」と呼ばれる比較的正式な作法でもてなしてくれます。日本の茶道とは違ったお茶の楽しみ方を知ることができますよ。自家製の高山茶も販売しているので、お土産にしてもいいでしょう。
客室は木の温もりが漂う落ち着いた作りで、宿泊施設というよりも、別荘のような心地よさがあります。古い建物を改築しているので、若干の痛みは目についてしまいますが、清潔に保たれています。
交通アクセスについては鉄道やバスで奮起湖まで来れば、許さんたちが迎えに来てくれますよ。