馥森 梧桐墅

Fusen Wútong Restaurant馥森梧桐墅

閉店・移転、情報の修正などの報告

自然豊かな台北の秘境レストランで、食と芸術が出逢う癒しの時間を体験!烏來のあの有名ホテルグループがプロデュース!

こんにちは、台北ナビです。

突然ですが、みなさんは普段、時間やスマホ、仕事や家庭のこと……いろいろなことにいつも追われて、落ち着く暇がない。そんな風に感じることはありませんか?ナビはよくそう感じるのですが、いつもの生活の中だと、どうもうまくリフレッシュできない。そんな人にぜひ体験してもらいたいのが、今回紹介するレストラン「馥森梧桐墅」です。

場所は、街の喧騒から離れた山の上。どこを見ても絵になる芸術的な店内で無国籍料理を提供している、今大注目の新レストランです。

ちょっと足を延ばせば別世界!自然の中に佇むレストラン

「馥森梧桐墅」は、烏來で有名なリゾートホテル「馥蘭朵烏來度假酒店 (ボランドウーライ)」を経営するグループが手掛けるレストランです。ボランドウーライといえば、木村拓哉さんが出演した観光署のCMでも有名で、癒しの空間を演出するのがとっても上手。そこの系列のレストランと聞くと、期待値も上がります!
MRT「木柵駅」または「七張駅」が最寄り駅の新レストラン「馥森梧桐墅」

MRT「木柵駅」または「七張駅」が最寄り駅の新レストラン「馥森梧桐墅」

さて、その「馥森梧桐墅」があるのは、ちょっと珍しい場所です。最寄り駅はMRT「木柵」駅か「七張」駅で、そこからタクシーで15分ほど。今回は「七張」駅から向かったのですが、出口1を出たらすぐにタクシー乗り場があるので、とっても便利でした。途中看板もあるので確認しながら山を上っていき、オブジェのようなお店の門をくぐっていった先に、レストランがあります。
駅からタクシー15分でたどり着ける、自然に囲まれた環境

駅からタクシー15分でたどり着ける、自然に囲まれた環境

車を降りるとすっかり自然に囲まれていて、鳥の声も聞こえてきます。お店の入り口ではスタッフさんたちが迎えてくれ、靴は脱いで入るスタイル。自分のうちに帰って来たようにリラックスしてほしい、という意味があるそうです。一体どんなお店なのか⁈ドキドキしますね!

ウェルカムティーと癒しの音色がおもてなし

フラワーアーティストがデザインした天井の装飾が印象的な空間

フラワーアーティストがデザインした天井の装飾が印象的な空間

お店にはいると、まず目に入ってくるのが、天井の装飾。台湾人フラワーアーティストの朱永安さんがデザインした、鳳凰の羽をイメージした装飾です。約3万枚のバラの花びらを使った装飾で、ゆらゆらと揺れたり光を反射したりして、まるで異世界の雰囲気。ここで、スタッフの女性が空霊鼓という楽器を演奏してくれるのですが、ぽわん……ぽわん……と言う何とも優しい音色で、一気に肩の力が抜けるよう。
空霊鼓の不思議な音色と、美味しい台湾茶が迎えてくれます 空霊鼓の不思議な音色と、美味しい台湾茶が迎えてくれます

空霊鼓の不思議な音色と、美味しい台湾茶が迎えてくれます

そのあとウェルカムドリンクの温かい台湾茶を、乾杯していただきます。この日は春にふさわしい「四季春茶」でした。装飾に音楽、温かいお茶……というこの最初の演出で、せわしない外の世界から、すっかり別の空間に来たような気分に♡
楽器に興味があったら遠慮せずに気軽に体験すべし♡ 楽器に興味があったら遠慮せずに気軽に体験すべし♡

楽器に興味があったら遠慮せずに気軽に体験すべし♡

最後には楽器を体験させてもらえるとのことで、ナビもやってみました!この楽器、不思議なことに、どの順番でたたいても、綺麗なメロディになるんです。なので変な音が出ちゃった!となる心配もなし。ぜひ体験してみてください。

二階へあがると、フォトジェニックがすぎる!な空間が広がります

美しすぎる「梧桐墅」のお食事スペース

美しすぎる「梧桐墅」のお食事スペース

螺旋階段を上って2階へ行くと、お食事スペースがあります。天井には先ほどの鳳凰の装飾、床は畳になっているのですが、最も目を引くのが大きな窓に映った外の景色。更にその景色が黒い机に反射して、建物の外と中が一体化したような雰囲気に。思わずあちこち写真を撮りたくなる美しさです!
テーブルに映り込む外の景色

テーブルに映り込む外の景色

店内はどこを撮っても絵になります

店内はどこを撮っても絵になります

1階から2階にかけて続く装飾は、まるで滝のよう

1階から2階にかけて続く装飾は、まるで滝のよう

美しく並べられたお皿とお品書き。下に敷かれた紙の文字はスタッフの女性が書いたというから驚き!各所に生けられているお花も素敵 美しく並べられたお皿とお品書き。下に敷かれた紙の文字はスタッフの女性が書いたというから驚き!各所に生けられているお花も素敵

美しく並べられたお皿とお品書き。下に敷かれた紙の文字はスタッフの女性が書いたというから驚き!各所に生けられているお花も素敵

伝統的な畳や生け花と、モダンな装飾が、うまく共存しています

伝統的な畳や生け花と、モダンな装飾が、うまく共存しています

階段横の壁にも装飾の反射が映し出されて、幻想的。自分なりのフォトスポットを探してみて

階段横の壁にも装飾の反射が映し出されて、幻想的。自分なりのフォトスポットを探してみて

おまかせコースの料理は驚きがいっぱい~前編~

「馥森梧桐墅」のお料理は無国籍料理。おまかせのコースのみで、前菜、サラダ、メイン、スープ、デザートなどの10品、お値段はひとり1980元です。コースの内容は季節によって変わり、全体的に優しいお味なのですが、盛り付けや演出に工夫がいっぱい!

それでは早速ご紹介します!
ドリンクはまずミネラルウォーターか炭酸水を選びます(ひとり100元)。ほか、ワインやシャンパンもあるのでお好みで追加して。
コースの前菜は4品

コースの前菜は4品

前菜は4品で、黒米スープ、蟹肉のきゅうり巻き、カラスミチーズ、ワンタン揚げ。中でも、スープは24時間に浸水させて不要なデンプンを取り除いていた黒米に野菜スープを加えたもので、サラサラなのに香り豊かな、繊細なお味。台湾だと黒米を甘くしてデザートとして食べることが多いので、これは新鮮な味でした!
陶器も美しい黒米のスープと、ワンタンの皮揚げ

陶器も美しい黒米のスープと、ワンタンの皮揚げ

カラスミチーズは日本人観光客にとっては嬉しい一品♪ カラスミチーズは日本人観光客にとっては嬉しい一品♪

カラスミチーズは日本人観光客にとっては嬉しい一品♪

蟹肉は風味豊かでありながらさっぱり、濃厚なカラスミチーズはチーズの中のナッツの食感も楽しい一品。前菜から色んな味と温度、食感に出合えて、味覚が研ぎ澄まされていくようです。
自家製パンと鉄観音茶風味のバター

自家製パンと鉄観音茶風味のバター

何とも可愛らしいルックスのパンは、お店で手作り。焼き立てで温かいものが運ばれてきます。外はカリカリ、中はぎっしりだけどふわふわ。バターは鉄観音茶が隠し味というのも珍しい!ほのかにお茶の香りがする、上品なお味です。
新鮮な野菜がたっぷりのサラダ

新鮮な野菜がたっぷりのサラダ

サラダは、まるでお皿の上に花園が現れたかのような華やかさ。じゃがいものペーストの上に、真空低溫烹調法で下調理した野菜や、エディブルフラワーがのっています。
色とりどりの野菜とエディブルフラワーが可愛い♪

色とりどりの野菜とエディブルフラワーが可愛い♪

味付けにはオレンジ風味のドレッシングと、ポルチーニのパウダー。この日は旬のアイスプラントもあり、どの野菜もすごく新鮮で、とてもおいしかったです♪
海鮮ソースの茶碗蒸し

海鮮ソースの茶碗蒸し

お次は茶碗蒸しと海鮮ソースのお料理。ソースには高級魚のカラチョウザメや、海老、イカが使われています。カラチョウザメとは、かなり昔から生息している古代魚で、中国では保護対象になっているレアなお魚です!サメと名前についていますが一般的なサメとは別物で、油が少なくコラーゲンが豊富なんだそう。
高級魚のカラチョウザメなど、海の幸の旨みがたっぷり

高級魚のカラチョウザメなど、海の幸の旨みがたっぷり

また、ソースには中国語で恋人の涙を意味する「情人的眼淚」というトロトロの藻も入っています。台湾では原住民料理で見かける食材ですが、日本では「イシクラゲ」というそう。卵と牛乳で作られた茶碗蒸しはさっぱりしていて、濃厚な海鮮ソースによく合いますよ。
とってもユニークな、お口直しのシャーベット

とってもユニークな、お口直しのシャーベット

濃厚な茶碗蒸しの後は、お口をさっぱりさせるためのシャーベット!これが、写真の通り、もくもくと蒸気が噴き出した急須にのって出てきます。
烏龍茶と柑橘の風味でとってもさわやか。蒸気がでているうちがシャッターチャンス!

烏龍茶と柑橘の風味でとってもさわやか。蒸気がでているうちがシャッターチャンス!

烏龍茶と日本の金柑に似た果物のフレーバーで、とってもさわやか!蒸気の正体はドライアイスで、よく見ると、シャーベットは急須の蓋をひっくり返したところに載っています。アイデアがすごい!
メインのハーブチキンはしっかりボリューム

メインのハーブチキンはしっかりボリューム

お次はメイン。ハーブがしっかり効いた、とびきりジューシーなチキンです。聞くと、春雞といってまだ成熟していない子どもの鶏で、お肉が柔らかいのが特徴なのだそう。

添えられた黒米は粉チーズがかかっていて、もちもちプチプチの食感。前菜に出てきた黒米のスープとは全然違って面白いです♪野菜もひとつひとつ丁寧に調理されていて、中でもかぼちゃがホクホクでおいしい!台湾のかぼちゃは水っぽいものが多いのですが、これにはかぼちゃにうるさいナビも大喜びでした。

食事の合間のセレモニーでリフレッシュ

もうお腹がふくれてきた……となったところで、セレモニーの時間がやってきました。ここが「馥森梧桐墅」がほかのレストランとは一味違うところ。まずはスタッフが、不思議な楽器を奏でながら、歩いてきました。これは海浪鼓という、砂と豆の入った楽器で、名前の通り波のような音がします。
お茶のセレモニーが食事の間にあるのは、「梧桐墅」ならでは お茶のセレモニーが食事の間にあるのは、「梧桐墅」ならでは

お茶のセレモニーが食事の間にあるのは、「梧桐墅」ならでは

次に、お茶をいれるセレモニーが始まります。スタッフの女性がお茶をいれながら美しく舞い始めましたが、よく見るとその女性はさきほどまでナビに食事を運んでくれていたスタッフの方です!後からお店に聞くと、「馥森梧桐墅」は、グループの芸術部門の方たちが、食事のサーブもする、という初めての店舗なんだそう。この、食とアートが自由に行き来する世界こそ、「馥森梧桐墅」の醍醐味なんです。
海浪鼓や木の風鈴など、いろんな楽器に出会えちゃう 海浪鼓や木の風鈴など、いろんな楽器に出会えちゃう

海浪鼓や木の風鈴など、いろんな楽器に出会えちゃう

お茶を飲み終わったら、さきほどの海浪鼓や、セレモニーで使われた木製の風鈴を体験させてもらえます。特に風鈴はとても素敵な音色で、ナビもとりこに!思わず色々聞いてみると、フランス人アーティストの作品だそうで、お店で購入することもできるそうです!
台湾に来たら外せない台湾茶が飲めるのも嬉しい

台湾に来たら外せない台湾茶が飲めるのも嬉しい

おまかせコースの料理は驚きがいっぱい~後編~

席に戻るとあら不思議、もっと食べられるぞ、という気分に。お店のパフォーマンスは、基本的に主食のあとに設定されているのですが、これはお腹の休憩の意味もあるそう。なるほど、効果てきめんです!(食べるスピードによって多少前後することも予想されます)
蓮の葉に包まれたチャーハン

蓮の葉に包まれたチャーハン

運ばれてきたのは、大きな蓮の葉に包まれた、チャーハン。葉を開けると、蓮のいい香りがふわっと広がります。チャーハンはまずお米を炒め、次に葉で包んで蒸しているそう。
海鮮あんかけをかけて混ぜたらいただきます!

海鮮あんかけをかけて混ぜたらいただきます!

海鮮あんかけには、アワビ、海老、なまこ、細かく割いたホタテなどが入っていて、これをチャーハンにかけて混ぜていただく、広東風チャーハンです。お米一粒一粒がもちもちとしっかりしていて、あんかけに負けない存在感◎おいしくてぺろっと完食です。
鶏とココナッツの旨みが溢れるスープ

鶏とココナッツの旨みが溢れるスープ

お食事の最後は、チキンスープ。鶏のスープは台湾では定番ですが、一味違うのが、ココナッツの実が入っていること。肉厚のココナッツによってスープに一層深みが出て、飲めば飲むほどおいしいんです。お肉はとっても柔らかく、骨からぽろぽろ取れちゃいます。
自家製のスイーツたち

自家製のスイーツたち

食後のデザートは2種類。
ひとつは東方美人茶のクッキー、梅酒ゼリー、緑豆糕のセットです。全てお店で手作りというのもすごいし、見た目も可愛いですよね♪
デザートのもうひとつは、驚きの演出の杏仁豆腐!

デザートのもうひとつは、驚きの演出の杏仁豆腐!

もうひとつはいうと……ん⁇習字のセット…?いえいえ、実はこれ、杏仁豆腐が隠されているんです。こんな杏仁豆腐見たことない!と在台10数年のナビカメラマンも驚き!
ドライフルーツがのった杏仁豆腐は、濃厚な本物のお味 ドライフルーツがのった杏仁豆腐は、濃厚な本物のお味

ドライフルーツがのった杏仁豆腐は、濃厚な本物のお味

杏仁豆腐の上にはカラフルなドライフルーツも散りばめられて、美しい!お味はというと、本物の杏仁で作られているだけに、ドライフルーツにも負けない風味の豊かさです。悲しいことに巷では杏仁と名を打ちながらも実際には杏仁が入っていない、なんてこともあるのです。お店のは、食べてみたら分かる本物の味ですよ!
食事、楽器、お茶、習字と、色々な楽しみを提供してくれます

食事、楽器、お茶、習字と、色々な楽しみを提供してくれます

食べ終わったらお習字の時間です!小中学生の時を思い出すかも?

別邸では、大自然に囲まれたお茶会も

実はこちらでは台湾茶のお茶会もやっています。場所はレストランを出て、外にある小さな別邸の中。山を下に降りていく小径を、看板を頼りに進んでいくと辿り着きます。
お茶会ができる別邸へ続く道

お茶会ができる別邸へ続く道

自然に囲まれたこの場所で台湾茶を楽しみませんか? 自然に囲まれたこの場所で台湾茶を楽しみませんか?

自然に囲まれたこの場所で台湾茶を楽しみませんか?

お茶会はお茶の先生がついてくれて、説明を交えながら、お茶をいれてくれるそう。建物の周りにあるのは木々だけ。こんな環境でお茶会できる場所は台湾でもなかなかありません。天気がよければ、木々の間から台北の街も見えますよ。
木々の向こうには台北の街が。晴れていたらもっと素敵な景色のはず! 木々の向こうには台北の街が。晴れていたらもっと素敵な景色のはず!

木々の向こうには台北の街が。晴れていたらもっと素敵な景色のはず!

都会を離れ、お店ならではの癒しの時間を満喫して

「馥森梧桐墅」の営業は昼と夜のみ。昼のコースは11:30~、夜は17:30~です。1階には貸し切りの部屋もあります(4、6、10人用の3種類)。苦手な食材があれば事前に相談も可能です。利用する際は日本語予約は台北ナビよりどうぞ!

↓↓ご予約リンク↓↓
無国籍創作料理を始め、様々な体験もできる新レストラン「梧桐墅」

無国籍創作料理を始め、様々な体験もできる新レストラン「梧桐墅」

食べるだけじゃない、「馥森梧桐墅」の食事体験。非日常的な空間で、肩の力を抜いて。食とアートが織りなすエンターテイメントを、五感をフルに使って楽しんでください。きっと、台湾旅行の特別な思い出になりますよ。

以上、台北ナビでした。

記事登録日:2024-05-31

ページTOPへ▲

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2024-05-31

チェックイン日
宿泊数
部屋数 部屋1 大人 子供