古民家1棟に住むように泊まれる素敵体験ができる民宿です
こんにちは、台北ナビです。
独特の文化と歴史を持ち、台湾の京都と呼ばれて台湾リピーターの間で注目が高まっている台南。時間がゆっくり流れているように感じられる落ち着いた街並みと台南に暮らす人の心の温かさにはまってしまう人もいらっしゃることでしょう。「台南に住んでみたい」と思った方、ぜひ古民家を改造した民宿に宿泊なさることをおすすめします。
今回ご紹介する「屎溝墘客廳」は、2階建ての古民家をまるごと貸し切れてしまうスペシャルな民宿。住宅街にある細い路地の中にひっそりとたたずみ、台南の市街地に暮らすように泊まれる、とっておきの気分が味わえます。今回はその魅力をしっかりとご紹介しますよ。
オーナーの思い出がたくさん詰まった家
そもそもこの屎溝墘客廳は、オーナーである蔡さんの実家。民宿を開く前は約20年近く空き家だったのですが、「自分の慣れ親しんだ場所を、多くの人に知ってもらいたい」との思いからリフォームして民宿を開いたんだそう。
屎溝墘という名前は、家の後ろを流れていたドブ川の名称。日本統治時代中期には埋め立てられてしまって、今残っているのは名称だけですのでご安心を。ただ、この名前を取ってみても、ここがそれだけ歴史ある場所で、時代の移り変わりを見届けてきた古民家であることが分かります。
広々としたリビングで悠々自適な時間を
天気の良い日は日光が差し込み、柔らかい雰囲気に包まれるリビング
寝室は布団とベッドが置かれているだけなので、大きな荷物を整理したりくつろぐ時には1階のリビングが中心になります。ただ、よくある古民家改造の民宿と違い、別の宿泊客がいない完全なプライベート空間なので、誰にも邪魔されずに思い思いの時間を過ごせるのは嬉しい限り。家族連れでも女性だけのグループでも、安心して泊まれますよね。
水回りはとっても清潔にされています。シャンプーやボディソープ、タオル、歯ブラシなどのアメニティは各自準備してくださいね。
畳敷きの寝室。屋根裏部屋のようなワクワク感があります
2人から宿泊できますが、最高6人での宿泊も可能です。寝室は2部屋あり、中2階で4人分のベッドがある洋室と2階の畳敷きの和室です。宿泊する人の好みやニーズに合わせて選べます。連泊する時にはどちらでも寝てみるという贅沢な使い方ができるのも貸し切りならではです。
民宿の近くにはグルメスポットの海安路、国華街があるほか、清朝の時代に建設された城門の兌悦門、カフェや雑貨店の立ち並ぶ神農街も徒歩圏内。街歩きにとっても便利です。台南駅へはタクシーで10分弱。ぜひ素敵体験を味わってくださいね。
以上台北ナビがお伝えしました。